日本電気(以下、NEC)は、ビジネス&教育向けのデスクトップパソコンMateシリーズ、およびノートパソコンVersaProシリーズの新製品として、17タイプ54モデルを1月23日より順次発売すると発表した。ラインナップは下記の通り。

●ノートタイプ「VersaPro」シリーズ
<モバイルノートPC>(※価格表記は税別)
UltraLiteタイプVG ¥393,000~ 2月16日
UltraLiteタイプVC ¥301,000~ 1月23日
UltraLiteタイプVN ¥339,000~ 1月26日
タイプVM ¥250,500~ 1月23日

<タブレット PC>
タイプVS ¥281,800~ 1月30日

<ビジネスノートPC>
タイプVD ¥300,000~ 1月23日
タイプVX ¥268,000~ 〃
タイプVA ¥265,000~ 〃
タイプVE ¥208,000~ 〃
タイプVW ¥274,500~ 3月16日

<ビジネスノートPC SOHO・中小企業向け>
タイプVL オープン価格 1月23日
タイプVF オープン価格 1月23日

●デスクトップPC「Mate」シリーズ
タイプME ¥243,000~ 3月17日
タイプMB ¥204,500~ 3月10日
タイプMA ¥196,500~ 3月10日
タイプMC ¥187,400~ 3月17日

<デスクトップPC SOHO・中小企業向け>
タイプML オープン価格 3月10日

 今回の新製品群も、昨秋モデルと同じくウィズコロナ時代の働き方にフォーカスした機能・性能を重視したブラッシュアップが主眼となっており、特に近年増加しているという、出社、テレワーク、オフィスの分散などのハイブリッドワークをより便利に行なえるような仕様にまとめられているのがポイントとなる。

 主には、昨秋モデルのキーワードを踏襲する形となるが、「モビリティ」「セキュリティ」「利便性」という3つの大きな柱が想定されており、それぞれを機能向上した形となる。

 ここでは主に、ノートタイプ「VersaPro」シリーズで、新筐体を与えられた「UltraLiteタイプVN」「UltraLiteタイプVG」「タイプVW」の3モデルをメインに紹介していきたい。

 まずは、UltraLiteという型番を抱く、モビリティを重視したタイプVNとタイプVGについて。タイプVGはモバイルノートの中ではフラッグシップとなるモデルであり、質量は822gという軽量を実現しながら、CPUは第12世代のインテルCore-i7、Core-i5をラインナップ。画面サイズは狭額縁とすることで13.3インチクラスの筐体で14インチの大画面を実現。バッテリーの持続時間も、Lサイズで約15時間、LLサイズで約24時間の駆動を誇る。セキュリティ面でも、Secured-Core PC(vPro Essential)に準拠している(前モデルは非対応)。また、高速通信を安定して行なえる最新Wi-Fi6Eのサポート、メモリーもより高速なLPDDR5を搭載するのも注目点となるだろう。

画像1: 日本電気、ハイブリッドワークをさらに便利にしてくれるビジネス用パソコン「Mate/VersaPro」シリーズ54モデルを発売へ

 一方のタイプVNは、モバイル性能(1kgを切る)を重視した新ラインの製品。購入しやすい価格も実現している。スペックとしては、タイプVGと同じく第12世代のインテルCPUを搭載し、Secured-Core PC&Wi-Fi6Eのサポートなどのフィーチャーを持つ。画面サイズは13.3インチで、こちらはフルHD解像度となる。端子類は、ビジネス用途に必要なものは充分に備えていて、有線LANポート、SDメモリーカードスロット、HDMI出力などを有している。

画像2: 日本電気、ハイブリッドワークをさらに便利にしてくれるビジネス用パソコン「Mate/VersaPro」シリーズ54モデルを発売へ

 タイプVWは15.6型の大画面を備えた、オフィス内モバイルを想定した製品。新筐体が与えられている。Wi-FiはVG/VNと同様に最新の6Eをサポートする。ちなみに本機のCPUはAMD製となりRyen5プロセッサーを搭載するが、セキュリティやミーティング機能には、必要充分なものが備わっている。画面解像度はフルHDだ。

画像3: 日本電気、ハイブリッドワークをさらに便利にしてくれるビジネス用パソコン「Mate/VersaPro」シリーズ54モデルを発売へ

 なお、今回のラインナップでは、上述した“利便性”を高める機能の一つとして、オンライン会議に役立つミーティング機能も強化されている。もともと搭載されている周囲のノイズを低減する機能の中で、その性能を高める“ビームフォーミング機能”が追加された。具体的には、話す人(話者)の声をより聞き取りやすくしてくれるもので(オン/オフ切替式)、ノイズの帯域を減衰させることを、これを実現しているという。デモを体験したところでは、少し変調したような声になるものの、聞き取りやすさは向上していた。

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