THE UNTOUCHABLES - 4K UHD BLU-RAY
with DOLBY VISION and DOLBY ATMOS/4K DIGITAL RESTORATION
THE UNTOUCHABLES is a tour de force, the pinnacle of a career. For Brian De Palma, known best for his stylish crafting of Hitchcock-influenced plots, THE UNTOUCHABLES represents not only a departure from the norm, but an unqualified triumph. This movie represents two hours of pure, exuberant entertainment – an epic gangster tale rendered on a grand scale.
Release Dates:June 5, 1987 (Domestic)
Domestic Total Gross:$76,270,454
(Worldwide: $76,271,995)
AWARDS
第59回アカデミー賞
☆助演男優賞(ショーン・コネリー)受賞 ★作曲・美術・衣装デザイン賞ノミネート
第45回ゴールデン・グローブ
☆助演男優賞(ショーン・コネリー)受賞 ★音楽賞ノミネート
FILM
1930年代、禁酒法下のシカゴ。FBI特別捜査班の捜査官エリオット・ネスが、ギャングや犯罪者を摘発する姿を描いた犯罪ドラマ『アンタッチャブル』。1960年代に人気を博したこのテレビシリーズを銀幕に蘇らせたのが、映像の魔術師ブライアン・デ・パルマであった。原作は1957年に刊行されたネスの自伝。ご存知のようにネスは、財務省管轄の特別捜査官として捜査班を発足、暗黒街の帝王にのし上がったアル・カポネ逮捕に貢献した人物だ。UPI通信のスポーツライターだったオスカー・フレイリーは、ネスへのインタビュー、提供された資料を基にネスの自伝として出版した。パラマウントはテレビシリーズのために原作を買い取り、放映終了後も所有され続けた。その理由は映画版の製作を目的としていたが、長らく実現することはなかった。そして1984年、パラマウント映画部門の新社長となったネッド・タネンと、プロデューサーのアート・リンソンが映画化に着手することになる。
ネッドとアートは、伝統的なアメリカ映画のヒーローを巡る、スケールの大きな映画を作りたがっていた。それまでスタジオが望んでいたのはテレビ版の映画リメイクだったが、そうした作品への周囲の見方を払拭したかったんだ。テレビ版の内容は素晴らしかったが、映画の中で使えるモノはまったくなかった。そのため原作に基づきながら、オリジナルのストーリーを描く必要があった。ある種の西部劇のように、法を守る責任を負っている若いガンファイターと、古参だが翡翠のようなガンファイターのドラマだ。若者は理想主義者。古参は実用主義者。彼らの部下となるのは、アンチレイシスト(反人種差別者)の射撃の名手、そしてコミックリリーフの役目を負った会計士だ。さらに筋の変化の面白さを狙わず、人が他者と接触することから生まれる変化、あるいは他者との衝突を細かく描こうとした。(脚本デヴィッド・マメット)
スタジオはネス役にドン・ジョンソンやメル・ギブソンを考えていた。だがアートは、生真面目さや純心さと、強い精神力とが噛みあった俳優を欲しがった。ウィリアム・ハートやハリソン・フォードといった俳優たちだ。彼らはスケージュールがいっぱいで、ネス役のキャスティングには時間がかかったが、しばらくして(キャスティング・ディレクターの)リン・スタルマスターがケヴィンを強く推薦してきた。私は彼の映画を観たことがなく、懐疑的になったが、役作りのために(映画のコンサルトで元アンタッチャブルの一員の)アルバート・ウォルフのアドバイスを受けたケヴィンに驚かされたんだ。私やアートが思い描いていた、観客が心から声援を送れる主人公そのものだったよ。(ブライアン・デ・パルマ)
当初ネスは、狡猾なカポネを相手に失態を演じ、戦法に自信を失ってしまう。そのネスに戦い方のノウハウを教えるのが、アイルランド系の警官ジミー・マローンだ。ふたりの出会いからアンタッチャブルが結成され、カポネ逮捕への戦いはいよいよ全面戦争へと雪崩れ込んでいく。脚本を気に入ったショーン・コネリーがマローン役を引き受け、「カポネ役はずっと演りたいと思っていた」というロバート・デ・ニーロが出演を承諾する。デ・パルマもデ・ニーロの出演を望んでいたが、オファーを断られた時のために、『モナリザ』のボブ・ホスキンスにも話を持ち掛けていた。結局、デ・ニーロがオファーを承諾、ホスキンスのもとにはデ・パルマの厚意による20万ドルの小切手が届いた。
