2021年3月8日、多くのアニメファン待望の『エヴァンゲリオン』シリーズ最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開となった。社会現象になるほどの人気アニメとあって、公開前後から多くの企業が様々なコラボレーション企画を行っており、オーディオメーカーのオンキヨーからも、コラボレーションモデルのカスタムインイヤーモニター(以下カスタムIEM)が期間限定で2020年12月から発売されている。(2020年12月1日〜2021年8月31日 15時)

 ちなみにカスタムIEMとは、自分の耳に合わせた型からボディを作り、外装などを自分好みのデザインにできる、オーダーメイドタイプのイヤホンのこと。

 今回、こちらの「カスタムIEM エヴァンゲリオンコラボモデル」を、主人公の碇シンジ役として有名な、声優・緒方恵美さんが実際に作ったという話を聞いて、その感想などを伺うため、オンキヨー直営店である「ONKYO BASE」のある両国の本社におじゃました。

 実はこちらの取材、本来であればカスタムIEM完成時の商品手渡しのタイミングで行われる予定でしたが、緒方恵美さんの急な体調不良により、スケジュールが変更となっていました。

 その後、こちらのカスタムIEMに関しては、テレビ番組の収録で先にお使いになりたいという緒方さん側からの希望により、すでに納品&ご利用となっており、今回の取材では計らずとも実際の使用感などを中心にお話を聞かせていただける事になりました。

 

ONKYO DIRECT「ONKYO Custom In-ear Monitors エヴァンゲリオンコラボモデル」

 

今日はよろしくお願いします。まず、ご体調はいかがですか?

緒方恵美:すみません。元々中学生時代から腰痛を持っていて、今回は過労が溜まって再発してしまいました。今は大丈夫です。復活しました!(笑)

お身体をお大事にしてください。それでは、改めてお話を聞かせていただきます。今回オンキヨーから発売された「カスタムIEM エヴァンゲリオンコラボモデル」ですが、緒方さんは以下の内容で作成していますね。

 

画像2: 声優 緒方恵美さんがオンキヨー『エヴァンゲリオン』コラボのカスタムIEMを制作!そのシンクロ率を聞いた!!そして『エヴァ』のこと、ニューアルバムのこと、自伝のこと、緒方さんの今と未来も語っていただいた。

・シェルタイプデザイン:Type EVA-01(右耳:碇シンジ、左耳:ネルフ)

・ドライバー:IE-M3 EVA(新開発のマグネシウム振動板搭載し、高音と中音に1機、デュアルウーファーを1機、合計2機のドライバーを搭載したモデル)

・コネクタージャック端子:T2(Estron社が開発したケーブルコネクター規格。耐久性と信頼性が高いのが特徴)

・装着感【遮音性】:プロ・ミュージシャンタイプ(密閉度が高く、遮音性に優れている)

 

 

緒方恵美:オンキヨーさんから、『エヴァンゲリオン』コラボモデルのカスタムIEMを、映画公開のタイミングで作ってみないかとお声がけいただき、作成しました。

デザインですが、本来は黒色が好きなので両耳とも黒を選びたかったのですが、やはりシンジのデザインを選ばない訳には行きませんよね(笑)。他のキャラを選ぶ事も出来たのですが、それはそれで両耳のカップリングで揉める方々がいるかもしれないので、やめておきました(笑)。

音色の要となるドライバーは、全て聴かせていただきましたが、自身のライブ等で使うつもりでしたので、自然で聴き疲れのないタイプを選びました。装着感に関しては、やはりプロ・ミュージシャンタイプが耳にしっくりきたので。

 

画像1: ONKYO DIRECT「ONKYO Custom In-ear Monitors エヴァンゲリオンコラボモデル」

すでに、こちらのカスタムIEMをお使いになられていますね?

