旭化成エレクトロニクス(AKM)は、VELVET SOUNDブランドのD/Aコンバーター(DAC)
新製品として「AK4490R」「AK4493S」を開発したと発表した。今年2月から順次サンプル出荷を開始しており、量産品は2022年第2四半期に供給開始の見込みという。

 同社では先日、同じくVELVET SOUND ブランドのDACやA/Dコンバーター(ADC)13製品のサンプル出荷を始めており、今回の発表もそれに続くものとなる。

 今回の新製品は、これまで多くの据え置き機器やポータブルオーディオ機器に採用されていた、「AK4490」とその上位モデル「AK4493」を最新の高音質技術で再設計し、電気的な余裕度と安定感を向上させている。AK4490、AK4493よりも低消費電力にもかかわらず、今までにないレベルの「情報量」と「スピード感」を実現しているそうだ。

 同社ではこの2製品について、SACD/CDプレーヤー、ネットワークオーディオ、デジタルオーディオプレーヤー、USBDAC、電子楽器、サウンドバー、パブリックオーディオシステムに向けたものと位置づけている。

「AK4493S」の特長
●最大768kHz/32ビットのPCM入力と、DSD512(22.4MHz)入力に対応
●PCM/DSD自動切り替え機能搭載
●大振幅モード時 S/N=125dB
●新搭載のOSR-Doubler技術により広い信号帯域・低帯域外ノイズ特性と低消費電力を両立
●6種類のサウンドカラー(32ビットデジタルフィルター)を内蔵し、様々なアプリケーションで柔軟かつ容易に音質作りが可能

「AK4490R」の特長
●最大768kHz/32ビットのPCM入力と、DSD256(11.2MHz)入力に対応
●PCM/DSD自動切り替え機能搭載
●特性と消費電力の最適バランス
●6種類のサウンドカラー(32ビットデジタルフィルター)を内蔵し、様々なアプリケーションで柔軟かつ容易に音質作りが可能

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