フォスター電機では、今年の春に数量限定で販売した最高級グレードのホーンスーパートゥイーター「T500A MkⅢ」の通常販売を9月下旬にスタートする。同時に、専用ネットワークボックス「NW500」の販売も開始することになった。
●ホーンスーパートゥイーター 「T500A MkⅢ」 ¥140,000(1台、税別)
●ネットワークボックス 「NW500」 ¥30,000(1台、税別)
T500A MkⅢは、新たに開発されたリング形状純マグネシウム振動板と、真鍮無垢材の精密切削加工を施したホーン、イコライザー、そして低歪設計のアルニコマグネット内磁型磁気回路を採用した、最高級グレードのホーンスーパートゥイーターだ。愛用のスピーカーに、別売りのネットワーク素子とT500A MkⅢを追加することで、オーディオシステムの音質を向上させ、より上質な音楽を楽しめるようになる。
トゥイーターには、新開発のリング形状純マグネシウム振動板を採用。金属特有の鳴きが少なく、材厚の調整と表面処理の最適化を行うことで浸透力のある超高域再生(40kHzまで)を実現する。
円筒形ホーンとイコライザーは、精密切削加工を施した真鍮無垢材にプラチナメッキの表面処理を加えることで、立ち上がりの速い、ナチュラルで透明感の高い響きを得ている。
磁気回路は、アルニコマグネットを2段に重ねた強力な仕様で、磁束密度を保有し、ポールピースの表面に銅メッキ処理を施すことで電流歪を軽減し、解像度の高い音質再生を実現する。
入力端子は、バナナプラグ対応の金メッキターミナル(銅切削)を採用。内部配線には高音質の1.4mm径の銅・銀合金単線を使用している。
重量のあるトゥイーター本体を確実に支えられえるトゥイーターベースも付属。表面にはウォールナット素材の突板を貼り、ダークブラウンに着色をすることで、落ち着きのある外観に仕上げられている。
NW500はT500A MkⅢ専用ローカット・ネットワークボックスだ。ネットワーク素子にオリジナル・フィルムコンデンサー(CSシリーズ)を採用。内部配線に銀・銅合金単線を使用し、端子や結線箇所はすべて金メッキ処理を施すなど、音質を最大限に高めるパーツが採用されている。
外観は、ウォールナット突き板を採用した高級感ある仕上げで、制振効果の高いタングステンシートをボックス内部に貼る事により、不要な振動発生を抑制し性能向上の両立を実現している。
「T500A MkⅢ」の主なスペック
●インピーダンス:8Ω
●再生周波数帯域:7kHz〜40kHz(-10dB)
●出力音圧レベル:104dB/W/m
●入力:15W
●カットオフ周波数:3.5kHz
●推奨クロスオーバー周波数:7kHz(-12dB/oct)以上
●マグネット質量:480g(ALNICO)
●質量:5,150g
●付属品:トゥイーターベース×1
「NW500」の主なスペック
●インピーダンス:8Ω
●カットオフ周波数:120kHz
●寸法/質量:W100×H66.2×D120mm(ターミナル含む)/440g