『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が6月11日(金)に公開され、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』以来33年ぶりの10億円を超える大ヒットを祝し、7月4日(日)に大ヒット御礼舞台挨拶が実施されました。
本イベントにはハサウェイ・ノア役の小野賢章、ギギ・アンダルシア役の上田麗奈、ケネス・スレッグ役の諏訪部順一、村瀬修功監督、小形尚弘プロデューサーの5名が登壇。大ヒットを実感した出来事や、見てくださった方々への感謝の気持ちを語りました。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』成績(7月5日14:00時点)
興行収入 1,583,779,400円 ※6月11日(金)~7月4日(日)の24日間
観客動員数 779,032人 ※6月11日(金)~7月4日(日)の24日間
※興行収入、観客動員数は興行通信社調べ
7月3日(土)時点で15億円を超えたことがわかり、大ヒットを受けて今の率直な気持ちを聞かれ、諏訪部は「これだけ多くの皆さんにご覧いただけているのは本当に嬉しいですね。やはり目の前にいるお客様を見ると、感無量です。本当にありがとうございます。」と述べ、上田は「何度も延期になり、大変お待ちいただく形になり申し訳ないなと思ったのですが、皆さんのお顔を見て、本当に公開されたんだなと実感しています。すでに何度も見ていただいている人も多いとのことで、本当に嬉しいです。」と、感極まりながらも、公開後初めて観客の前で挨拶ができたことを喜んだ。
また小野は「本当に素直に嬉しいです。我々キャストもスタッフも丁寧に、長い時間をかけて制作したので、その分お待たせしてしまったのですが、結果として15億円というのが目に見えているのが、本当に嬉しいです。見てくださった方のおかげです、本当にありがとうございます。」と喜びを噛み締めた。
小形は「メインキャストの3人と、何回かイベントをやらせていただきましたが、皆さんの前で100%の席というこの場所に立てているのが本当に嬉しいです。」と、制作目線の今の気持ちを語った。村瀬監督は「多くの方に見ていただいている報告を受け、ガンダムというタイトルの大きさを痛感しています。それと同時に自分なりにこの大役を果たせたのかな、とホッとしています。」と、いまの率直な気持ちを述べた。
大ヒットを受けて周囲からの反響があったか聞かれ、諏訪部は「ナレーションの仕事のスタッフや、友人知人から『見たよ』と感想をたくさんいただきました。声優の仕事は25年以上やっていますが、みんな本作を自分のデビュー作だと思っているんじゃないかなというくらいのリアクションで(笑)。昔からの知り合いにもたくさんお褒めの言葉をもらえたのは嬉しかったですね。」とかなりの反響があったことを明かした。
上田「私もスタッフさんや演者の方からも、感想も伺いました。女性のスタッフさんたちも多く、男女問わず見ていただける作品だと実感しました。」
小野「声優仲間も、連絡いただきました。「これは、続くんだよね?」とか「次っていつなの?」というのがめちゃくちゃ多いです。後、歯医者に通っていて、今ホワイト二ングをやっているんですが、青いライトを当ててるタイミングで「ハサウェイ見ました」と歯科医の先生からも言ってもらえたんです。(笑)「ありがとうございます」がすごく言いにくかったのですが、熱い想いを語ってもらえて、嬉しかったですね。」と意外なタイミングで感想をもらったことを明かした。
ハサウェイにとってギギとケネスとは? という質問に対して小野は「2人ともに一歩踏み出せないなというところは、共通しているところかなと思います。ケネスは軍人であり、敵対関係になることがわかって出会っているので、僕の個人的な思いとしては別の形で出会っているといい関係を築けたのかなとも思ったりしました。ギギは、味方なのか、敵なのかわからないですよね。ハサウェイ自信が遂行しないといけないことがあるので、それを第1に考えた時に、ギギがマフティーを危険にさらしてしまう存在になってしまうかもしれないと思っていましたね。」
またギギにとってハサウェイとケネスとはと言う質問に対し、上田は「人のことを男女として判別しているタイプの子だと思うので、2人のことを男の人として見ていて、ハサウェイは可愛くて気になる存在、ケネスは大人でいい男だし、どっちに付こうかな? という感じに思っていました。」
そしてケネスにとってハサウェイとギギとは? という質問に対して諏訪部は「何かしらの運命的なものを感じていますよね。自分より若い2人ですが、これからの人生に深く関わってきそう、という。」と明かした。
ガウマンが空から落ちてくるのが、ヒロイン説とSNSで盛り上がっていることに対し小形が監督に意識したのか質問すると、村瀬監督は「意識的ではないです。」と一蹴された。
TVシリーズではなく劇場版だからこそ、意識した部分を聞かれ、「テレビとなると、映画とは没入感が違うので、通常セリフで説明するようなことも、芝居や背景など画面のみで説明できるよう、意識しました。」と、制作時に意識していたことを語った。
