TVアニメ第1作目が2018年1月から放送スタートし、キャンプブームを巻き起こした『ゆるキャン△』。シリーズ最新作・映画『ゆるキャン△』が興行収入10億円を突破し、全国大ヒット上映中だ。

 そして同作のDolby Cinema(ドルビーシネマ)版が2022年9月30日(金)より上映を開始! 初日には上映前トークショーが東京・丸の内ピカデリー Dolby Cinemaにて行なわれ、アニメーションプロデューサーの丸亮二と、株式会社キュー・テック HDR カラリストの今塚誠が登壇し、Dolby Cinema版が生まれた経緯や映像の魅力について語った。

 最初のあいさつでは、丸が「本作をこんなに長いこと見てもらえるとは思っていなかったです。今回のDolby Cinema版では、しっかり技術の方に入っていただいた新しいバージョンをお客さんに観ていただけて嬉しいです」、今塚は「これまで上映されてきた作品の“延長”という位置づけで、引き続きお届けします」とそれぞれコメント。

 さらに丸は「配給元の松竹さんや製作委員会の幹事会社であるフリューさんと『(ゆるキャン△の世界観が)ドルビーにマッチするんじゃないか』という話になったのが発端です。作業に関してはテレビシリーズにおいてVTR編集などでお世話になったキュー・テックさんにお願いすることになりました」とDolby Cinema版が生まれた経緯について説明。話を持ち込まれた今塚は「元々自分も『ゆるキャン△』は新技術に向いていると思っていたので『来たな』、と。」と嬉しく思ったことを明かしていた。

 「『ドルビー』と聞くとどうしても『ドルビーサラウンド』を想像し、音響周りが向上するのかと思ってしまいました(笑)。今回は勉強になりました」と丸。そして、ここからは今塚による、技術についてのレクチャーがスタート。

 氏いわく、Dolby Cinemaは『ドルビーアトモス』と『ドルビービジョン』にわかれており、『ドルビーアトモス』に関しては、聴衆者を取り囲むように音声を定位させ、立体的な音になる技術。一方、映像にまつわる『ドルビービジョン』は最暗部の黒から輝く白まで、幅広く映像を表現できるものとなっているそう。

 丸は「例えば、夜のキャンプのシーンは『通常版』では真っ黒に見えているのですが、実は背景さんが細かいところまで描いているんです。『ドルビービジョン』ではそのあたりもはっきりと見ることができるのがすごいところです」と説明。そのほかにも黒を基調としたシアターデザインや、シアターのエントランスに特別映像を投影し、世界観を演出できるという特長があるとのこと。

画像1: 映画『ゆるキャン△』のドルビーシネマ版の上映が開始。「夜のキャンプシーンなど、背景の細かい描きこみまで見てほしい」

 また、「本作は人や物を描く『実線』にこだわりがありまして、細い線と太い線を意図して強弱をつけているんです。『ドルビービジョン』ではそれをよりくっきり出せるので、質の高い映像になっていて、面白いです」と付け加えていた。

 キュー・テックにオーダーしたことについて丸は「京極義昭監督と一緒に映像サンプルをチェックしましたが、光と影の処理の仕方を全部把握されていたので、すべてお任せしました」と全幅の信頼を置いていた様子。今塚は「『ゆるキャン△』は温かさを感じる作品なので、ほのかな光にこだわりながら作りました」と制作のポイントを語っていた。

 最後はこれから本作を楽しむ観客に向け、今塚は「Dolby Cinemaならではのクオリティになっています。没入感をたっぷり味わってください。」、丸は「アウトドアの暗みと光の柔らかさが随所に描かれていると思います。グレードが上がったものをお見せすることができるのが嬉しいです。楽しんでください!」とメッセージが贈られ、ステージは終了した。

 Dolby Cinema版 映画『ゆるキャン△』は、全国7つのDolby Cinemaにて上映中! 最先端のプロジェクションシステムにより鮮明な色彩と幅広いコントラストが表現される映像と、5.1chから7.1chへと音域を拡げたサウンドで映画『ゆるキャン△』を楽しんでほしい。

映画『ゆるキャン△』

全国大ヒット上映中!
Dolby Cinema版 映画『ゆるキャン△』 絶賛上映中!

◆Dolby Cinema上映シアター(全国7館)
[東京]丸の内ピカデリー
[埼玉]MOVIXさいたま
[神奈川]T・ジョイ横浜
[愛知]ミッドランドスクエア シネマ
[大阪]梅田ブルク7
[京都]MOVIX京都
[福岡]T・ジョイ博多

◆入場料金
劇場設定通常料金+Dolby Cinema追加料金
詳細は各劇場HPにて確認のこと

◆入場者プレゼント
松ぼっくりキャンプ場パンフレット風
特製チケットクリアファイル
※本特典は Dolby Cinema上映のご来場者様限定の入場者プレゼントです。通常上映ではDolby Cinemaの来場者特典の配布はございません。あらかじめご了承ください。
※Dolby、ドルビー、Dolby Atmos、Dolby Cinema、Dolby Vision、およびダブルD記号は、アメリカ合衆国と/またはその他の国におけるドルビーラボラトリーズの商標または登録商標です。

