ゼンハイザーから、スポーツタイプの新作完全ワイヤレスイヤホン「SPORT True Wireless」が、5月12日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は¥19,250前後。

画像: ゼンハイザー初のスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン「SPORT True Wireless」が5月12日に発売。周囲の状況も把握できる「AWARE」モードを新設

 SPORT True Wirelessは、同社完全ワイヤレスイヤホンのラインナップの中では初のスポーツ対応モデルで、現行「CX True Wireless」をベースに、スポーツなどのアクティブなシーンにおける利用に合わせた改良を行なったものになるという。

 基本スペックとしては、CX True Wirelessを踏襲しており、ドライバーにはゼンハイザー謹製の7mm径のダイナミック型=トランスデューサーを搭載して、ゼンハイザーサウンドを実現。ほか、Bluetooth規格はver.5.2、対応コーデックはSBC、AAC、aptX。再生時間はイヤホン単体で約9時間、充電ケース併用で約27時間となる。

 そして、スポーツモデルということで、以下に挙げる改良(変更)が行なわれている。イヤホンを耳に固定するためのイヤーフィンの同梱(4サイズ)。そして、一番の特徴となるのは、使用シーンに合わせて音質を切り替えられる再生モード(アプリで切り替える)「アダプタブルアコースティック」の搭載となる。

 これは、室内(屋内)使用時と、屋外使用時の音響特性を、専用アプリでの設定と、付属のイヤーチップの交換と合わせて実現するもので、室内使用時はワークアウト(トレーニング)に集中するために、遮音性に優れた(通常の)イヤーチップとモードで再生(いわゆる、通常の再生)。モード名は「FOCUS」。

アプリの設定画面。「Focus」と「Aware」を切り替えられる

 一方、屋外使用時においては、安全のためにも周囲の状況の把握が必要になる。そこで、新機構のイヤーチップ(オープンタイプ)が付属する。これは、軸の部分に0.4mm径の孔が開いており、ここを通して入ってくる音によって、外の状況を確認できるという一種アナログな仕組みを採っている。当然、周囲の音が物理的に入ってくることで(遮音性、密閉性が落ちる)、イヤホンの音質にも影響を受けることになる。そのため、「AWARE」(アフェア)モードを新設した。これによって、主に影響を受ける低音域の増強が行なわれるそうだ。切り替えは専用アプリで行ない、その状態はイヤホン内にメモリーされないそうだ。なお、孔のサイズはテストを繰り返して決定したといい、周囲の状況を把握しつつも、不快な音(自分の呼吸や足音など)を減少させる効果を持っているとしている。

オープンタイプのイヤーチップ。青い軸の部分に孔が開いている

 また、スポーツ用ということで、防滴・防塵性も高められており、ベースモデルのIPX4に対してIP54をサポートする。ちなみに、イヤホン本体には空気孔(ベント)が開けられているが、そこからの水・ホコリの侵入を防ぐべく、音質に影響のない素材・形状を吟味した膜(メッシュタイプらしい)が取り付けられているそうだ。

SPORT True Wirelessの主な仕様
Bluetooth規格:ver5.2 Class 1
対応コーデック:SBC、AAC、aptX
ドライバー:7mm径ダイナミック型
周波数特性:5Hz~21kHz
感度:110dB SPL
再生時間:イヤホン7時間、充電ケース併用27時間
充電時間:約1.5時間
急速充電:対応(10分で1時間再生可)
充電端子:USB Type-C
付属品:USB-C充電用ケーブル、ストラップ、オープンイヤーピース(S、M、L)、クローズイヤーピース(S、M、L)、イヤーフィンセット(N、S1、S2、S3)

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