昨年99歳で亡くなり、この11月9日に一周忌を迎えた瀬戸内寂聴さん。流行作家として人気を博していた瀬戸内 “晴美” さんは、なぜ51歳で出家し、“寂聴” になる道を選んだのか。血縁関係にあり、長年、秘書として瀬戸内文学に仕えた長尾玲子さんによる渾身の一冊が上梓された。

画像: 瀬戸内寂聴さんの出家の謎に迫る。『「出家」寂聴になった日』が絶賛発売中。装丁は、横尾忠則のオリジナルイラスト

 筆者の母(恭子)は瀬戸内寂聴の従妹であり、同じ「本郷ハウス」に住んでいた。そして出家し、マスコミから逃れるために寂聴が身を寄せたのも筆者の自宅であった。“晴美”として半世紀を過ごし、“寂聴”になった“はあちゃん”。従妹とその娘が見た瀬戸内寂聴の「生」とは……。瀬戸内寂聴の出家の謎に迫る評伝小説だ。装画の横尾忠則氏のオリジナルイラストも必見。

「出家」寂聴になった日
筆者:長尾玲子(百年舎刊)
定価¥2250(税別)

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