この映画は非常に現実的で、世の中に横行する腐敗を描いている。確かに暴力的な面も持ち合せているが、とにかく脚本がダイナミックだった。なかでもマローンとネスのメンター(助言する人)とメンティー(助言される人)の関係が、洗練された短い台詞で書かれていて、すべてが魅力的だった。俳優ならば誰でもこんな台詞を言ってみたいと思うはずだ。(ショーン・コネリー)
共演は『800万の死にざま』でヒモ役を熱演、その演技が認められて本作に抜擢されたアンディ・ガルシア。『アメリカン・グラフィティ』『ネバー・クライ・ウルフ』などに出演後、『ハロウィン1988・地獄のロック&ローラー』で監督デビューを果たしていたチャールズ・マーティン・スミス。ほかに『ペイルライダー』のビリー・ドラゴ、『殺しの季節』のリチャード・ブラッドフォード、『セルピコ』のジャック・キーホーが顔を揃えている。
ODESSA STEPS - UNION STATION SCENE SHOT BY SHOT
クライマックスを飾るセントラル駅でのシークエンスでは、かの『戦艦ポチョムキン』(1925年/ソ連/監督セルゲイ・エイゼンシュテイン)のオデッサ階段シーンからアイデアを頂いている。マメットの草稿には、乗り遅れた列車での追跡、駅での乗り換え、列車内の銃撃戦が記されているが、2台の列車の手配やプロダクションデザインなどの費用に推定2千万ドルが必要となる。そこでデ・パルマは、映画の序章に登場するネスと彼の妻、そして新生児のシーンを結びつけてクライマックスを再考することにした。やがて『戦艦ポチョムキン』に敬意を表した、セントラル駅のシークエンスが生まれることになるのだが、書き直されたマメットの脚本には、『cockamamie(馬鹿げている)』というシークエンス序文とともに『(Ness) You got him?』『(Stone)Yeah, I got him.』『(Ness)Take him.』の4行しか記されていなかった。
ユニオン・ステーションの場面は、ネスの誠実さ、家族を代表する男としてのネスの窮状を強調している。彼には、ギャングを撃つか、赤ちゃんを救うかを決めるというジレンマがある。これにより、シーン内の緊張がさらに高まることになるんだ。そのためにエイゼンシュテインの衝突モンタージュ理論を実践した。オデッサ階段シーンの場面には、ロングとショート、動きと静止、クローズアップとロングといった、さまざまなショットが並置されている。そこでスティーヴン(撮影監督スティーヴン・H・ブラム/後述)と撮影台本を練り上げたんだ。結果的に技術的に難しいショットが連続することになった。でも編集がジェラルドだったので、心配することはなにもなかった。我々は与えられた6日間をかけて、壮大で制御しやすいユニオン・ステーション内で(夜間の)撮影を終了すればよかった(デ・パルマ)
「編集のジェラルド」とは、名編集者ジェラルド・B・グリーンバーグのことだ。彼は『フレンチ・コネクション』でアカデミー編集賞を受賞。その後「まさに地獄のような編集」と語る『地獄の黙示録』、さらに『クレイマー、クレイマー』『天国の門』を編集。デ・パルマとは『殺しのドレス』『スカーフェイス』『ボディ・ダブル』でもコンビを組んでいる。下欄の映像ではショット構成の詳細を解説しており、デ・パルマ、スティーヴン・H・ブラム、ジェラルド・B・グリーンバーグの才知に驚かされるに違いない(本作未見の方はネタバレになるのでご注意を)
DISC STATS
ディスク仕様は2層/BD-66。トータル58.42GB。本編には53.3GB使用。ちなみに2007年BLU-RAY版は、BD-50/トータル35.84GB/本編32.1GBとなる。リリースは2バージョン(ハードケースとスリップカバーの通常版/レトロなデザインのスチールブック版)。
VIDEO
撮影監督は『ボディ・ダブル』から『ミッション・トゥ・マーズ』までのデ・パルマ作品(『虚栄のかがり火』はヴィルモス・ジグモンド)、コッポラ監督作『ランブルフィッシュ』『アウトサイダー』などで知られるスティーヴン・H・ブラム。パナビジョン・パナフレックス・ゴールド/35mmアナモフィック/スコープサイズ撮影。1976年デビューのパナフレックス・ゴールドは、光学系を改善、より軽量でコンパクトに改良され、モーター音も低減されて静音性が高められており、1980年代から1990年代の大作・話題作には欠かせないカメラのひとつであった。デ・パルマ作品に欠かせないステディカム撮影は、『バックドラフト』『スピード』『マイノリティ・レポート』などのグレゴリー・ランドスガード。ラボはテクニカラー・ニューヨークにて(一部シーンはテクニカラー・カナダ)。グレーディング工程ではテクニカラーの保管資料が参考にされている。