緒方恵美:はい。スペースシャワーTVさんの番組「スペシャプラス!precious STAGE ~緒方恵美~」で歌を歌う収録があり、使わせていただきました。

 

Twitter: @Megumi_Ogata tweet

twitter.com

実は普段のライブ時は、1,000人以下くらいの規模であれば基本的にはイヤーモニター(通称イヤモニ。試聴確認用に使うイヤホン。カスタムIEMとも呼ぶ)は使っていません。代々木体育館くらいの規模や、音楽フェスティバルとかで試聴確認用のフットモニターなどが使えない時にだけ使っていました。今回はそういった意味では、特別な状況での使用ではあったのですが、大きなアクションなどが出来ない制限された状況で、イヤモニ(カスタムIEM)が使えて大変助かりました。

それともう一つ、こちらはイヤモニ(カスタムIEM)の使用に対する本質的な感想なのですが、実はこれまではイヤモニ(カスタムIEM)を使うことに少し苦手意識があったんです。それは、「空気感が伝わってこないから」。お客様からのも、メンバーからのも。

改めて考えると、大きな音楽フェスティバルなどでイヤモニ(カスタムIEM)の利用時でも、自分の歌う曲数が少ないと、遠慮してサウンドなどを細かくPAチームに調整してもらって来ませんでした。一つには自分の歌が、1曲の中でも音圧の差がかなりあり、バランスが難しいから。面倒かけてもアレだし、とりあえず聞こえれば、くらいの感じで。それが原因で音もあまり良く聴こえず、それが苦手意識の原因になっていたのかもしれないなって。今更?(笑)

今回番組内できちんと調整していただいたら、高音域が抜ける音がきちんと伝わってきて! PAさんの腕はもちろんですが、イヤモニの性能がいいからだと思います。空気が伝わってきた。そして空間が拡がる。最終的にはまるで付けてないかのような感覚にまでなれた。今回の使用が大変良い経験になりました。

普段の生活でカスタムIEMをお使いになったりしますか。

緒方恵美:日常では全然…(笑)。リビングではスピーカーだし、イヤホンは主にランニング時やレコーディング前の移動途中の歌練習用に使いますが、周りの音が聞こえた方が良いので、そんな時は安いイヤホンをしています。カスタムIEMは私にとっては、完全にライブ用ですね。

カスタムIEMは、元々プロユースの製品ではありますが、最近では一般のユーザー、特に音にこだわりのあるユーザーにも大変人気があります。

緒方恵美:ですね。最近はアイドル系の声優などの、推しの声を聞き分けるために、こういう良いイヤホンを買う人も多いと伺っています。私の声は、特に低音の倍音が響く声なのですが、良いイヤホンに買い替えた方からは「緒方さんの声が全部聞こえる!」と好評です(笑)。ハイレゾ音源だと特にですが。本製品はエヴァンゲリオンコラボモデルですから、今まで興味がなかった皆様も、エヴァの完結記念に作ってもらっても良いかと思いますよ?(笑) 

ところで、4月21日に発売された緒方さんの新しいアルバム「劇薬 -Dramatic Medicine-」のハイレゾ音源をこちらにご用意しましたので、ぜひお作りなったカスタムIEMを使って聴いてみてください。

画像2: ONKYO DIRECT「ONKYO Custom In-ear Monitors エヴァンゲリオンコラボモデル」
画像3: ONKYO DIRECT「ONKYO Custom In-ear Monitors エヴァンゲリオンコラボモデル」

緒方恵美:ありがとうございます。外部の音が遮断され各曲がクリアに聴こえます。スタジオのマスタリング時に聴いた音を思い出しました。いいですね。

 

「劇薬 -Dramatic Medicine-」4月21日発売

e-onkyo musicにてハイレゾ音源を発売中。価格¥3,850

1.Never, ever 【作詞:em:óu 作曲・編曲:HISASHI】
2.パンドラ 【作詞:em:óu 作曲・編曲:黒須克彦】
3.祈り 【作詞:em:óu 作曲:草野華余子 編曲:古川貴浩】
4.Buster Master 【作詞:em:óu 作曲・編曲:ANCHOR】
5.ラボラトリー・マリオネット 【作詞:em:óu 作曲・編曲 : 宮崎京一(KEYTONE), 飯田涼太(KEYTONE)】
6.Precious Shinin’ Star 【作詞:em:óu 作曲・編曲:manzo】
7.Like a human 【作詞:em:óu 作曲:芳賀政哉 編曲:中土智博】
8.Try Out, Go On! 【作詞:em:óu 作曲・編曲:伊藤 賢】
9.Breaking Dawn 【作詞:em:óu, ASH DA HERO 作曲・編曲:ASH DA HERO】
10.Repeat 【作詞:em:óu 作曲・編曲:佐藤純一(fhána)】

 

 

ここからは、こちらのアルバムについて教えてください。アルバムのコンセプトは何でしょうか?

