オーディオテクニカ
オーディオテクニカブースでは、この9月に新発売となった、完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップ「ATH-TWX9」を数多く展示し、一人でも多くのユーザーにその音を体験してほしい、という展示を行なっていた。ノイキャン、aptX Adaptiveサポート、ワイヤレス充電、360Reality Audio認定、UV除菌と、全部入りな仕様。価格は¥33,000前後だ。
飯田ピアノ
飯田ピアノでは、Heart Fieldの有線イヤホン「Schorl」(ショール)に注目。パワフルでバランスの取れたサウンドを再現するために、同ブランド初となる静電型ドライバー(EST)を搭載したモデルとなる。構成は4BA+2ESTというハイブリッド仕様で、ESTドライバーは16kHz~50kHzの帯域を受け持つという。音場感も広いと謳っている。10月前半あたりに発売予定で、価格は11~12万円前後になるという。
リアルアシスト
リアルアシストでは、春のヘッドフォン祭に続いて新製品を多数展示。中でも注目なのは、Tangzuブランドの平面ドライバー採用の有線イヤホン「Ze Tian Wu」。10月発売予定で、価格は¥22,000前後。色使いはシックな印象。
Aune Audioからは、真空管搭載のポータブルDACアンプ「T1c(Flamingo)」が注目。Aune Audioのデザイン・サウンドに、真空管の要素を加味した製品。発売が遅れていたが、そろそろ本登場になるそう。価格は¥35,800前後。
トライオード
トライオードは、恒例の頭外定位ヘッドホン「CZ-8A」を前面に打ち出して製品試聴を訴求。発売からしばらく時間が経っているが、じっくりと試聴できる機会ということもあって、会場に集まったオーディオファンには好評だった。
Wise Tech
Wise Techでは、NOBUNAGA Labsの参考出品、インナーイヤータイプの有線イヤホン「鶯」に注目したい。カナル型全盛の中であえてのインナーイヤー型の投入は、開放感のある装着感とサウンドに要望が集まっているからだそうで、低音がしっかりと出るように15.4mm径の大型ドライバーを搭載し、高域は21kHzまでの再現性を持つという。リケーブルも可能で、MMCX/3.5mmという組み合わせ。8000円前後という。
SPEC
スペックでは、新しい通信プロトコル(方式)「Diretta」に対応したUSB中継器「RMP-UB1」とUSB DAC「RMP-DAC3」を展示し、Direttaによる新たなサウンド体験のデモをメインに展開していた。ルーターから直にUSB DACへLAN接続するよりも、間にRMP-UB1をは挟むことで、通信量が安定化され、それが音質に寄与するのだという。
スペックというとシルバーとオレンジの配色が基本だが、最近では黒仕様への要望も高まってきているそうで、黒仕様のRMP-DAC3と組み合わせられるように、RMP-UB1の黒仕様も、2023年の2月末を目途に、国内に導入されるという。
Brise Audio
ブリスオーディオでは、クォリティアップを図ることによって太くなりがちなリケーブルが多い中、取り回しに留意した新シリーズとして、ラインナップの最上位、Ultimateグレードの「NAOBI-Ultimate」を開発。名前の通り、NAOBI線材を採用し(よく分からないが)、Ultimateグレードのチューニングとパーツを組み合わせているという。とにかく全部入りで細いという。微細音の再現性は、現行モデルの中でもトップクラスと謳っている。
RODE Microphones
RODE Microphonesからは、密閉型のモニターヘッドホン「NTH-100」に注目。マイクロホンメーカーの作るヘッドホンというよりかは、パッド部、ヘッドバンド部に人工皮革Alcantara(アルカンターラ)を採用しているところが大事。そうAlcantaraは、Lamborghiniの最新モデルの内装に採用されているのだ。そのAlcantaraと、放熱性に優れるCoolTechジェルを組み合わせることで、モニター用途=業務用途=長時間の使用における装着感を高めているという。