35mmオリジナルカメラネガの検査と修理、4K解像度でのスキャニングは、カリフォルニア州バーバンクにあるプロテク・ヴォールト社が実施(プロテク・ヴォールトの保管室に保管されていたネガの状態は良好だった)。4Kデジタルレストアを担当したのは、パラマウント・ピクチャーズ/アーカイブ部門シニアバイスプレジデントのアンドレア・カラスと彼女のチーム(『ローマの休日』『ゴッドファーザー』など)。ブラムによれば「屋外ショットではイーストマンコダック5247/125Tストック、室内ショットに高感度5294/400Tストックを使用した」というが、カラーグレードのLUT(ルックアップテーブル)はカラープリント・フィルム・フォーマットのコダック5384を採用している。HDR/SDRグレードは、ピクチャーショップ・ポスト社のシニアカラリストのマイク・アンダーウッド(2020年までの15年間、テクニカラー現像所に在籍)。映像平均転送レートは46.1Mbps(HDR10)/3.7Mbps(ドルビービジョン)。収録アスペクトは2.39:1スコープサイズ。
ルック・アンド・フィール(外見)を構成するために、時代の感覚を捉えることが重要だった。マーガレット・バーク・ホワイト、アルフレッド・アイゼンスタット、アルフレッド・スティーグリッツなど、当時のフォトジャーナリストや産業写真家たちの作品を参考にした。だがブラック・アンド・ホワイト・フィルム(白黒映画)をスタジオが許すはずがない。あの時代の写真をカラーで撮らなければならない。そこでカラーパレットを制御した。主要なカラーは、黒、白、グレー、茶褐色、そしてマルーン(暗い茶から、赤紫にかけての色彩)。原色の種類は効果的に絞り、空の青はシアンに寄せた。街から生命を奪う邪悪な者たちが、色彩までも奪ってしまったかのようなイメージだ。贅沢に囲まれているカポネの周囲も、重厚感は出したが、派手な色は使っていない。1年のうちほぼ7か月間、人びとが室内で寒さから保護されているようなシカゴのシーンは、照明スキームの色温度を制御することで、より涼しい光、設定ステージの蒼白性を作り出したんだ。(スティーヴン・H・ブラム/ブラムは1983年の『ランブルフィッシュ』で白黒撮影を行っている)
2007年BLU-RAY版から大幅な改善。35mmインターポジからのBLU-RAYの画角は、幾分垂直方向にに伸長した2.344:1(≒ 2.35:1)。BLU-RAYの画質は限界までフィルタリングされたており、わずかにフィルムグレインの一部を提供するにとどまる。俳優たちの魅力的な顔は一貫して柔らかくワックス状になり、シカゴやカナダ・ロケの景観においても細かなディテイル描画を回避していた。輪郭描画も粗く、不自然なコントラストエッジ(輪郭の縁取りなど)も見苦しい。UHD BLU-RAYは過度なノイズフィルタリングやシャープネスから解放されており、残存していたパラやフリッカーも除去されている。優れた鮮鋭度を保ちながら、魅力的な粒子感を可能な限りそのまま残している。
ランタイム全体でコントラストと明るさのバランスが改善されており、黒レベルは深く保たれ、背景を飾る細部の視認性も高まっている。シカゴの街並や街路、警察署内、カポネのペントハウスのディテイルや深度描画力も優秀。新聞や看板のレタリングも先鋭だ。ジョルジオ・アルマーニの衣装(生地)のディテイルや質感は観どころのひとつ(衣装デザインはマリリン・ヴァンス)。なんたって魅力的な画像はそれぞれの人物画。大胆な明暗法は用いられていないものの、カラヴァッジオの人物画を思わせる人物ショットも多く、凝った照明操演とともに観応えたっぷりだ。
たとえば警察署内の室内ショット。窓からの光で人物を照らし、顔や背景にブラインドの影を刻印してみせる。現実にはあり得ないライティングだが、その効果は圧倒的だ。HDRはこうした光の量や質感、方向性を忠実に再現。色彩の対比そのものに頼ることなく、ライティングでメリハリと奥行を出そうとする、単彩画法感覚の照明設計の再現は必見となろう。スペキュラハイライトの輝きも適度に抑制され、ドルビービジョンHDRとともに舞台となる年代相応の光のリアリズムを推し進めている。WCG(広色域)のアップグレードはあらゆるショットで視認できるが、カラータイミングに明確な変更が加えられており、BLU-RAY版の色合いと大きく異なるショットも多い。
