Bowers& Wilkins(B&W)から、完全ワイヤレスイヤホンの新製品が2モデル発表された。型番と価格は以下の通りで2月上旬の発売を予定している。

Pi5 S2 市場想定価格¥48,400(税込)
Pi7 S2 市場想定価格¥63,800(税込)

画像: Pi7 S2(左)とPi5 S2(右)は、それぞれ3色展開

Pi7 S2(左)とPi5 S2(右)は、それぞれ3色展開

 B&Wは、1966年にイングランドで創業したオーディオブランドで、フラッグシップモデルの800シリーズは、アビーロードスタジオを始めとする著名なレコーディングスタジオのモニタースピーカーとして採用されていることでも有名だ。

 そんな同社は2010年にヘッドホンカテゴリーに参入、「P5」「P7」の2モデルを発売した。その際にも優れた音質を実現することを主眼に据え、高級感のある素材と美しいデザインを持った製品を開発したという。

 そして2021年に初の完全ワイヤレスイヤホンとして「Pi5」「Pi7」を発売、音のよさで高い評価を集めた。新製品のPi5 S2とPi7 S2は、そんなオリジナルモデルのユーザーからの要望を反映した製品となっている。

 要望項目としては、「駅の構内のような混雑した環境で音切れが発生する」「単体でのより長い連続再生時間」「Bowers & WilkinsHeadphonesアプリがシンプルすぎる」といったものがあったそうだ。

画像: 左がPI5 S2で右がPi7 S2

左がPI5 S2で右がPi7 S2

 そこで音切れへの対策としてアンテナ設計を刷新し、接続の安定性を改善、通信距離を最大25m(障害物がない場合)まで向上させた。さらに連続再生時間についても内蔵のバッテリーセルを交換して容量を25%アップ、Pi5 S2、Pi7 S2とも本体のみ/ANCオフ時の再生時間を5時間に伸ばしている(従来は4時間)。充電ケースとの併用ではPi5 S2は19時間、Pi7 S2では16時間の延長が可能とのことだ。

 アプリについては、同社製スマートスピーカーやワイヤレスヘッドホン向けの「Bowers & Wilkins Music」に対応し、クイックガイドやアプリ内での音楽再生機能も使えるようになった。この他、製品パッケージを開封しやすく環境にやさしい素材に変更(プラスチックを紙に変え、マグネットも排除)している。

 音質関連では、Pi5 S2はカスタムメイドの9.2mmドライバーを搭載。BluetoothコーデックはaptXに対応した。上位モデルのPi7 S2は9.2mmカスタムドライバーに、高域用BAドライバーを追加した2ウェイ構成となる。こちらはaptX Adaptiveに対応済みで、48kHz/24ビットでの伝送が可能になっている。

画像: 充電ケースにはUSB Type-Cコネクターを装備する

充電ケースにはUSB Type-Cコネクターを装備する

 ノイズキャンセリング機能も搭載済みで、どちらも内蔵マイクで外部の音を拾ってノイズを打ち消してくれる。Pi5 S2はマニュアルでキャンセリング効果の調整が可能、一方のPi7 S2はノイズ量を判断して自動的に効果を切り替えるアファプティブ式が採用されている。

 これらのドライバーやBluetoothコーデックは前モデルから変更されていないし、DSPやSoC、ドライバーを駆動するアンプ回路なども継承されている。これはB&Wの完全ワイヤレスイヤホンの音として充分完成しており、変更を加える必要がなかったからという自信の表れだろう。

 なおPi7 S2はPi7同様に、充電ケースにBluetoothトランスミッターを搭載しており、充電ケースのUSB Type-CコネクターにつないだPCやオーディオプレーヤー(3.5mm→USB Type-C変換アダプターが付属)からの音声をイヤホンで楽しむことができる。

 さらにB&W製のワイヤレスヘッドホン(Px7 S2やPx8)とのペアリングも可能で、両方をお持ちの方は環境や気分に応じて使い分けてもいいだろう。ヘッドホンとのペアリングは充電ケース正面のボタンを長押しすればいい。Pi7 S2のイヤホンを取り出すと、ヘッドホンとのペアリングは解消される。

画像: 上段がPi5S2で、左からPi5 S2がストーム・グレー、クラウド・グレー、スプリング・ライラック。下段はPi7 S2で、左からサテン・ブラック、キャンバス・ホワイト、ミッドナイト・ブルー

上段がPi5S2で、左からPi5 S2がストーム・グレー、クラウド・グレー、スプリング・ライラック。下段はPi7 S2で、左からサテン・ブラック、キャンバス・ホワイト、ミッドナイト・ブルー

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