新年おめでとうございます。
管球王国編集部は現在、1月28日に発売予定の99号の入稿作業を進めています。昨年は5月に別冊「300B book」を発行して、予想以上の反響をいただき真空管の代表格300Bの人気の高さを改めて知らされました。次号では、実験工房としてEL34、KT88、KT150の管種で真空管の聴き比べを企画しました。搭載されるアンプも多く、自作派だけでなくメーカー製アンプのユーザーの方々にも参考となる記事です。
また、ヴィンテージ愛好家に向けた「WE555と組むトゥイーター選び」では、現代のワイドレンジソース再生のための3ウェイシステム化に向けて、ユニット試聴を行ないました。ウェスタン・エレクトリックだけでなくヴィンテージ機器の愛用者にとっても見逃せない記事となっています。
『管球王国』は、おかげさまで今年100号の節目を迎えます。1995年の創刊以来、発刊し続けることができたことには感慨深いものがあります。長く支えていただいた読者の皆様に深く感謝申し上げます。今後もオーディオ趣味の素晴らしさを伝える誌面作りに励んでまいります。
新しい年が読者の皆様にとって、より佳き年になるよう心より願いまして、新年の挨拶とさせていただきます。
2021年1月4日
季刊管球王国 編集長 高橋和彦