画像: ユキムスーパー オーディオアクセサリー CVS1 ¥160,000(税別) ●方式:バキューム式 ディスク部 ●材質:純マグネシウム部および合成ゴム ●外径:φ305mm ●厚さ:7mm ●重量:600g サクションボックス ●ホース長:1.5m ●寸法/重量:W108×H96×D138mm/580g スタビライザー部 ●材質:真鍮、純マグネシウムおよびウレタンゴム ●外径:φ70mm ●高さ:50mm ●重量:480g ●問合せ先:(株)ユキム☎03(5743)6202

ユキムスーパー オーディオアクセサリー CVS1 ¥160,000(税別)
●方式:バキューム式 ディスク部
●材質:純マグネシウム部および合成ゴム
●外径:φ305mm
●厚さ:7mm
●重量:600g サクションボックス
●ホース長:1.5m
●寸法/重量:W108×H96×D138mm/580g スタビライザー部
●材質:真鍮、純マグネシウムおよびウレタンゴム
●外径:φ70mm
●高さ:50mm
●重量:480g
●問合せ先:(株)ユキム☎03(5743)6202

 ユキムが自社ブランドのユキムスーパーオーディオアクセサリーで扱う吸着式ディスクスタビライザーである。原型はアイコールから発売されていたIQ1300Aのようで、フレキシブルな機構の吸引ホースがある専用スタビライザーを乗せて使う、ユニークなスタイル。フローティング機や回転トルクの弱いプレーヤーには不向きと思われるので、事前に問い合わせるといいだろう。

 アナログ盤と密着する金属部分は純マグネシウム製だという。このマットを背面から見ると、大部分を占めているのは合成ゴム。おそらくは外周用と内周用のシーリングを含めたワンピース構造になっているのだろう。吸引を行なうスタビライザー部分は、純マグネシウムと真鍮を組み合わせているということだ。

シートを見る。中央の金属はマグネシウム。円盤のエッジ部にはわずかに襞があり、ここにレコードを乗せてスタビライザーをセット。空気を抜くサクションボックスにより、ホースを通してシートとレコードの間を吸着させる仕組み。

 本誌試聴室でテクニクスSL1000Rを使って試用した。持参したビル・エヴァンス「ビハインド・ザ・ダイクス」は盤が反っているのだが、それがフラットに矯正されてB&W800D3のウーファーも揺らがなくなった。いうまでもなく音の安定感が増して音像定位が格段にしっかりしてくる。ダイレクト盤のデイブ・グルーシンでは明確化する音の感触が硬くならず、適度な弾力を伴っている。これはプラッターとの接地面がゴム素材だからなのだろう。間欠的に吸引を行なう仕組みだが、吸着時のポンプは静かで巧妙に考えられた設計と窺える。反っていないLPレコードにも音質の改善効果が期待できよう。

画像: 実際の再生状態。空気を吸引するサクションボックスとホースは付けたまま再生する(写真ではプレーヤーの背後直下にボックスをセット)。空気抜きは最初に30秒で実行、以後も間欠的に行なわれる。

実際の再生状態。空気を吸引するサクションボックスとホースは付けたまま再生する(写真ではプレーヤーの背後直下にボックスをセット)。空気抜きは最初に30秒で実行、以後も間欠的に行なわれる。

スタビライザーを手にシートを確認する三浦氏。

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