マイク・ミルズ監督の最新作『カモン カモン』の特別試写イベントが4月11日、秋葉原のアキバシアターで行なわれ、タレント・モデルとして活躍しているryuchellがゲストとして登壇。自分の父親としての経験を、映画の内容と照らし合わせたトークを展開した。

画像: 子育ての苦悩をリアルに描いたマイク・ミルズ監督の最新作『カモン カモン』。トークゲストryuchellは、「ハートフルで、共感できる作品」と絶賛

 本作は、ラジオジャーナリストのジョニー(ホアキン・フェニックス)が妹に面倒を頼まれた9歳の甥っ子ジェシー(ウディ・ノーマン)との共同生活を通して、初めての子育てに戸惑いながらも、絆を見出していく姿を綴ったヒューマン作。

 冒頭、本作の感想を求められたryuchellは、「共感できる、感情移入しやすい作品。すっごくハートフルで、家族の理想的姿を描いた映画」と絶賛。自身の子育てを振り返りながら、「勉強になるシーンがたくさんあって、自分の家族にも落とし込めそう」とコメントしていた。

 また、甥っ子のジェシーを演じたノーマンについては、「演技が本当に素晴らしい。目の動きひとつにしても、大人に分かってほしいけど伝わらない時のもどかしさや、その時にする動作をリアルに表現していて、今後の俳優人生が楽しみ」と、親目線での感想も含め、その演技に魅了された様子。

 一方、モノクロで仕上げられた映像については、「映像に味があるし、情報がそぎ落とされている分、表情や動きに注意が向いて、いつも以上に集中して観ることができました」と、監督の狙いを的確に把握したコメントもしていた。

 また、映画に内容に照らして、自身の子育てで学んだことについて質問されると、「子供に毎日毎日成長させてもらっています。子育ては、つまり親育てだと思う」と述べ、「予定通りに行かないことで、臨機応変になれるし、ああそれでいいんだという気づきにもつながって、子供に感謝しています。幸せをもらっているし、成長させてもらっている」と感謝の言葉を口にしていた。

映画『カモン カモン』

4月22日(金)よりTOHOシネマズ日比谷 ほか全国ロードショー

【STORY】
NYでラジオジャーナリストとして1人で暮らすジョニーは、妹から頼まれ、9歳の甥・ジェシーの面倒を数日間みることに。LAの妹の家で突然始まった共同生活は、戸惑いの連続。好奇心旺盛なジェシーは、ジョニーのぎこちない兄妹関係やいまだ独身でいる理由、自分の父親の病気に関する疑問をストレートに投げかけ、ジョニーを困らせる一方で、ジョニーの仕事や録音機材に興味を示し、二人は次第に距離を縮めていく。仕事のためNYに戻ることになったジョニーは、ジェシーを連れて行くことを決めるが…。

出演:ホアキン・フェニックス、ウディ・ノーマン、ギャビー・ホフマン、モリー・ウェブスター、ジャブーキー・ヤング=ホワイト

監督・脚本:マイク・ミルズ
音楽:アーロン・デスナー、ブライス・デスナー(ザ・ナショナル)  配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
2021年/アメリカ/108分/ビスタ/5.1ch/モノクロ/原題:C’MON C’MON/日本語字幕:松浦美奈
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