緒方恵美:ちょうどこのアルバムの制作期間がコロナ禍に当たりました。否が応でもこの不便な状況で生きてゆかねばならないことや、死というものを身近に感じるからこそ、改めてどう生きるかを考えたりする期間でもありました。また、そんな不便な生活のなかで様々なことに対して憤ったりもしました。そういう様々な思い、そして、そんな状況でも「生き抜け」という応援する気持ちが全体を通してのテーマになっています。

緒方さんはここ数年「エールロック」を掲げて活動なさっていると思いますが、今回も基本そのテーマに沿った作品と考えてよいですか。

緒方恵美:はい。あっ、でも2曲目と3曲目は「時計仕掛けのアポカリプス」という女性向けのゲームのタイアップ曲で、少し毛色は違いますが、こちらもエールロックに。

「時計仕掛けのアポカリプス」はちょっと変わったゲームで、ヒロインの主人公が攻略するキャラクターは次々死んでしまう。そしてそのバットエンドから時間を戻して、次は絶対死なせない、と立ち上がるストーリーなんですが…考えてみたら、やっぱりコロナ禍で頑張る我々の今の状況と少し似てますね(笑)。

今回のアルバムは、GLAY・HISASHIさんや、鬼滅の刃の主題歌「紅蓮華」を作曲した草野華余子さん、伊藤賢さん、黒須克彦さん、fhána(ファナ)の佐藤純一さんなど、楽曲提供者も豪華ですよね。

緒方恵美:今回アルバムを作るにあたって、プロデューサー以外若いメンバーに一新。なので、いつも一緒に作る音楽仲間に加え、GLAYのHISASHIさんや草野華余子さんなど、これまでお願いした事がなかった方にも、お声がけをさせていただくことに。

「紅蓮華」はまだ大ヒットする前のタイミングでした。ディレクターから草野華余子さんは、私に合うんじゃないかと言われ、ぜひ、と。GLAYのHISASHIさんに関しては、「本当に書いてくれるの?」と思いましたが、若手のメンバーが突撃依頼をして快諾をいただきました!(笑) 他に、新たに加わった若いスタッフの繋がりなどから、今回のメッセージ性の強いアルバムを作るにあたり、ふさわしい方に作曲をお願いしました。

曲を作る際に事前打ち合わせをしたのですが、今回は、話が盛り上がってしまう方が多く、長くなってしまって。草野華余子さんとのミーティングなどは、なんと3時間も! どんだけ!?(笑)

でも、草野さんやHISASHIさん、他の作曲者の方々にも言われたのですが、そのミーティングの最中にすでにギターのリフなど曲のイメージが浮かんでいた方ばかりみたいで…、帰ってすぐ書き起こすだけだったので、皆さんから、緒方さんとの仕事は簡単だったと言われました。もちろん才能溢れる方々だからのことですが!

今回のアルバムですが、これだけ様々な作曲陣にも関わらず、全体とおして緒方恵美さんのアルバムということを強く感じるアルバムになっていると思いました。そこは何か意図するところがありましたか?

緒方恵美:確かにこれだけバラエティに富んだ作曲陣なのに、まとまりましたね! 私の押しが強かった?(笑) いえ、本当に不思議なほどワンカラーになりました。皆さまのお陰です。本当に。

 

緒方さんの考える「エールロック」とは具体的にどういうものでしょうか?

