ノアから、ドイツ・Burmester(ブルメスター)のステレオパワーアンプの新製品「218」が、3月1日に発売される。価格は¥7,150,000(税込)。

画像1: ブルメスター、フラッグシップの技術を搭載したステレオパワーアンプ「218」を、3月1日に発売。715万円!
画像2: ブルメスター、フラッグシップの技術を搭載したステレオパワーアンプ「218」を、3月1日に発売。715万円!

 218は、同ブランドのステレオパワーアンプ「216」(2022年発売)の設計コンセプトをベースに、電源部や出力部を強化することで、大型スピーカーを容易に駆動するドライヴ力を備えた製品となる。

 今回発表の218は、2021年に発売された同ブランドのフラッグシップとなるモノーラルパワーアンプ「159」の開発の過程で得られた新技術を踏襲して製品化された、先述の216、そこに使用された各パーツ群をグレードアップし、さらにBurmesterが創業40年間に培った技術と経験を活かして開発された、新たなリファレンスとなる製品だ。

 本機に搭載されるリニア電源には、159の開発過程で確立された独自の最新技術が組み込まれている。それは、リニア電源特有の「電源投入から本来のポテンシャルを発揮するまでに必要な一定の加熱時間(ウォームアップ・フェーズ)」を最短とし、『静止電流を加熱段階においても非常に正確な温度測定に基づき調整し、わずか数分後に最適化された動作点に到達し、最高のパフォーマンスの発揮が可能』」となる回路技術だ

画像3: ブルメスター、フラッグシップの技術を搭載したステレオパワーアンプ「218」を、3月1日に発売。715万円!

 さらに、最適化された動作点が維持され続けるように、出力素子の温度を電圧によって検出しリアルタイムでフィードバックさせる制御方法を確立し、このプロセスを、主な音楽信号の可聴周波数帯域外である高周波伝送にて動作させる回路も開発することで、パワーアンプ部の熱接続の最適なコントロールを可能とし、ヒートシンクの熱容量と静止電流の最適化、ウォームアップフェーズ時間の短縮により、安定したブルメスターサウンドを実現した、としている。

 なお、排熱についても159で採用した独自の設計が踏襲されており、出力段とハウジング外周部を熱伝導率の高い銅製ヒートパイプで連結させることで、出力段の発熱をハウジングに逃がし、同時に、外周に備えるヒートシンクにより効率的に熱を排出することが可能。さらに、ハウジング底面にはパンチング、背面にはスリットによる通気口を備え、冷却ファンがなくても、ハウジング全体によるクーリングを実現している。これらの機構によって、出力段と電源部は常に最適な温度で動作し、熱損失による電力ロスを抑制でき、各パーツの動作効率を向上させられようになっている。

 また、本機を2台組み合わせ、専用アダプター(別売)を使用することで、モノーラル(ブリッジ)、またはバイアンプ駆動も可能となり、よりダイナミックな音楽再生、空間の再現性の向上、楽器の定位感の明瞭さアップなどの恩恵を受けられるようにもなる。

 出力段については、片ch 4パラレル・プッシュプルによる合計16個のパワー・トランジスタ構成を採用。大型のスピーカーもストレスなく制御する強力なドライヴ能力を備えている。

 電源部は、静電容量220,000uF、電源容量640VAと、216に比べて強化。主要電源部にはカスタムメイド・フィルタ・コンデンサーを搭載する。大型カスタムメイド・トロイダル・トランスについては、全体を金属製カバーで覆うことで、磁気シールド対策にも万全を期している。

大型カスタムメイド・トロイダル・トランス

 また、出力段の前段には、電圧変動に影響を受けないよう、独立した電源部を搭載している。

218の主な仕様
型式:ステレオパワーアンプ(A/B級)
入力系統:バランス(XLR)×1(3番HOT)
出力系統:スピーカー×1(Yラグ、バナナプラグ両対応)
入力インピーダンス:【バランス】1.9kΩ、【アンバランス】12kΩ
定格出力:【ステレオ】275W+275W(4Ω)、【モノラル(ブリッジ)】785W(4Ω)
ダンピングファクター:1,500以上(100Hz / 4Ω)
周波数特性:5Hz~180kHz(-3dB)
S/N比:107dB以上(20Hz~20kHz)
全高調波歪率:0.0097%以下(1kHz / 50W / 4Ω)
入力感度:770mV(1% THD+N,4Ω)
ゲイン:【ステレオ】34.2dB、【モノラル】40.2dB
消費電力:電源ON無信号時 65W、最大1,620W
寸法(突起部含まず):W496×D479×H216mm
質量:42kg

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