ベルリン・フィルハーモニーは、新型コロナウィルスの拡散予防処置として、4月19日まで一時的に閉鎖されることが決定した。この状況を受けてベルリン・フィルでは、自ら運営する映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を、無料公開することを決定したと発表した。

 デジタル・コンサートホールとは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会映像配信サービスで、過去60年間の600本以上にわたるコンサート映像が、ライブおよびオンデマンドで楽しめるもの。ベルリン・フィルに関するドキュメンタリーや、インタビュー映像も豊富に準備されている。

 今回の無料公開は、3月31日までに、デジタル・コンサートホール(関連リンク参照)のチケットページで、クーポンコード「BERLINPHIL」を入力すれば、30日間デジタル・コンサートホールのすべてのコンテンツが無料で再生できるようになる。クーポンコード利用後、解約手続きの必要はない。

 なお、デジタル・コンサートホールにメンバー登録していない場合は、登録手続きが必要になる。すでにチケットや月極視聴契約を済ませている方は、有効期間が30日分延長されるそうだ。

 ソロ・チェロ奏者で楽団メディア代表のオラフ・マニンガー氏は、「当楽団ではこれにより、ひとりでも多くの音楽愛好家に、音楽の喜びを伝えたいと考えています。閉鎖期間中、聴衆のために演奏できないことは悲しいことですが、少なくともオンラインで、皆様に出会えることを願っています」と語っている。

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