緒方恵美:「がんばって!」みたいな感じのエールは、若いアニソンシンガーに任せるとして(笑)。今の、自分のこの目線だからの「エール」を込めたロック。地に足がついた所の、大人目線の現実的な応援の言葉と音を届けたい。なので、こういう曲を書いて欲しいと言うことを具体的にお願いしつつ、歌詞は全て自身で書き、より強いメッセージを、でもさりげなく背中を押せる感じで?(笑) 楽曲にしあげています。

アルバムと言うのは、本来、その言葉通り、その制作期間の「自分」を切り取ったもの。今回のアルバムには、コロナ禍の様々な状況に対する“毒”がちょいちょい入っています。でも、人によってはそれが薬にもなる、みたいな? スッキリしますよね、「絶望的なワード投げるニュース、ぶっ飛ばしていこうぜ!」的な言葉?(笑)

お客さんが聴いてくれた時に、それぞれの立場で困難な時などに、何かしらの薬として、すっと楽になれるような言葉を、音に乗せて届けられたらいいなと思って。そういう意味からタイトルも「劇薬」(劇薬 -Dramatic Medicine-)にしました。

タイトル通りコンセプトは苦しい状況にいる人達への薬なのですね。

緒方恵美:そうですね。富山の置き薬みたいに、そばに置いておいてもらいたい(笑)。

本当はこのアルバムを作り終えるころにはコロナ禍は終わっていると思っていたのですが…。でも、コロナ禍に限らず、死を身近に感じる時が、一番生きることを考える時。「どう生きようか」「どういうことが本当は大事なのか」を、沢山アルバムに詰めました。心折れそうな時、何か力が欲しい時に聴いてもらえれば嬉しいです。

 

新しいアルバムに加えて、4月28日には、緒方恵美さんの自伝本である「再生(仮)」も発売されました。こちらはどのような経緯で出版することになったのでしょうか?

『再生(仮)』緒方恵美
KADOKAWA刊
4月28日発売
1,870円(10%税込)

 

 

緒方恵美:本のテーマは「俺の屍を越えてゆけ!」(笑)。これまで私が経験した膨大なトライ&エラーの人生の、主だった部分を記させていただきました。

実はこれまでも、折に触れて本を出さないかという話がありましたが、まだ何も成し遂げていないので……と、長らくご辞退し続けてきました。でも、今回『エヴァンゲリオン』が終わるというタイミングなので、思い切って。

主だった作品の裏話も満載ですが、1人の人間として私が経験してきたことーーーパワハラとかセクハラとか、長く業界の中にいたからこそな様々な話。さらには今まで話してこなかったジェンダー意識に至るまで、様々なことを書かせていただいています。読んだ人が、そんな私のトライ&エラー人生をみて、あーこんな失敗し続けた緒方でも生きていられるのだから、等(笑)、参考にしてくれたり、気が楽になってくれるといいなと思っています

先のアルバムを聴いた同じ時期にこちらの本も読ませていただきました。テーマがリンクする部分や、緒方さんの抱き続けている共通する思いなども深く理解できました。例えば8曲目の「Try Out, Go On!」など、今お話されたトライ&エラーに関する曲ですよね。

緒方恵美:はい。まんまですね(笑)。生きてるだけでOK! と言う歌です。

画像4: ONKYO DIRECT「ONKYO Custom In-ear Monitors エヴァンゲリオンコラボモデル」

先のアルバムのタイトルが「劇薬」でしたが、こちらの内容もまさに劇薬ですよね。

緒方恵美:ああ、確かにそうかもしれません(苦笑)。

そういう劇薬の部分は隠しておきたかったとは思いませんでしたか。

緒方恵美:いろいろあったからこそ、今の自分があるので……外したら自伝にならないかなって(笑)。

ご家庭のトラブルについても赤裸々に書かれていますよね。

緒方恵美:そうですね。プライベートの話も色々書かせていただいております。

『エヴァンゲリオン』については、庵野監督との出会いを含め、沢山のページを割いていますね。

緒方恵美:はい。出会いからテレビシリーズ、新劇場版まで。本の最後の方の章では『エヴァンゲリオン』を撮り終えた時の気持ちを割とストレートに……。

エヴァといえば、実はアルバム「劇薬 -Dramatic Medicine-」の中の10曲目である「Repeat」は、『シン・エヴァ』の収録最後のあたりでfhánaの佐藤純一さんに発注した曲です。

佐藤さんは『エヴァンゲリオン』大ファンで、初めて仕事をさせていただいた時、初対面の私に歌わせないままひたすら『エヴァンゲリオン』の話をしてきた方(笑)。それからいろいろ経て、親しくさせてもらっているのですが、そんな彼だったんでお願いしたんです。

