FiiOブランドのUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプ「K3ES」「E10K Type-C」が、エミライから9月10日に発売

2021-09-03

Stereo Sound ONLINE* @ Stereo Sound ONLINE

　エミライから、FiiOブランドのUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプ「K3ES」「E10K Type-C」が9月10日に発売される。価格はオープンで、市場予想価格はK3ESが￥14,850円前後、E10K Type-Cが￥8,910円前後。

　K3ESは、既存モデル「K3」の後継にあたり、従来のDACチップ「AK4452」をESS Technology社のモバイル用フラッグシップDACチップ「ES9038Q2M」に変更。AK4452と比較して、S/N比を14dB向上、歪率を13dB低減した。

　XMOS USBレシーバーチップを搭載し、最大384kHz/32bitのPCMデータと11.2MHzのDSDデータの再生に対応。さらに、特注仕様のヘッドホン駆動専用オペアンプ「OPA926」を採用し、高S/N、低ノイズ、大出力を実現している。

　本体前面の可変抵抗型ボリュームノブは、独自のA/D変換方式による音量調整機構を備えることでギャング・エラーを低減。オーディオ出力は、シングルエンドの3.5mmステレオミニヘッドホン端子に加えて、バランス駆動に対応した2.5mmヘッドホン端子を装備する。さらに、使用するヘッドホンやイヤホンの特性に合わせてハイ／ローの2段階でゲイン調整が可能なほか、ハードウェア回路構成によるBass Boost機能も搭載する。

　PCとの接続にはUSB Type-C端子を採用し、ACアダプターなどの外部電源が不要なUSBバスパワー駆動に対応。過電圧保護回路や二重の電源ノイズフィルターを実装するほか、USB Audio Class切り替えスイッチも備える。そのほか、光デジタルおよび同軸デジタル出力端子を搭載し、DDコンバーターとしても利用できる。

　E10K Type-Cは、既存モデル「E10K」の後継にあたり、USB入力端子として新たにUSB Type-Cを採用。USBコントローラーはフラッグシップモデルのXMOS製「XUF208」となり、対応サンプリングレートが最大PCM384kHz/32bitにまで引き上げられた。

　DACチップにはTexas Instruments社製「PCM5102」を搭載。内部のデジタルフィルターを最適に設定することで、音質や応答性を向上した。また、アンプ回路には高速・低歪み・大出力電流のオペアンプを採用し、優れた出力特性と過渡特性を実現した。

　ACアダプターなどの外部電源が不要なUSBバスパワー駆動で、USB Type-CケーブルをPC等と接続するだけですぐに使用可能。オーディオ出力は、ボリューム可変の3.5mmステレオヘッドホン出力端子をフロントパネルに、ボリューム固定の3.5mmステレオライン出力端子をリアパネルに備える。また、RCA同軸（最大192kHz/24bit）のデジタル出力を装備し、DDコンバーターとしても利用できる。

　電源スイッチ機能を備えた大型ボリュームノブを搭載。使用するヘッドホンやイヤホンの特性に合わせてハイ／ローの2段階でゲイン調整が可能なほか、ハードウェア回路構成によるBass Boost機能も備える。