ソニーは、ステレオ出力対応のワイヤレスマイクロホン「ECM-W2BT」と、ステレオ収音対応のラべリアマイクロホン「ECM-LV1」を4月16日に発売する。価格はECM-W2BTが¥22,500(税別)、ECM-LV1が¥3,000(税別)。

▲「ECM-W2BT」

▲「ECM-LV1」

 昨今の動画投稿サイトなどの普及によって、多様な撮影シーンに対応する収音方法と、高音質収録のニーズが高まっていることを受け、映像クリエイターや動画を用いたブログを制作するVlogger(ブイロガー)へ向けて今回、製品ラインナップが拡充された。

 ECM-W2BTは、ソニーのデジタルオーディオインターフェイスに対応したマルチインターフェースシュー(MI)搭載のカメラと接続ができるワイヤレスマイク。ワイヤレスマイク(トランスミッター)とレシーバーの2ピース構成となる。

 ワイヤレスマイクから音声信号を受けたレシーバー部から出力されるデジタルオーディオ信号は、直接カメラ本体で記録することができ、ノイズの少ない高音質収録が行なえる。また、ワイヤレスマイクはモノーラル仕様だが、ステレオ音声入力端子も装備しているため、別途ステレオ対応のラべリアマイクロホンECM-LV1などと組み合わせることで、臨場感のある収音ができるという。

 マイクカプセルは従来製品を一新し、全指向性の高音質マイクカプセルを採用することで、どの方向からの音もクリアに収録できるようになったそう。音量が大きすぎる場合には、減衰させるアッテネーター機能も搭載。音源の音量に合わせて20dB、10dB、0dBの3パターンから選択ができる。また収音モードも、MIC:被写体の音声のみ/MIX:被写体と撮影者両方の音声/RCVR:撮影者の音声のみ、の3パターンを用意しており、レシーバー側のモードスイッチを切り替えるだけで、状況に応じた適切な録音が可能になるとしている。

 ユニット間のワイヤレス通信の安定性も向上させており、見通しの良い場所であればマイクとレシーバー間は最長200mまで通信できるということで、音声収録の自由度は各段にアップしたといえるだろう。通信時のBluetoothコーデックにはaptX Low Latencyを採用したことで、高音質、低遅延を実現したという。

 両ユニットともバッテリーを内蔵しており、レシーバーは内蔵バッテリー駆動で連続約3時間、マルチインターフェースシューからの給電を受けると約18時間の連続使用が可能。マイク部は連続約9時間使える。USB充電に対応した。

 ラべリアマイクロホンのECM-LV1は、360度回転するクリップの採用により、縦向きでも横向きでもマイクを同じ角度で装着することが可能。本体サイズを小型化したことで、襟元や胸元に装着しても目立たず、装着している人物が動いても音源との距離が常に一定に保たれるため、安定した音声収録ができる、としている。

 バッテリーは内蔵しないが、接続した機器から電源供給を受けられるプラグインパワー方式を採用したことで、幅広い機器と繋いで使用することができる。

 また、2製品ともオプションとして、風切り音を低減するウインドスクリーンが付いており、強い風が発生する屋外等の撮影でも、安定したクリアな音声を収録できる、としている。

▲ウインドスクリーン装着時の「ECM-W2BT」

▲ウインドスクリーン装着時の「ECM-LV1」

ECM-W2BTの主な仕様
Bluetoothコーデック:aptX Low Latency
シュー形状:マルチインターフェースシュー
形式:エレクトレットコンデンサー型
仕様電池:内蔵リチウムイオンバッテリー
モノラル/ステレオ:モノラル(内蔵マイク)/ステレオ(外部マイク入力端子)
周波数特性:20Hz~20kHz
寸法:マイクロホン(トランスミッター)W30.6×H67.6×D19mm/レシーバー W34×H28.7×D53mm
質量:マイクロホン(トランスミッター)27g/レシーバー 28g

ECM-LV1の主な仕様
チャンネル音声出力:2ch
本体電源供給方法:プラグインパワー
形式:エレクトレットコンデンサー型
モノラル/ステレオ:2ch
周波数特性:50Hz~15kHz
寸法:11×32mm(マイク部)
質量:約12g(本体、コード含む)

This article is a sponsored article by
''.