ガメラ生誕55周年記念プロジェクトの一環として、昨年11月の平成ガメラ第1作『ガメラ 大怪獣空中決戦』の「Dolby Cinema(ドルビーシネマ)」上映(4K/HDR版)に続き、平成ガメラの第2作『ガメラ2 レギオン襲来』についても、3月にドルビーシネマにて公開されることが決定致した。
自衛隊全面協力による圧倒的なスケールとリアリズムに、最高峰のミニチュア特撮が融合した第2作『ガメラ2 レギオン襲来』は、怪獣映画の枠組みを超えた傑作として高く評価され、1996年、第17回日本SF大賞(日本SF作家クラブが1980年に創設。小松左京らSFのプロが商業作品の中から受賞作を選考)を映画作品として初めて受賞(のちに、『シン・ゴジラ』が特別賞を受賞)するなど、今なお、特撮映画のマスターピースとして君臨している。
『ガメラ2 レギオン襲来』の「Dolby Cinema」化においては、第1作と同様、撮影監督の木所寛がHDRグレーディングを監修。第1作よりもスケールアップしたガメラの火球や、札幌と足利で繰り広げられるナイターでのガメラとレギオンの死闘を、豊潤な黒の階調やハイダイナミックレンジの高い輝度を活かしたHDR版として蘇らせている。
音声は、平成ガメラ3部作全ての音の設計・デザインを手がけた録音技師の橋本泰夫をサウンドデザイナーに迎え、サウンドエディターの野村みきと共に、公開当時のドルビーサラウンド音源をベースに、レーザーディスク制作時のセリフ、音楽、効果音をそれぞれ分離させたデジタル音声を部分的に使用し、新たに効果音、重低音の音付を敢行。翅レギオンの飛翔シーンなど、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)の効果を最大限発揮した立体的な音響を構築した。
ガメラの誕生日(55年前の『大怪獣ガメラ』公開日)でもある昨年2020年11年27日より限定上映された、平成ガメラ3部作の第1作『ガメラ大怪獣空中決戦』は、11月28日・29日の週末ミニシアターランキングで第2位にランクイン! 好評につき、先週2021年1月15日から1月28日までの2週間、「Dolby Cinema」全国7館にて、アンコール上映中。
映画『ガメラ2 レギオン襲来』 4K HDR
3月、ドルビーシネマにて上映
<キャスト>
出演:永島敏行 水野美紀 石橋保 吹越満 藤谷文子 川津祐介
<スタッフ>
監督:金子修介 特技監督:樋口真嗣 脚本:伊藤和典 撮影:戸澤潤一 音楽:大谷幸 美術:及川一 録音:橋本泰夫
[特殊技術] 撮影:木所寛 怪獣造型:原口智生 美術:三池敏夫 ビジュアルエフェクトスーパーバイザー:松本肇
配給:KADOKAWA
1996年/本編100分/カラー/Dolby Atmos(ドルビーアトモス)/ヴィスタサイズ
(C)KADOKAWA 日本テレビ 博報堂DYメディアパートナーズ 富士通 日販/1996
『ガメラ2 レギオン襲来』予告編YouTube https://youtu.be/2A4DzjsANf0
公式HP http://cinemakadokawa.jp/gamera/
公式Twitter https://twitter.com/gamera_info
【STORY】
ガメラとギャオスの死闘から数年後、北海道に流星雨が降り注ぎ、その一つが恵庭岳近くに落下。陸上自衛隊の捜索も虚しく隕石は未発見に終わるが、札幌青少年科学館の穂波碧は、隕石が自力移動した可能性を示唆した。5日後、隕石の正体である無数の宇宙昆虫と巨大宇宙植物が札幌市に出現。そこにガメラが現れ、昆虫と植物を駆除せんとするが……。
【公開データ】
1996年7月13日 全国東宝洋画系にて公開 配給収入:8.2億円 観客動員数:約120万人
【受賞歴】
第17回日本SF大賞/第15回日本冒険小説協会 映画部門大賞/第18回日本文化デザイン賞(金子修介)/第27回星雲賞 映画演劇部門・メディア部門(金子修介)/1997年度朝日デジタル大賞 新人賞(樋口真嗣)
【関連情報】
『ガメラ2 レギオン襲来』 4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray 【HDR版】(4K Ultra HD Blu-ray+Blu-ray 2枚組)
『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』 4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray 【HDR版】(4K Ultra HD Blu-ray+Blu-ray 2枚組)
価格:各¥7,800(税別)
発売日:2021年3月26日
発売元・販売元:KADOKAWA