エソテリックから、一体型SACD/CDプレーヤー「Grandioso K1X」向けの外部強化電源ユニット「Grandioso PS1」が発表された。定価は¥1,200,000(税別)で、2月1日の発売予定だ。

 同時に、SACD/CDプレーヤー「Grandioso K1」をGrandioso PS1対応可能にするバージョンアップ・サービス「VUK-K1PS1」の受け付けを3月1日から開始する。こちらの価格は¥150,000(税別)となる。

 Grandioso PS1は、Grandioso K1Xの更なる高音質化を望むユーザーの声に応えるため、「P1X」や「C1」で培った外部DC電源ユニットによる高音質設計のノウハウが余すところなく投入された外部強化電源ユニットだ。これを組み合わせることで、K1Xに搭載された「VRDS-ATLAS」トランスポートメカニズム、と「Master Sound Discrete DAC」のパフォーマンスをさらに引き出すことができるという。

画像1: エソテリックのSACD/CDプレーヤー「Grandioso K1X」の音質をアップする、外部強化電源ユニット「Grandioso PS1」が2月1日に発売。「Grandioso K1」用バージョンアップサービスもあり

 「Grandioso PS1」の主な特長は以下の通り。

●4つの強力な独立電源トランスを搭載
 Grandioso PS1は、本体内にアナログ回路専用の4つの強力な独立電源トランスを搭載。K1X単体では、アナログ回路の前段(D/A段)と後段(バッファーアンプ段)は、チャンネルあたりひとつの電源トランスで駆動していたが、PS1を接続することで、D/A段とバッファーアンプ段の電源トランスを独立させ、チャンネルあたり2トランス仕様に強化される。デジタル/アナログの分離がより明確化され、相互干渉を排除。電源回路が倍の物量になることでDC電源供給の余裕が生まれ、さらに力強い音色やS/Nの向上に貢献している。

●オーディオ回路への振動、磁束漏洩を大幅に減少
 K1Xに搭載されていたアナログ回路用電源トランスをシャットダウンすることで、トランスの振動やアナログ回路への漏洩磁束(リーケージフラックス)を抑え、音質向上が期待できる。

●デジタル/アナログの分離を強化し、理想的な電源供給を実現
 K1XにPS1を接続することにより、K1Xの4つのトランスのうち、2つのアナログ回路用電源はシャットダウンするが、残りの2つの電源トランス(デジタル回路用/メカニズム駆動用)はそのまま稼働し続ける。良質なアナログ用DC
電源は、別ユニットから供給され、デジタル用はK1X内部の電源を利用することにより、デジタル/アナログの電源分離が促進されることになる。

画像2: エソテリックのSACD/CDプレーヤー「Grandioso K1X」の音質をアップする、外部強化電源ユニット「Grandioso PS1」が2月1日に発売。「Grandioso K1」用バージョンアップサービスもあり

●高剛性シャーシコンストラクション
 PS1は、シャーシコンストラクションでも振動対策と高音質化を徹底的に追求。各コンポーネントを固定するボトムシャーシは、電源トランスとその他のコンポーネントをそれぞれ別のレイヤーに固定するデュアルレイヤー構造を採用。また、剛性の高い重量級肉厚アルミパネルエンクロージャー、エソテリック独自のピンポイントフットにより、音質に影響を与える微小振動を極小としている。

●極太DCケーブルが付属
 PS1の出力は左右独立式で、P1X/D1X、C1などのDC電源ユニットにも採用されている大型アルミダイキャストコネクターと、音質を吟味した極太DCケーブル1ペア(1.0m/2本)も付属する。

※バージョンアップ・サービス「VUK-K1PS1」の詳細
 VUK-K1PS1は、Grandioso K1をGrandioso PS1に対応可能とするDC電源入力端子を追加するサービスとなる。バージョンアップ作業自体は、ユーザーの愛機をいったんエソテリック側が預かって行なうことになる。サービス開始は4月下旬以降を予定。

「Grandioso PS1」の主なスペック

●電源:AC 100V、50/60Hz
●消費電力:17W
●寸法/質量:W445×W132×D452mm(突起部含む)/23.7kg

画像: 「Grandioso PS1」の主なスペック

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