アユートは、Astell&Kern(アステルアンドケルン)と米国ハイエンドIEMブランドEmpire Ears(エンパイア・イヤーズ)とのコラボレーションとなるフラッグシップIEM「Odyssey」(オデッセー)を、11月12日(土)から発売する。価格は¥569,980(税込)で、600台の限定生産(日本国内30台限定)。アユート直販サイトのアキハバラe市場、e☆イヤホン、フジヤエービックで発売予定。

 Odysseyは、Astell&KernとEmpire Earsの2社が、新たなベンチマークとして共同開発し、独自の10ドライバー構成「Quadbrid」システムを搭載したハイエンドIEM(イン・イヤー・モニター)だ。デュアル「W9+」(WEAPON 9+)サブウーファー、カスタムされたKnowlesとSonionの5つのBAドライバー、デュアル静電トゥイーター、「W10」(WEAPON 10)骨伝導ドライバーで構成された「10ドライバーQuadbridシステム」を搭載している。

 その主な特長は以下の通り。

画像1: Astell&KernとEmpire EarsのコラボレーションIEM「Odyssey」が11月12日に発売スタート。空気伝導と骨伝導の両方で再生するデュアル・コンダクション・アーキテクチャーを搭載

10ドライバーQuadbridシステム
●5 BAドライバー …… カスタム仕様のKnowlesとSonionのバランスド・アーマチュアドライバーは、中音域のみを再生
●デュアル静電ドライバー …… Sonionの静電トゥイーターによる、歪みのない過渡特性と超高音域が、比類のない透明性を確保する
●デュアルW9+(WEAPON 9+)ダイナミックドライバー …… Empire Ears独自開発のバスレフ型構造ダイナミックドライバー「W9+」をデュアルで搭載し、比類なき低音再生を実現
●W10(WEAPON10)骨伝導ドライバー …… Empire Ears独自開発となる骨伝導を利用した「W10」を搭載し、音波では知覚できない超低域と別世界のようなイメージング、ニュアンスの再現、音色を実現

●空気伝導と骨伝導のデュアル・コンダクション・アーキテクチャー
 独自のデュアル・コンダクション・アーキテクチャー(DCA)により、空気伝導と骨伝導の両方の長所を活かすことを実現。5Hz〜100kHzの周波数特性は、デュアルW9+ダイナミックドライバー、5つのBAドライバー、デュアル静電ドライバーの空気伝導によって再生され、イメージング、サウンドステージ、低域拡張、リバーブはW10骨伝導ドライバーによって5Hz〜40kHzの周波数帯において更に向上させている。

画像: 左が空気伝導で、右が骨伝導の再生イメージ。このふたつを組み合わせて再生するイヤホンは初だろう

左が空気伝導で、右が骨伝導の再生イメージ。このふたつを組み合わせて再生するイヤホンは初だろう

独自のサウンド制御技術
●7way synX クロスオーバーネットワーク …… 4つの異なるドライバー技術の組み合わせは、独自の7way synX クロスオーバーネットワークによって調和され、10基のドライバーの性能を最大限に引き出す
●EIVEC MKII エンジン …… Odysseyのために特別に開発されたEIVEC(Empire Intelligent Variable Electrostatic Control) MKIIエンジンは、静電ドライバーと骨伝導ドライバー間のタイミング、位相、制御を最適化する。
●デュアル・トライポート排気口 …… W10骨伝導ドライバーの性質上、エンクロージャーの空気量と排気口のデザインは、適切なチューニングのために特に重要だった。W10が必要とする容積を把握することで、その最適な出力、能力、潜在能力を引き出すことが可能となっている。
●骨伝導ドライバー取付位置の最適化 …… W10骨伝導ドライバーは、シェル上部の特別に設計されたキャビティに天井部からマウントされている。このキャビティは、すべての音波振動を内部にとどめ、IEMで密閉された外耳道を通して骨伝導の伝達を最大化するように設計されている。
●A.R.C(Anti-Resonance Compound)処理シャーシ …… 重要な部分の内部を独自のA.R.C処理することでキャビティをコントロールし、音の反射や吸収を可能にしている。

4.4mm5極Pentaconnプラグの特注Effect Audio Ares IIケーブル
 IEM 2pinコネクターのEffect Audio製高純度単結晶銅リッツケーブル「Ares II(アレスツー)」をベースに、4.4mm5極Pentaconnプラグを使用した特注品を採用。長さは約120cm。

画像2: Astell&KernとEmpire EarsのコラボレーションIEM「Odyssey」が11月12日に発売スタート。空気伝導と骨伝導の両方で再生するデュアル・コンダクション・アーキテクチャーを搭載

充実の付属品
 特注ケーブル、4.4mm to 3.5mm変換プラグの他、5サイズのイヤーピース、Pandora V2 CNC陽極酸化処理のブラックアルミニウムケース、マイクロファイバークロス、クリーニングツール、イヤホン保護ポーチが付属。

ENIGMAデザイン
 3段階のラミネーションで構成された9つのポリマー層を持つフェイスプレート「ENIGMA(エニグマ)」を採用。それぞれのラミネーションは、特定の波長の光をフィルターにかけて反射させる機能を備え、見る角度が変わると色の変化が起こり、目の前の変化を楽しむことができる。

米国でのハンドクラフト
 Odysseyは、特別に用意された、米国ジョージア州アトランタにあるEmpire Earsの工場で製造されている。各製造工程は、マスターテクニシャンとエンジニアによって手作業で行われ、1セットあたり約9時間をかけ、10のステーションを経由して完成に至る。

「Odysseyの主なスペック」

●構成:2DD+5BA+2EST(静電)+1BC(骨伝導)、密閉型
●使用ドライバー:Sonion静電ドライバー×2(超高域)、SonionカスタムBAドライバー×1(中域)、KnowlesカスタムBAドライバー×4(中域)、「W9+」ダイナミックドライバー×2(低域)、「W10」骨伝導ドライバー×1(超低域)
●再生周波数特性:5Hz〜100kHz
●感度:100dB@1kHz、1mW
●インピーダンス:21Ω@1kHz

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