ステレオサウンドNo.219(2021年夏号)は、本誌ではほぼ2年ぶりとなる「組合せ特集」を中心に、さまざまな条件下でのデジタルファイルの音質比較、リンKlimax DSM/3を筆頭とする注目新製品の詳報、作家・片山恭一さんのオーディオシステム・リニューアル計画、新デジタル伝送方式ZERO LINK開発者へのインタビューなど、じつにバラエティに富んだ盛りだくさんの内容となっています。表紙を飾るのは、北欧ヴィンテージのサイドボードに載せられたスコットランドLinn Products(リン・プロダクツ)の最高級ネットワークプレーヤーKlimax DSM/3。アルミ合金ブロックから削り出されたマッシヴで美しいボディに自社開発のディスクリートDACを積み込んだ、リン・プロダクツ渾身の最新フラグシップモデルです。
![画像: 『ステレオサウンド』No.219は6月3日発売!
特集「組合せ試聴から探究する 実力派スピーカー7モデルの魅力」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2021/05/31/0559d9ef02a23dfe9108d8bd884735c8b44b3efc_xlarge.jpg)
特集
組合せ試聴から探究する
実力派スピーカー7モデルの魅力
この特集では7名の本誌オーディオ評論家に「2018年以降に発売されたペア価格400万円以下のスピーカーシステム」のなかから「思いどおりに鳴らしてみたい1機種」を選んでもらい、さまざまなプレーヤーやアンプとの組合せ試聴を通じて、その魅力と実力を探っていただきました。選ばれたスピーカーは、日本、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストリア、スウェーデンの有力メーカーが開発した、ペア90万円から240万円までの7モデル。いずれも、そのスピーカー本来の実力を引き出せれば、よりグレードの高いスピーカーにも引けを取らない魅力的な音を再生することができる、いまもっとも注目すべき実力派スピーカーです。それら7モデルの現ユーザーや購入を検討されておられる方はもちろん、それらと同タイプのスピーカーのユーザーにとっても“鳴らし方”の参考となる組合せ試聴リポートを、じっくりとお愉しみください。
![画像: 特集 組合せ試聴から探究する 実力派スピーカー7モデルの魅力](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2021/05/31/ffe55dcba2d050ca8ebe8d738aaa35a6b3b4b5c7_xlarge.jpg)
短期集中連載
傅 信幸と土方久明のファイル再生ワークショップ
前号で準備回をお届けした「ファイル再生ワークショップ」が、今号から正式スタートします。第1回目は、ウィンドウズPCやMacなどのパソコン、あるいはDELA、fidataなどのオーディオ専用サーバーを「トランスポート」として使い、それらをUSB対応D/Aコンバーターと接続してデジタルファイルを再生する方式にスポットを当て、さまざまな比較試聴を行ないました。トランスポート、再生ソフトウェア、USBケーブルの長さなど、異なる条件下での音の違いをきめ細かく比較検証しています。
![画像1: 短期集中連載 傅 信幸と土方久明のファイル再生ワークショップ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2021/05/31/eeff6f8ad096922829f91881be8c27675786ff39_xlarge.jpg)
![画像2: 短期集中連載 傅 信幸と土方久明のファイル再生ワークショップ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2021/06/01/3797a964ff787fbf63a297838b6ed8ae86cdb5a1_xlarge.jpg)
そのほかの注目記事
①『世界の中心で、愛をさけぶ』などの恋愛小説で知られる片山恭一氏が、高校時代の学友であるオーディオ評論家・山本浩司氏のサポートで、長年愛用しているリンのフルシステムを再構築するまでの顛末を、山本氏が取材リポートする「作家・片山恭一の試聴システム・リニューアル計画」。最後に掲載されている片山氏のショートエッセイは必読です。
![画像1: そのほかの注目記事](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2021/05/31/df8572f6d9b95ee868db3b785101bd0190f68a91_xlarge.jpg)
②魅力的なオーディオ機器の開発に携わったエンジニアやプロジェクトリーダーに、製品開発に込めた熱き想いや目指した目標、開発過程の苦労話などを語っていただく連載「つくりては語る」の第7回。今回ご登場いただくのは欧州の2社、オーディオネック(フランス)とエクスクウィジット/ゴールデンバーグ(スイス)の代表者兼開発責任者です。
![画像2: そのほかの注目記事](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2021/05/31/bd12899242ec5b9fbb7b6c5d6c838fd842bfc202_xlarge.jpg)
③異なるオーディオメーカーに属する二人の日本人エンジニアが開発した新デジタル伝送方式「ZERO LINK」の特徴や利点について開発者自身に語っていただく「開発者に訊く新たなデジタル伝送方式 ZERO LINK」。
![画像3: そのほかの注目記事](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2021/05/31/8bd7cd70224313298c26502e5357c118a73125d0_xlarge.jpg)
④日本各地のオーディオショップを訪問し、その店のコンセプト、展示スペース、得意分野はもちろん、販売担当者の愛聴盤・推薦盤もご紹介する連載「オーディオショップ探訪」。第2回目は、東京・千代田区に店舗を構える「オーディオユニオンお茶の水ハイエンド館」と「ダイナミックオーディオ5555」です。
![画像4: そのほかの注目記事](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2021/05/31/5d6cfd41217321545c2f8dd4f6e799becbc74036_xlarge.jpg)
⑤今季も注目の新製品が目白押しです。表紙を飾ったリンのKlimax DSM/3はもちろんのこと、日本初上陸を果たしたアナログプレーヤーのヴァルテレ「MG1 PKG」(元ロクサンのトラジ・モグハダム氏が起ち上げたブランドです)、弩級パワーアンプのCHプレシジョン「M10」、オーレンダーの最上級ファイルトランスポート「W20 Special Edition」、話題のZERO LINK伝送に対応するセパレート型ネットワークプレーヤーのスフォルツァート「DST-Lepus」+「DSC-Vela」等、見逃せない製品ばかりです。
![画像5: そのほかの注目記事](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2021/06/01/feb0bd6461add74d5f1f7179eaf88996ab7db38d_xlarge.jpg)