【INTRODUCTION】
きっと誰かに伝えたい。
劇場だからこそ味わえる“観るアウトドア”がここにある。

マンガアプリ『COMIC FUZ』(芳文社)にて連載中のアウトドア系ガールズストーリー『ゆるキャン△』。

山梨県や静岡県を舞台に、女子高生たちがキャンプに行く姿やその日常を描いた本作は、原作者あfろ本人の経験・取材から生み出された現実感あふれるキャンプストーリーと、作中で描かれるゆるやかな雰囲気で、2015年の連載開始当初から多くのファンを魅了し、原作コミックスは累計700万部突破。2018年にはTVアニメーションシリーズの第一作目となる『ゆるキャン△』、2020年にスピンオフ作品の『へやキャン△』、2021年に『ゆるキャン△ SEASON2』が制作され、今なお続くアウトドアブームをけん引している。

そして2018年の制作発表から4年、最新アニメーション作品となる、映画『ゆるキャン△』がこの夏、ついに劇場にやってくる。

アニメーション制作はこれまでのTVシリーズを手掛けてきたC-Station。スタッフは『ゆるキャン△』『ゆるキャン△ SEASON2』でも監督を務めた京極義昭をはじめ、お馴染みの制作陣がスクリーンでも集結。脚本は、『ゆるキャン△』『ゆるキャン△SEASON2』シリーズ構成の田中仁と、『へやキャン△』シリーズ構成の伊藤睦美がタッグを組み、物語を紡ぐ。キャラクターデザインは、すべて原作者あfろが本作のために生み出したキャラクター原案をもとに、TVシリーズから引き続き佐々木睦美が担当。映画でも徹底した取材を行い、細やかで贅沢な空気感がスクリーンで演出される。

音楽は、「ゆるキャン△サウンド」には欠かせない立山秋航が制作。これまでにない規模のレコーディングを実施し、劇場ならではのサウンドをお届けする。

そして、花守ゆみり・東山奈央などお馴染みのキャスト陣が物語を彩っていく。

●原作者・あfろ監修 完全オリジナルストーリー
高校時代、キャンプを通じて関係を育んでいった、なでしこ、リン、千明、あおい、斉藤。時を経てそれぞれの道を歩んだ5人が、とあるきっかけでキャンプ場を作ることに。

『ゆるキャン△』が演出する、自然の美しさや美味しい食事、焚火を眺めるようなゆったりと流れる時間――。

「美味しいご飯を食べたり、きれいな風景を眺めたり、温泉にゆっくり浸かったりして……明日もまた頑張ろう」
そんな気持ちになれるひと時の体験。
2022年の夏は、映画館で野外活動しよう。

【STORY】
これは、少し先の冬からはじまる物語。

志摩リンは故郷の山梨を離れ、名古屋のちいさな出版社に就職し、一人暮らしをしていた。

とある週末、ツーリングの計画を立てていたところに、高校時代の友人・大垣千明から唐突にメッセージが届く。
「今、名古屋にいるんだが」

山梨の観光推進機構に勤める千明は、数年前に閉鎖された施設の再開発計画を担当していた。

「こんなに広い敷地なら、キャンプ場にでもすればいいじゃん」そんなリンの何気ない一言から、動き出す千明。

東京のアウトドア店で働く各務原なでしこ、地元・山梨の小学校教師となった犬山あおい、横浜のトリミングサロンで働く斉藤恵那。

かつてのキャンプ仲間が集まり、キャンプ場開発計画が始動する。

キャンプでつながった五人が、今だからできることに挑む、
アウトドア系ガールズストーリーの幕が上がる。

≪STAFF≫
原作:あfろ(芳文社「COMIC FUZ」掲載)
監督:京極義昭
脚本:田中仁、伊藤睦美
キャラクターデザイン:佐々木睦美
プロップデザイン:井本美穂、堤谷典子
メカデザイン:遠藤大輔、丸尾一
色彩設計:水野多恵子(スタジオ・ロード)
美術監督:海野よしみ(プロダクション・アイ)
撮影監督:田中博章(スタジオトゥインクル)
デジタルワーク:C-Station digital
CGワーク:平川典史(M.S.C)
音響監督:高寺たけし
音響制作:HALF H・P STUDIO
音楽:立山秋航
音楽制作:MAGES.
アニメーション制作:C-Station
配給:松竹
オープニングテーマ:亜咲花「Sun Is Coming Up」
エンディングテーマ:佐々木恵梨「ミモザ」
企画監修:フリュー
(C)あfろ・芳文社/野外活動委員会

≪CAST≫
各務原なでしこ:花守ゆみり
志摩リン:東山奈央
大垣千明:原紗友里
犬山あおい:豊崎愛生
斉藤恵那:高橋李依

土岐綾乃:黒沢ともよ
各務原桜:井上麻里奈
鳥羽美波:伊藤 静
犬山あかり:松田利冴

各務原静花:山本希望
各務原修一郎:大畑伸太郎
志摩 咲:水橋かおり
志摩 渉:櫻井孝宏

刈谷:利根健太朗
編集長:青山 穣
小牧店長:依田菜津
白川:上田燿司

ナレーション:大塚明夫
ほか

【原作コミック情報】
まんがタイムKRコミックス/『ゆるキャン△』 あfろ著 全13巻
マンガアプリ「COMIC FUZ」(芳文社)にて大人気連載中!

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