エミライは、FiiOのオーディオストリーマー「R7」を本日(2月3日)発売した。市場想定価格は¥112,200前後。

 R7は昨年12月に開催された「ポタフェス2022冬」で参考出品されていたモデルで、DAC、ヘッドホンアンプ、プリアンプ、トランスミッター、そしてメディア再生機能を集約した、デスクトップオーディオストリーマーだ。

画像1: FiiOの万能オーディオストリーマー「R7」が市場想定価格¥112,200で発売。多彩なオーディオ機能をコンパクトなボディに集約

 豊富な入出力系統や動作モード、ネットワーク接続機能を備えているため、スタンドアローンでの動作だけではなく、様々なオーディオ機器と組み合わせて使用可能となっている。また、前面の大型タッチスクリーンによって、内蔵された音楽再生アプリケーションをスマートフォンのように簡単に操作できるので、PC等の音楽再生用デバイスを用意する必要もない。

 R7のオーディオ回路には、「ES9068AS」DACチップと、信号の増幅時に発生する歪みを効果的に補正する技術を備えた「THX-AAA 788+」アンプ回路が二基搭載されている。さらに、回路の要所にはパナソニック製PPSフィルムコンデンサーを始めとする高品質なコンポーネントを多数採用することによって、入力信号の純度を損なうことなく正確な再現が可能という。

 加えて高精度・低ジッターを実現するために、位相同期ループテクノロジーを搭載する第四世代FPGAと、2系統の超高精度水晶発振器を組み合わせて搭載。高品質な基準クロックを用意することで、連続性に優れた滲みのないサウンドを実現する。

画像2: FiiOの万能オーディオストリーマー「R7」が市場想定価格¥112,200で発売。多彩なオーディオ機能をコンパクトなボディに集約

 電源には30W出力のスイッチング電源を採用。AC電源入力には大電流チョークコイルや高電圧コンデンサーを回路上に採用してノイズを除去することで、電源をクリーンな状態に保っている。また、R7はDC/ACデュアル電源供給設計のため、DC電源入力を用いた12Vの高電圧入力を行うことも可能。DC(安定化)電源を用意することで、より細かなディテイル表現に優れたサウンドを楽しむことができる。

 さらにR7は、様々なデスクトップオーディオ機能を内包しており、操作モードを変更することで簡単に役割を切り替えることもできる。
・Androidモード……音楽ストリーミングサービスを含む、様々なサードパーティ製アプリを楽しめる。
・Pure Musicモード……FiiOが開発した、ローカルファイルの高品質な音楽再生に特化したモード。
・USB DACモード……PCやスマートフォン等のDACとして動作する。
・Bluetooth受信モード……様々なデバイスからBluetooth受信した音声を高音質で楽しめる。
・AirPlay受信モード……iOSデバイスから受信した音声を高音質で楽しめる。
・Roon Readyモード……Roonの認証を受けており、優れたネットワークプレイヤーとして動作。
・同軸/光デコードモード……同軸/光入力端子からのデジタル信号をデコードして再生する。

画像3: FiiOの万能オーディオストリーマー「R7」が市場想定価格¥112,200で発売。多彩なオーディオ機能をコンパクトなボディに集約

「R7」の主なスペック

●接続端子:USB Type-C、USB Type-A、デジタル入力×2(同軸、光)、デジタル出力×2(同軸、光)、6.3mmヘッドホン出力、4.4mm バランスヘッドホン出力、4ピンXLR バランスヘッドホン出力、XLR バランス出力、RCA出力×2、イーサネット
●対応サンプリングレート
 ローカル再生/USB DACモード:384kHz/32ビット、DSD256(Native)
 同軸デジタル入力:192kHz/24ビット
 光デジタル入力:96KHz/24ビット
 USB出力:768kHz/32ビット、DSD512(DoP/D2P/Native)
 同軸デジタル出力: 384kHz/24ビット、DSD128 (DoP)
 光デジタル出力: 192kHz/24ビット
●内蔵DAC:ESS ES9068AS
●Bluetooth対応コーデック
 受信対応コーデック:SBC、AAC、LDAC
 送信対応コーデック: SBC、AAC、aptX、aptX LL、aptX Adaptive、aptX HD、LDAC、LHDC
●ディスプレイ:4.97インチ(720×1280)HDディスプレイ
●寸法/質量:約W110×H160×D134mm/1.3kg

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