小社では6月2日、季刊『ステレオサウンド』223号（2022年夏号）を発売いたしました。本号では読者の皆様とともに“未来に語り継ぎたい”オーディオコンポーネントを選ぶ「オーディオの殿堂」を掲載。トータル170ページにおよぶボリュウムでお届けする大特集となっています。
数回に分けて殿堂入り105機種を写真とともに紹介してきた本ページも最終回となりました。今回はアナログソース機器など。ADプレーヤーからトーンアーム、カートリッジ、イコライザー、ステレオシステム、カセットデッキまでを公開いたします。
ADプレーヤー
今なお人気が衰えない国産最高峰DDプレーヤー。高性能駆動系とマニアックな機構が画期的
エクスクルーシヴ
Exclusive P3／P3a
構造・調整機構・操作性すべてが素晴らしい。同じレコードなのに、こんなに音が違うなんて
EMT
927Dst
コスト度外視の研究用試験機を製品化した究極のプレーヤー。優雅で鮮度の高い近代的な音
トーレンス
Reference
音像の彫りの深さと実在感の確かさに熱狂。アナログ再生にのめり込むキッカケをくれた一台
リン
Sondek LP12SE
ADターンテーブル
優美なデザインで多くの人々の心を掴んだ。他の同型機と一線を画す、しなやかな質感描写も魅力
オラクル
Delphi Ⅴ 15th Anniversary
70年を経た今も色褪せない存在感。他に変え難い魅力を放つアイドラー式ターンテーブルの最高峰
ガラード
301
適材適所に贅を凝らした素材を配した豪華な造り。「フローティング」と「吸着」に“エアー”を活用
テクダス
Air Force One Premium
ダイレクトドライブ式の雄が放った同方式第二世代。微かに刻まれた音楽情報をも聴かせるS/N感に感激
テクニクス
SP10 MK2
複雑な響きを複雑なまま提示する構造が、真の意味での「再生」をもたらす
トーレンス
TD124
CD登場直後に生まれたターンテーブルの金字塔。状態良好なら現在もトップ級
マイクロ
SX8000Ⅱシステム
フォノカートリッジ
もっとも自然な音色を持つカートリッジの標準器。マーク2化以降も改良を重ね、同社中核モデルに
オルトフォン
MC20
50年代末に開発されたステレオMCカートリッジの原器。多くのヴァリエーションを生み、いまなお現役続行
オルトフォン
SPU（シリーズ）
どんなレコードも分け隔てなく平然と仕事をこなす軽針圧MM型フォノカートリッジ
シュアー
V15 Type III
NHKステレオFM放送開始に先立ち開発がスタート。信頼性高く安定した音で大人気に
デンオン
DL103
トーンアーム
トーンアームの独立化をもたらしたユニバーサル型の嚆矢。軽量化によりヴァーサタイル性を獲得し万能アームに
SME
3009／3012
精密工作の粋をつくした精巧きわまりない造りに驚嘆。興奮した長島達夫先生が幾多の誉め言葉で大絶賛
SME
Series Ⅴ
実効質量が大きいオーステナイト系ステンレスアーム。重量級MC型との組合せを想定し開発
フィデリティ・リサーチ
FR66S ／64S
デジタルイコライザー
アキュフェーズのデジタル・グライコ初代機。「殿堂入り」は隠れグライコ派が多数居られたから？
アキュフェーズ
DG28
STEREO RADIOGRAM
英知と粋なダンディズムによって、完璧な作品に仕上げられた一体型コンソール
デッカ
Decola
カセットデッキ
世界初の独立3ヘッド・デッキ1000をベースに当時の最新技術を投入。マニア憧れの孤高の存在
ナカミチ
1000ZXL
ステレオサウンド223号はこちらからお求めいただけます
特集「オーディオの殿堂」では巻頭座談会や殿堂入り機種にまつわる評論家諸氏によるエピソードを収録。読者と同条件で投票に臨んだ14名がどのように機種選定をしていったのかや、読者投票の一部も紹介しています。このほか話題の新製品も充実。新譜紹介や連載エッセイなど、オーディオを多方面からお楽しみいただける内容となっています。