スコープサイズで撮った理由はいろいろあるが、そのひとつは画面内にある空間を観客に意識させることだった。いまは街に人があふれているが、当時は街に多くの空きスペースがあった。バーク・ホワイトやアイゼンスタットの写真を見てもらえばわかることだが、人はそれほど多くなく、人の周りにはたくさんのスペースがある。ショットはそれほどタイトではない。私たちはシューティングスプリクト(撮影台本)を練り上げて、その事実を表現しようとした。そのために可能な限り短焦点レンズを使い、常に観客がキャラクターたちのいる環境を感じられるようにしたんだ。(スティーヴン・H・ブラム)
AUDIO
サウンドデザイン/音響編集監修は、『ファントム・オブ・パラダイス』『キャリー』『ミッドナイトクロス』などのデ・パルマ作品、『アニー・ホール 』『マンハッタン』などのウディ・アレン作品で知られるダン・セイブル。細心の注意が払われたというプロダクションサウンド(現場録音)は、『クレイマー、クレイマー』『オール・ザット・ジャズ』のボブ・オラリー、初期デ・パルマ作品や『めぐり逢い(1994)』『アバター』のジェームズ・M・タネンバウム。チーフ・リレコーディングミキサーは『悪魔のシスター』以降のデ・パルマ作品や、『ハスラー』『真夜中のカーボーイ』『セルピコ』『狼たちの午後』のディック・ヴォウリセク。本作はヴォウリセクの遺作となる(1989年他界)。
今回は初のロスレス音声化となり、ドルビーSRマスターからのリミックス・ドルビーアトモス音声を収録。サウンドレストア/アトモスリミックスは、パラマウント・デジタルポストサービスの音響エンジニア、リズ・カークシーとデラックス社の音響スタッフが担当。本編のリレコーディングミキサーのひとり、『ヒート』『リーサル・ウェポン4』のケン・S・ポルクの最終承認を得ている。音声平均転送レートは4.98Mbpsを記録。日本語吹替音声/日本語字幕収録。
意外かもしれないが、初のロスレス化。BLU-RAYではDTS-ES6.1(1.5Mbps/24bit)、ドルビーデジタル5.1EX(640kbps/24bit)が収録されていたが、ロスレス化の恩恵は明快、分解能と明瞭度、ダイナミックレンジが高まっている。ミッドレンジの充実はさまざまな発声に波及、魅了的な声のオーケストラを披露する(なかでもショーン・コネリーの口跡は屈指)。フロント3チャンネルは優れたバランスと並外れた忠実度、幅広いサウンドステージを提供。オールドスクールだが容赦ない銃声、悲劇的な爆発音、凶悪なバットでの打音といった暴力的な効果音の強度が高まっている。音による暴力度を抑えてしまうということは、当時の犯罪的悪循環を示す社会的リアリティの否定にほかならない。たとえデ・パルマ流のバイオレンスを無視し得たとしても、そのパワフルな響きから逃れることは出来ないであろう。LFEは重量級とは言えないが、深さを大幅にブーストするのではなく、ローエンドの隙間を補完ために効果的に使用されている。
ドルビーアトモス・リミックスに関して賛否が分かれるかもしれないが、ドラマの起伏に効果的に寄り添ったアトモス音響デザインが施されており、行き過ぎた音彩演出とは無縁だ。オリジナル派はトップスピーカーをOFFにして、ドルビーTrueHD 7.1ch再生するのもよかろう。音声レートは4.3Mbpsとなるが、充分満足できるシネソニックを味わうことができる。アトモス・リミックスの効果は、オープニングクレジットにおける、エンニオ・モリコーネのオリジナルスコアに明快。全編を通じてモリコーネの楽曲はオブジェクトの恩恵を授かっている。シカゴの街の環境音、自然音とアンビエンスも効果的に空間配置されているが、やはり聴きどころはアクション・シークエンスにあり、なかでもユニオン・ステーションの銃撃戦は聴き応えがある。
デ・パルマはモリコーネに、エンディングの曲を「悪に対する警察の勝利」の楽曲にしたいと伝えた。モリコーネは気が進まなかったが、9つの異なる楽曲を書いて、「7番目は最悪なので選ばないように」と促した。ところがデ・パルマは7番目の曲を選び、重要な場面でも使用したんだ。でもそれは正解だった。真鍮のファンファーレ。踊るストリングス。エレガントな木管楽器のアクセント。フルートによるジャズの微妙な変化も散りばめられている。華やかな映像のページェントリーに相応しく、まさに勝利を謳う輝かしい曲だった。(英ガーディアン紙/ロック評論家で作家のアダム・スウィーティング)
