愛することにもがき苦しむ若者たちを描き出した群像劇『きみは愛せ』より、本ポスタービジュアルと新場面写真が到着! あわせて、カナザワ映画祭・小野寺代表からのコメントも到着した。
リサイクルショップで働く無欲な男・慎一(海上学彦)、スナックで働きながら好きな人を待つ毎日を過ごしている慎一の片想い相手・凛(兎丸愛美)、そして、雀荘で働く凛の兄で慎一の同居人の朋希(細川岳)。都会から離れた小さな町で、何となく満たされて、どこか物足りない毎日を平和に過ごしている3人。傷つくことを恐れる彼らの生活は、ある出来事をきっかけに予想もしていなかった結末を迎えることになる。痛くて、儚くて、もどかしい彼らの青春の最終章。
主演の慎一を演じるのは演劇ユニット・グレアムボックスなど活躍する海上学彦。慎一の同居人で凛の兄でもある朋希役に『佐々木、イン、マイマイン』で一躍注目株俳優となった細川岳。妹の凛役にはヌードモデル・写真家としても活躍する兎丸愛美。他、髙野春樹、川添野愛、田中爽一郎、花影香音など、日本映画界注目の俳優陣が脇を固める。
監督は、劇場デビュー作『愛うつつ』(主演:細川岳)が高く評価された新星・葉名恒星。愛を求めてあがく若者たちの絶望と、かすかな希望を赤裸々に描き出した。
解禁されたポスタービジュアルは、慎一(海上学彦)、凛(兎丸愛美)、朋希(細川岳)それぞれの物憂げな表情が切り取られたもの。「愛ってなんだよ」というコピーが添えられ、誰かを愛することの苦しみと希望が感じられるデザインとなった。
一方、新たに解禁された場面写真は、抱き合おうとする慎一と凛や、キスをする朋希のカット。慎一の同僚・良太(田中爽一郎)や朋希の元恋人・明歩(川添野愛)、街の実力者・弘志(高野春樹)らの姿も映し出され、複雑な人間関係も垣間見える。
カナザワ映画祭と金沢市竪町商店街が2019年から発足させた「期待の新人監督スカラシップ」第1回作品に選出され企画製作された本作。カナザワ映画祭代表の小野寺代表は、「この二年で、先のことは何が起きるか分からないという当たり前のことが実感でき、また日々の大切さも実感できたことでしょう。そんな些細な事が描かれた作品だと思います」とメッセージを寄せている。
映画『きみは愛せ』
1月28日よりアップリンク吉祥寺、
2月12日より金沢・シネモンド、
ほか 愛知・シネマスコーレほか全国順次公開
【キャスト】
海上学彦/細川岳/兎丸愛美/高野春樹/田中爽一郎/花影香音/白子/川添野愛/宮城大樹/南ユリカ
脚本・監督:葉名恒星
企画・製作:一般社団法人映画の会竪町商店街振興組合
制作:HANAOHANACO Co.
配給:映画の会
宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト
配給協力:シネマスコーレミカタ・エンタテインメント
2020/日本/ ビスタ/103分
(C)2020「きみは愛せ」製作委員会
<到着コメント>
一般社団法人映画の会代表理事 小野寺生哉
2020年1月に金沢で三週間撮影して完成させた作品です。まさにパンデミックが起きる前のタイミングで、あの時にしか撮れなかった瞬間が作品に残されています。2020年は公開のタイミングがなく、一年留年してしまいましたが、「期待の新人監督スカラップ」第一回作品をようやく世に送り出せて安堵しています。みなさん、二年前は何をしていましたかね? この二年で、先のことは何が起きるか分からないという当たり前のことが実感でき、また日々の大切さも実感できたことでしょう。そんな些細な事が描かれた作品だと思います。
<「カナザワ映画祭」とは?>
カナザワ映画祭は2007年から石川県金沢市で毎年開催中。2017年からは金沢市以外の各地でも開催を始めた。