新年あけましておめでとうございます。
月刊HiVi(ハイヴィ)はオーディオビジュアル(AV)/オーディオの専門誌として39年目の年を迎えます。
昨年年初のご挨拶では、ストリーミングコンテンツ(ネット動画)の「予想を遥かに上回る需要の拡大」があったと記したのですが、2021年はさらにそれ以上の変化が起こった年でした。コロナ禍の影響で、『ウィンドウ』と呼ばれる映画公開の形態や順序が大きく変わり、映画館での公開が見送られた大作映画はひとつやふたつではありません。
その作品はどうなったかと言えば、ストリーミングで「配信」される形になったわけです。映画館の大画面と充実した音響システムで作品を観られないことを嘆く向きもありますが、家で映画を観ることは悪いことばかりではありません。さまざまな条件に左右されず、いつでも自宅で(ともすればどこでも)映画を楽しめるのだから。
しかもオーディオビジュアル製品は日々発展しており、絶対的な画面と音量の大きさ以外の品位という面では、自宅の再生で市中の映画館の感動を超えることも夢ではないのです。
Disney+で独占配信される8時間近い(全3話)大作『ザ・ビートルズ:Get Back』などは自宅でじっくりと楽しむべき最たる例と言えるでしょう。
どのハードウェアで? は発売中のHiVi1月号を、どのソフト(映画)を? は1月17日発売のHiVi2月号をご覧いただき、ぜひご検討ください。
2022年も、引き続き加速するストリーミングコンテンツの再生方法を追求しつつ、クォリティファーストで選ぶべきUltra HD Blu-rayディスクも変わらず追い続けて参ります。
月刊HiVi編集長 柿沼良輔