シャープグループの一員で、IOT・クラウド事業を手掛ける AIoTクラウド は、新サービスとなる「アルコールチェック管理サービス」を、3月下旬より提供すると発表した。

 これは、道路交通法改正によって4月より施行される「白ナンバー事業者へのアルコールチェック義務化」に対応するクラウドサービス。安全運転管理者を選任している事業者に対して2段階で実施されるもので、まず4月からは、「目視等による運転者の酒気帯びの有無の確認と、その内容の記録・保存」が義務化。続いて10月からは「アルコール検知器を使用したアルコールチェック」が義務化されるということだ。

 AIoTクラウドでは、このサービスを発表する前から、ネットを使って配送車の運行管理(=テレマティクス)を行なう事業も手掛けており、その延長上にて、道路交通法改正に合わせた本事業を展開することになったそうだ。

 さて、そのサービスの実施は大きく、検査、確認、記録のブロックがあり、まず検査面では、ユーザーの予算や規模、目的に合わせた検知器=アルコール検知器の選定が可能な点が特徴になるそうだ。Bluetooth対応モデルではあれば、専用アプリを入れたスマホと組み合わせて、検査結果をスマホで受信、データをクラウドに送って保存が可能となる。一方、スタンドアローンモデル(Bluetooth非対応)であれば、表示画面をスマホで撮影。それを文字認識(OCR)させることで、前項と同じように、クラウドに情報を送信することができるという。つまり、現在、アルコールチェック器を導入済の事業所においても、本サービスを適用できる、ということだ。なお、なりすまし防止の機能にも対応するそうだ(スマホアプリ側にて)。

 そうして運転者が検査した結果(アルコールチェック)は、先述の通りクラウドにデータが蓄積・管理されるので、管理者はパソコンやタブレットを使って、リアルタイムに状況を確認できる。クラウドを使っているので、遠隔地からの確認も可能だ。

 同時に、車両運行についても管理・確認ができるようになっており、アルコールチェックなしで運行していないかどうかもチェックできるそうだ。アルコールが検出された場合は、自働的に管理者に通知されるという。

 記録のブロックでは、運転者のアルコールチェックと連動して、運転日誌の自動作成も可能になるそうで、アルコールチェック&保存が義務化されることによる、運転者・管理者の業務負担の増加を、アプリとクラウドサービスの組み合わせによって効率化できるとしている。

 料金は、サービス導入費として事業所あたり¥15,000(税別)がまず必要で、あとは3種類のプランが用意されている。シンプルプラン(¥330/月 税込)はアルコールチェック測定記録のみ。スタンダードプラン(¥550/月 税込)は、シンプルプラン+検査漏れ簡単チェック。プレミアムプラン(¥990/月 税込)は、スタンダードプラン+アルコールチェック連動運転日誌作成まで行なえるようになる。なお、プラン価格は運転者1名当たりとなる。

 AIoTクラウドでは、本サービスの目標として、2022年度内に2000社の導入を掲げている。

https://www.aiotcloud.co.jp/

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