いよいよ今週末、5月27日(金)に公開となる『トップガン マーヴェリック』。前作から36年を経て描かれる続編ということで、映画ファンとしてはもう待ちきれないといったところだろう。

 そして本日、主役のピート・マーヴェリック・ミッチェルを演じたトム・クルーズ氏と、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー氏が来日、“二人揃って”は初となる記者会見が開催された。

画像1: トム・クルーズ&ジェリー・ブラッカイマーが “二人揃って” 初の記者会見を開催。『トップガン マーヴェリック』いよいよ5月27日に公開

 トム氏は3年10ヵ月ぶりの来日とのことで、「前作を作ってから36年が経ちました。今日は皆さんの前に戻って来ることができて、たいへん嬉しく思っています」と挨拶。

 続いてジェリー氏も「皆さん本当にありがとうございます。日本に来るのは私にとって光栄なことです。『トップガン マーヴェリック』を携えて、トムと一緒に来日できた。そしてこの作品を皆さんと共有できたらと思います」と話してくれた。

 久しぶりの日本の感想を問われてトム氏は、「わくわくしています。日本の友人たちにも、絶対に日本に来るから心配しないでと言っていました。大きなスクリーンで楽しんでいただくためにこの映画を作りましたので、映画館でご覧いただきたいと思っています」と語った。

 また今回続編を作ることになったきっかけについて問われると、「何十年もの間、多くのファンから続編を求められていましたが、準備が整っていませんでした。

画像2: トム・クルーズ&ジェリー・ブラッカイマーが “二人揃って” 初の記者会見を開催。『トップガン マーヴェリック』いよいよ5月27日に公開

 今回は、皆さんにF-18戦闘機のコックピットに座っているような体験をしてもらいたいと思いましたし、感情的なストーリーなど、すべての要素が揃ったので続編を作ることができました。観客の皆さんがこれまで目にしたことがないような体験を、この作品でお届けできると思っています」という返事だった。

 今回の作品では実際にキャストがF-18に乗り込んで撮影をしたことも話題になっている。この点についてジェリー氏は「トムと仕事をするということは、リアルなものをつくらないといけないということです。

 俳優たちは、3ヵ月のプログラムを組んでF-18に乗れるように訓練を受けました。そこではプロペラ機から曲芸用飛行機、F-18と順に訓練していきました。というのも彼らは、撮影中は7〜8Gの加速に堪えなくてはいけないからです。

 トムは35年の間に、映画業界の最高の監督や脚本家、俳優たちと一緒に仕事をしてきて、様々な知識を吸収しています。その中から、どうやったら人々を楽しませることができるかという知識が、本作では発揮されています。それが『トップガン マーヴェリック』です」と解説してくれた。

画像3: トム・クルーズ&ジェリー・ブラッカイマーが “二人揃って” 初の記者会見を開催。『トップガン マーヴェリック』いよいよ5月27日に公開

 続いて記者から、F-18でのドックファイトシーンクはどのように撮影したのかという質問もあった。

 これについてトム氏は、「私自身パイロットのライセンスを持っていて、色々な飛行機を操縦できますので、常にどんなアプローチで空撮の映像を撮ればいいのかを考えていました。

 P-51マスタングという第二次大戦で使われた飛行機が『〜マーヴェリック』に出てきますが、これは私の飛行機で、操縦しながら映画としてどんな物語を伝えることができるかをいつも考えています。

 カメラを通して観客に何を伝えることできるのかを考え、どこにカメラを置けばいいのか、レンズは広角なのか、望遠なのか、その映像で何を伝えたいのかを常に考えています」と、作り手ならではの熱い思いを語ってくれた。

画像4: トム・クルーズ&ジェリー・ブラッカイマーが “二人揃って” 初の記者会見を開催。『トップガン マーヴェリック』いよいよ5月27日に公開

 一方ジェリー氏は、「この作品は、映像だけ見ると簡単に撮っているように思うでしょう。でもそうではないんです。というのも、トムは飛行シーンの撮影の前に2時間、このシーンで何をやらなくてはいけないといったブリーフィングを行うんです。

 それから撮影をしますが、撮影が終わったらそれをジョン(ジョセフ・コシンスキー監督)と一緒に見て、またディスカッションが始まります。そしてこの映像では駄目だと言うことになると、撮り直します。そのプロセスが何回も行われました。

 今回は狭いコックピットの中に6台のカメラをセットしました。これはソニーが本作のために開発したものです。それを含め、今回の撮影では1回で最高22台のカメラが回っているといった状況もありました」とトム氏の並々ならぬこだわりについても解説してくれた。

 またトム氏は普段どんな事を心がけているのか問われ、「とにかく一生懸命仕事をするということです。なぜなら私は夢を生きていくことができる、映画を作り、世界中を旅することができている幸せな人間だからです。だから常に映画の作り手として有能であるように努力しています」と、真摯な答を返してくれた。

画像5: トム・クルーズ&ジェリー・ブラッカイマーが “二人揃って” 初の記者会見を開催。『トップガン マーヴェリック』いよいよ5月27日に公開

 最後に新作について、「『トップガン』が第1章だとしたら『〜マーヴェリック』は第2章になります。マーベリックの36年後を描くには映画として同じトーンが必要でした。

 本作は多くの方から望まれていた続編ですので、観客を失望させたくないという思いがあります。この作品をご覧になった皆さんには笑顔になってもらいたい。予定していた公開時期から2年待つことになりましたが、観客の皆さんには映画館の座席に前のめりに座って楽しんでいただきたいと思っています(笑)」と話して記者会見を締めくくってくれた。

『トップガン マーヴェリック』

●監督:ジョセフ・コシンスキー●脚本:クリストファー・マッカリー●製作:ジェリー・ブラッカイマー、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソン●キャスト:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、ヴァル・キルマーほか●全米公開:2022年5月27日(金)●原題:Top Gun Maverick●配給:東和ピクチャーズ(C)2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

<STORY>アメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”。しかし彼らは、ベスト・オブ・ザ・ベストのエースパイロット達をもってしても絶対不可能な任務に直面していた。任務成功のため、最後の切り札として白羽の矢を立てられたのは、伝説のパイロット“マーヴェリック”(トム・クルーズ)だった。記録的な成績を誇る、トップガン史上最高のパイロットでありながら、常識破りな性格と、組織に縛られない振る舞いから、一向に昇進せず、現役であり続けるマーヴェリック。なぜ彼は、トップガンに戻り、新世代トップガンと共にこのミッションに命を懸けるのか?大空を駆け抜ける興奮、そして“胸熱”な感動がここに!スカイ・アクション最新作がついに公開!

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