ブライトーンから、イギリス「WestminsterLab(ウェストミンスターラボ)」の新製品パワーアンプ「Rei」が販売された。価格は¥4,000,000(ペア、税別)で、同社製の1.5m電源ケーブルが付属している。

 同ブランドからは、プリアンプの「Quest」が発売されたばかりで、そのパフォーマンスや音質については山本浩司さんの記事でお届けした通りだ。今回のReiはQuestとペアになるパワーアンプとして開発されている。

画像: ブライトーンが、WestminsterLabのモノーラルパワーアンプ「Rei」の販売をスタート。ハーフサイズボディのクラスAパワーアンプで、最大出力400Wを実現

 ReiはクラスAで動作するモノーラルパワーアンプで、本体シャーシには宇宙航空グレードのアルミを採用。W232×H112×D320mmのハーフサイズの強靱なボディに仕上げられている。

 出力トランジスターは12基搭載されているが、これらはすべて同社の基準に従って測定し、差異1%以内で動作するように選別されているという。出力は最大400W(2Ω)をクリアーし、独自のiBiasおよびCCSシステムを採用することで、A級アンプながら発熱を抑えた駆動が可能になっている。

 接続端子はXLRバランス入出力が各1系統で、大型のスピーカーターミナルも搭載される。

 今回登場したReiとプリアンプのQuestを組み合わせることで、ウェストミンスターラボの目指す音が実現されることになる。果たしてそれはどんなものなのか、StereoSound ONLINEではひと足早くそのサウンドを取材しているので、関連リンクからチェックしていただきたい。

画像: ヒートシンクは、フィンの幅を微妙に変えることで共振を抑えている。その横の基板両端にトランジスターが各6基取り付けられている

ヒートシンクは、フィンの幅を微妙に変えることで共振を抑えている。その横の基板両端にトランジスターが各6基取り付けられている

「Rei」の主なスペック

●出力:100W(8Ω)、200W(4Ω)、400W(2Ω)
●周波数特性:5Hz〜40kHz(±0.1dB)、2Hz〜52kHz(-1dB)
●歪み率:<0.1%@1kHz(100W@8Ω)
●接続端子:バランス入力1系統(XLR)、バランス出力1系統(XLR)
●入力インピーダンス:200kΩ
●出力インピーダンス:0.018Ω
●出力電圧:12Vrms
●寸法/質量:W232×H112×D320mm/16kg

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