ESOTERIC(エソテリック)から、フラッグシップGrandiosoシリーズのプリアンプ「Grandioso C1X solo」と、ステレオパワーアンプ「Grandioso S1X」が発表された。それぞれの価格、発売時期は以下の通り。

●プリアンプ:Grandioso C1X solo ¥2,200,000(税込、2023年2月発売)
●ステレオパワーアンプ:Grandioso S1X ¥3,300,000(税込、2023年3月発売)

画像: プリアンプのGrandioso C1X solo

プリアンプのGrandioso C1X solo

 同社では、Grandiosoシリーズのフラッグシッププリアンプとして、2020年に「Grandioso C1X」を発売した。このモデルには、プリアンプの核心部であるボリュウムシステムを構成するICをオリジナルで開発した「Ultra Fidelity Attenuator System」や、デュアルバランス回路、完全デュアルモノ構成、パワーアンプをしっかりと駆動する強力なバッファーアンプと電源回路、「ES-LINK Analog」電流伝送など、次の時代のリファレンスとなり得る数々の技術革新とエソテリックの英知が盛り込まれていた。

 新製品のGrandioso C1X soloエディションは、C1Xの内部回路構成のみならず、回路ブロックごとに5つに独立した電源トランス構成なども変えることなく一体型シャーシに収めることで、C1Xのシグネチャーサウンドそのままに、優雅で美しいサイズファクターを実現している。

画像: Grandioso C1X soloのリアパネル

Grandioso C1X soloのリアパネル

「Grandioso C1X solo」の主な特長
●完全デュアル・モノブロック構成を一体型シャーシで実現
●チャンネルごとに4回路のデュアルバランス構成により、徹底したローノイズ化
●0.1dB/1,120ステップを実現した「Ultra Fidelity Attenuator System」搭載
●ディスクリートアンプ・モジュール「IDM-01」搭載
●独自の電流伝送「ES-LINK Analog」を入力3系統、出力2系統装備
●スルーレート2,000V/μs電流伝送強化型出力バッファー回路、「ESOTERIC-HCLD(High CurrentLine Driver)」
●XLR出力2系統、ES-LINK Analog出力2系統によるマルチパワーアンプシステムの構築が可能
●オーディオ系大容量トロイダル×4、コントロール系Rコア×1の5トランス構成
●FET素子による入力切替回路でリレーによる音質の色付けを排除
●高精度ボールベアリングによるブレのない滑らかなフィーリングのコントロールノブ
●入力ごとのゲイン調整±18dB(0.1dBステップ)、L/Rバランス調整±6dB(0.1dBステップ)
●AVサラウンドとピュア2チャンネルが共存できるAVスルー機能(入力端子を選択可能)
●ディスプレイに表示するソース機器名を編集可能
●ディマー、ミュート、ディスプレイの自動OFF設定など各種機能
●音量を大きな文字で表示するラージフォント採用
●外部コントロールポートRS-232C端子
●トリガー入力による電源ON/OFF制御とトリガー出力によるパワーアンプの電源制御が可能
●両面にボタンを配したリモコンでESOTERICソース機器の操作も可能(RC-1334)

画像: ステレオパワーアンプのGrandioso S1X

ステレオパワーアンプのGrandioso S1X

 一方のGrandioso S1Xは「Grandioso S1」の後継機で、従来とはまったく異なるクラスAステレオパワーアンプとして新たに生まれ変わった。モノブロックパワーアンプの旗艦「Grandioso M1X」のシグネチャーサウンドである「音楽の持つ力、その全てを解き放つ躍動感」、「雄大なスケール感」を踏襲しながら、2,400W/1Ωのハイパワーと引き換えに、半分のスペースファクターとクラスAならではの透明感あふれる緻密な表現力を新たに獲得している。

「Grandioso S1X」の主な特長
●大容量バイポーラトランジスターによる5パラレルプッシュプル駆動の新設計ドライブステージ
●純A級動作領域50W/8Ωによる緻密さとダイナミズムを両立した密度感ある音楽表現
●プリ/パワー間におけるフィデリティの限界に挑む「ES-LINK Analog」伝送
●圧倒的なダイナミクスを生む優れたパワーリニアリティ(50W/8Ω〜100W/4Ω)
●動的な電流供給の変化にきわめて追随性の高い大容量トロイダルコア電源トランス
●前段/ドライブ段/制御系で電源トランスを独立させた3トランス構成
●チャンネル独立の大容量Grandiosoカスタムブロックコンデンサー(10,000μF×6/ch)
●純銅製バスバー、極太配線、最短パターン接続により、内部インピーダンスを大幅低減
●各回路ブロックのオーディオ接続をバラス化し、ローノイズを徹底
●入力切替用FETスイッチ、ディスクリートアンプモジュール「IDM-01」など、高音質パーツ採用
●ステレオ/バイアンプの2モードを採用し、2台を組み合わせてシステムアップが可能
●シャーシをM1Xサイズに拡大し、新設計クラスAコンストラクションを採用
●「剛性」と「柔軟性」のバランスを徹底追及し、内部振動コントロールを最適化したシャーシ設計●排熱と音の解放感を追及したデュアル・ハニカム・グリル、セミフローティングトップパネル
●メカニカルストレスを軽減する特殊構造のピンポイントアイソレーションフット
●ピーク・レゾナンスを軽減する特殊なウェーブ形状のヒートシンクを採用
●トリガー入力による電源ON/OFF制御が可能

画像: Grandioso S1Xのリアパネル

Grandioso S1Xのリアパネル

「Grandioso C1X solo」の主なスペック

●接続端子:バランス入力×3(XLR/ES-LINK Analog)、アンバランス入力×2(RCA)、バランス出力×4(XLR×2、ES-LINK Analog×2)
●全高調波歪率:0.00035%
●周波数特性:1Hz〜150kHz(−3.0dB、XLR)
●S/N:120dB(2V入力、IHF-A、XLR)
●ゲイン:+12dB(XLR)
●定格出力:2V(XLR)
●最大出力レベル:17V(1kHz、0.003%、XLR)
●消費電力:22W(待機時・リモコン入力端子設定OFF時0.3W)
●寸法/質量:W445×H132×D449mm(突起部含む)/27.5kg

「Grandioso S1X」の主なスペック

●定格出力:50W×2(8Ω、A級動作)、100W×2(4Ω)
●周波数特性:5Hz〜100kHz(+0dB、-3dB、8Ω)
●S/N:109dB(IHF-A、XLR)
●全高調波歪率:0.006%(1kHz、8Ω、50W)
●適合インピーダンス:4Ω〜16Ω
●ゲイン:28.5dB(XLR)、34.5dB(RCA)
●接続端子:バランス入力×2(ES-LINKAnalog、XLR)、アンバランス入力×1(RCA)
●消費電力:310W(無信号時270W)
●寸法/質量:W491×H221×D536mm(突起部含む)/48kg

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