そのモリコーネのお気に入りはメインタイトル(「The Strength of the Righteous」)というが、アトモスであろうが、5.1chであろうが、ステレオ再生であろうが、この楽曲は絶対的だ。ハーモニカのソロ、ピアノのスタッカート、ミュートされたブラス、ストリングス、シンセ、そしてモダン・ロックやモダン・ポップのパーカッション・セクション。映画音楽の常套の反する奇妙な楽器の組み合わせように思えるが、それはまるでギャングバスターのように機能している。強烈で止められない推進力のあるコアは、エリオット・ネスと彼の仲間の、粘り強い強さを物語るかのようだ。一方で、予測不可能なリズミカルなビートは、仕事を成し遂げるためにルールを曲げようとする彼らの意欲を示している。マカロニ・ウエスタンでのモリコーネの十八番となるハーモニカのフレーズは、しばしば孤独とひたむきさを連想させる。このハーモニカがネスとカポネのどちらに言及しているかは、個々で解釈してもらいたい。それはコインの表裏であるとも言えるからだ。
FINAL THOUGHTS
35年前にデ・パルマが、それまでのヒッチコック・エピゴーネンから脱却を図った『アンタッチャブル』は、犯罪映画のサブジャンルと、ケヴィン・コスナー、ショーン・コネリー、ロバート・デ・ニーロの記憶に残る演技とが見事に融合し、いまなお観客を楽しませてくれる傑作だ。4K UHD BLU-RAY『ゴッドファーザー』と同じ修復チームによる作品であることも忘れてはならない。映像とサウンドは大幅に洗練されており、BLU-RAYからアップグレードする価値がある。必見。必聴。
SPECIAL FEATURES
- NEW 4K RESTORATION OF THE FILM
- DOLBY VISION/HDR10 PRESENTATION OF THE FILM
- NEW DOLBY ATMOS AUDIO TRACK
- The Script, The Cast (SD, 19 min)
- Production Stories (SD, 17 min)
- Re-Inventing the Genre (SD, 14 min)
- The Classic (SD, 6 min)
- Original Featurette: "The Men" (SD, 5 min)
- Theatrical Trailer (HD)
DISC SPECS
Title | THE UNTOUCHABLES |
---|---|
Released | May 31, 2022 (from Paramount Pictures) |
SRP | $30.99 (amazon: $22.99) |
Run Time | 1:59:26.742 (h:m:s.ms) |
Codec | HEVC / H.265 (Resolution: 4K / DOLBY VISION / HDR10 compatible) |
Aspect Ratio | 2.39:1 |
Audio Formats | English Dolby Atmos (48kHz / 24bit / Dolby TrueHD 7.1 compatible) Spanish Dolby Digital 5.1, French Dolby Digital 5.1 Japanese Dolby Digital 5.1, Russian Dolby Digital 5.1 Czech Dolby Digital 2.0, German Dolby Digital 2.0 Polish Dolby Digital 2.0, Spanish Dolby Digital Mono |
Subtitles | English, English SDH, French, German, Italian, Japanese, Portuguese, Spanish Cantonese, Czech, Danish, Dutch, Finnish, Korean, Mandarin (Simplified) Mandarin (Traditional), Norwegian, Polish, Romanian, Russian, Slovak, Swedish, Thai |
4K画質評価
解像感 | ★★★★★★★★★ 9 |
---|---|
S/N感 | ★★★★★★★★ 8 |
HDR効果 | ★★★★★★★★★ 9 |
色調 | ★★★★★★★★★ 9 |
階調 | ★★★★★★★★ 8 |
音質評価
解像感 | ★★★★★★★★★ 9 |
---|---|
S/N感 | ★★★★★★★★ 8 |
サラウンド効果 | ★★★★★★★★★ 9 |
低音の迫力 | ★★★★★★★ 7 |
SCORE
Film | ★★★★★★★★★★ 10 |
---|---|
Image | ★★★★★★★★★ 9 |
Image 3D | N/A |
Sound | ★★★★★★★★ 8 |
Extras | ★★★★★ 5 |
Overall | ★★★★★★★★★ 9 |