「佐藤さんが最後の『エヴァ』映画で、挿入歌として書くのであれば、どういう曲になりますか」と。そうして出来た曲に、『シン・エヴァ』の最後を終えたあとの私の中のシンジの気持ちで、歌詞をつけました。

本の中で『エヴァンゲリオン』に携わってきたことで、今でも14歳の心を持ち続けてきたと書かれています。その14歳の心が、今の緒方さんの生き方や行動にも影響を与えているように思いますが。

緒方恵美:はい。大人になるということは、心に何らかの鎧を付けてゆくこと。社会の中で日々をすごす中、「こういう言い方をすると人を傷つけてしまう」とか「これをやってはダメだ」とか学習し、自分の素の心を様々な鎧で封じてゆく。そうして人は大人になっていく。

14歳くらいですと、ちょうど、子供の心をもったまま、ほぼ大人と同じ世界が見える時期。だからこそとても傷つきやすく、脆く、無防備。芝居で14歳になると言うことは、それと同じ状態になること。でないとリアリティを持った芝居にはならない。でも鎧を意識的にはぐことは難しくて……私は器用ではないので、鎧そのものは下手くそですが、はいでいつでも14歳になることができる。自分の役者として存在価値はそこにしかない。音楽を作ることも、文章を綴ることも、そのストレートな目線から、と意識しています。そう腹を括ったからこそ、なんとか続けられているのかもしれません。

そんな緒方さんですが、最後の『エヴァンゲリオン』では、皆を送り出す役割になっていますよね。

緒方恵美:そうなんですよ。庵野監督は「俺はゲンドウになっちゃった」なんて言うから!(笑)だからと言うわけではありませんが、今回は、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』とは逆で、父さんやみんなを送り出して「おめでとう」と言う方。その辺りの気持ちは、ぜひアルバム「劇薬-Dramatic Medicine-」の「Repeat」、もしくは本「再生(仮)」をご覧ください(笑)。

画像5: ONKYO DIRECT「ONKYO Custom In-ear Monitors エヴァンゲリオンコラボモデル」

この辺りの詳しい話は、本を購入して読んでいただきましょう。

最後にこれからの緒方さんの声優や音楽活動の目標などありましたら聞かせてください。

緒方恵美:特に決めずに粛々と、お仕事がある間は頑張る、くらいでしょうか(笑)。いえ、そう……一つ自分の中で決めているのは、1年間少年役が来なくなったら声優を辞めようかと思っています。同年代役の芝居であれば、私よりも上手に出来る人が沢山いる。大人として器用ではない私に、そこの存在価値は無いと思っているから。

少年役も、もちろん優れた若い役者さがんが沢山います。しかし、それこそデビュー作の「幽☆遊☆白書」の蔵馬みたいな、中身は何百年も生きている妖怪で、でも見た目は高校生みたいなキャラクターなら、ピンポイント需要はあるんじゃないかなあって(笑)。とりあえず、お仕事があるうちは、頑張らせていただけたらと思っています。

音楽活動は赤字になって死なない限りやってゆきたい。でもエンタメ業界、コロナ禍でほんと厳しく、苦しい状況です……色々考えて、私もなんとかチャレンジを繰り返してゆけたらと思います。それでも力及ばないシーンはもはや目の前にあるので、政治家の皆さん、何とかエンタメ業界へのご支援をよろしくお願いします!

 

緒方恵美さん プロフィール

声優、女優、歌手、株式会社Breathe Arts代表。
1992年に『幽☆遊☆白書』の蔵馬役で声優デビュー。代表作に『美少女戦士セーラームーン』シリーズ(天王はるか)、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ(碇シンジ)、『カードキャプターさくら』(月城雪兎/ユエ)、『ダンガンロンパ』シリーズ(苗木 誠、狛枝凪斗)、『地縛少年花子くん』(花子くん)ほか多数。また歌手としても精力的に活動しているほか、2019年2月、新会社「Breathe Arts」を設立。同社の代表として若手の育成にも務めている。

緒方恵美 Twitter
https://twitter.com/Megumi_Ogata

緒方恵美 オフィシャルブログ
http://emou.seesaa.net/

M.O.bay
https://www.emou.net/

 

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