最後は、各々の好きなシーンを発表。諏訪部は「色々とありますが・・・強いて言うなら、ケネスがギギとクラブでダンスしているところから、海なめの映像に切り替わりモビルスーツ戦に突入するところですね。あの盛り上がっていく感じがとても好きです。」と言うと観客からも拍手が聞こえた。上田は「『やっちゃいなよ』が好きなセリフです。」と述べ、監督へあそこはギギだけの声なのか投げかけると、クェス役の川村万梨阿さんに何パターンも声をもらって、それらをいくつも重ね合わせて構成していると上田が気になっていたシーンの舞台裏が明かされた。
小野は「一番最後のハサウェイの表情が印象的ですね。先日の舞台挨拶で、そこのハサウェイは監督が作画をされたと聞きもう一度見返しました。なんとも言えないちょっと気まずいような、困った顔をしていて、本当にすごい表情でした、鳥肌が立ちました。注目して見て欲しいですね。」と語った。
村瀬も好きなシーンを聞かれ「諏訪部さんがおっしゃった、ダンスシーンからの、メッサー登場のあたりは、予定通りと言う感じにとても綺麗にはまったんではないかと思います。」と、いい出来になったシーンを述べた。
最後に、小野「公開から4週目に入ったのですが、劇場に足を運んでいただき嬉しいです。これからもまだまだ記録が伸びていくように、皆さんに応援いただけたらと思います。本日はありがとうございました。」上田「今日皆さんのお話を聞いていて、また、もう一度見たいと思いました。第2部以降で私自身も頑張りますので、まだまだ『閃光のハサウェイ』よろしくお願いいたします」
諏訪部は「今までも言ってきましたが、劇場でご覧いただく価値のある作品になったと思います。自分の声もご家庭でご鑑賞いただくよりかなりよく聴こえるのではないかと。映像もサウンドもハイクオリティ。魂込めて作られた作品です。物語はこの後も続きますので、引き続き『閃光のハサウェイ』にお付き合いいただけると幸いです。」と述べた。
小形「なんとかここまでこられて、結果も出てるということで嬉しいです。皆さん、2度3度見ていただいてると思うのですが、これからも毎週特典出しますので(笑)、見にきていただいて、皆さんが入っていただくごとにファンネル・ミサイルが2、3と増えて行きますので……(笑)。ぜひ皆さんのお力をお借りしてこの後のシリーズにつなげていければと思います。本日はありがとうございました。」
最後に村瀬は「スタッフロールを見ていただいたと思うのですが、見たことのないくらいの量だったと思うのですが、本当にあれだけ多くの人の熱意がフィルムに確実に定着していて、そのクオリティを感じていただけると思います。今日初めて見た方は、ドルビーシネマでぜひ見ていただきたいと思います。本日はありがとうございました。」と多くの観客からの拍手に見送られイベントは幕を閉じた。
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』
大ヒット公開中!
<STORY>
あざやかな閃光 新たな世界の始まり―
第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。
U.C.0105。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、
強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。
そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府運動「マフティー」だ。リーダーの名は「マフティー・ナビーユ・エリン」。その正体は、一年戦争も戦った連邦軍大佐ブライト・ノアの息子「ハサウェイ」であった。
アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想、意志を宿した戦士として道を切り拓こうとするハサウェイだが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いがその運命を大きく変えていく。
【キャスト】
ハサウェイ・ノア 小野賢章
ギギ・アンダルシア 上田麗奈
ケネス・スレッグ 諏訪部順一
レーン・エイム 斉藤壮馬
アムロ・レイ 古谷 徹
ガウマン・ノビル:津田健次郎
エメラルダ・ズービン:石川由依
レイモンド・ケイン:落合福嗣
イラム・マサム:武内駿輔
ミヘッシャ・ヘンス:松岡美里
ミツダ・ケンジ:沢城千春
メイス・フラゥワー:種﨑敦美
ハンドリー・ヨクサン:山寺宏一
ゲイス・H・ヒューゲスト:佐々木望
【主題歌】
[Alexandros]「閃光」(UNIVERSAL J / RX-RECORDS)
【スタッフクレジット】
企画・製作 サンライズ
原作 富野由悠季、矢立 肇
監督 村瀬修功
脚本 むとうやすゆき
キャラクターデザイン pablo uchida、恩田尚之、工原しげき
キャラクターデザイン原案 美樹本晴彦
メカニカルデザイン カトキハジメ、山根公利、中谷誠一、玄馬宣彦
メカニカルデザイン原案 森木靖泰
総作画監督 恩田尚之
色彩設計 すずきたかこ
CGディレクター 増尾隆幸、藤江智洋
編集 今井大介
音響演出 笠松広司
録音演出 木村絵理子
音楽 澤野弘之
配給 松竹ODS事業室
公式サイト http://gundam-hathaway.net/
公式Twitter https://twitter.com/gundam_hathaway
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