アキュフェーズから、プリメインアンプのニューモデル「E-380」が発表された。定価は¥450,000(税別)で、11月上旬の発売予定となる。

 E-380は、2015年に発売された「E-370」の後継モデルとなる。E-370は、性能の高さや信頼性、音質といった点で市場から高い評価を集めている。E-380はその人気モデルをベースに、電力増幅部や電源部の強化により定格出力を20%アップしている。

 さらに、ボリューム・コントロール回路には進化したAAVA方式を搭載し、音楽信号の鮮度を落とさず音量調整を可能とした。加えてパワーアンプ部には、インスツルメンテーション・アンプを採用し、高いS/Nを実現している。なお定格出力は120W(8Ω)×2、180W(4Ω)×2をクリアーする。

 さらに出力回路の低インピーダンス化によりダンピング・ファクター=500を達成し、スピーカーのポテンシャルを限りなく引き出すことに成功している。

画像: アキュフェーズのプリメインアンプ「E-380」が11月上旬に発売。人気モデル「E-370」を4年ぶりにリファインし、定格出力も20%アップ

 この他に、オプションとしてアナログ・ディスク入力ボード「AD-50」(¥60,000、税別)と、デジタル入力ボード「DAC-50」(¥80,000、税別)も準備されている。

 AD-50はMM/MC対応のフォノイコライザー機能を搭載。DAC-50は同軸、光、USB端子を備えており、これを装着することでハイレゾ信号の再生が可能となる。対応信号は、同軸端子は最大192kHz/24ビットのリニアPCM、光端子は最大96kHz/24ビットのリニアPCM、USB端子は最大384kHz/32ビットのリニアPCMと11.2MHzのDSDとなる。

 E-380の主な特長は以下の通り。

●AAVA方式ボリューム・コントロール搭載
●定格出力がE-370から20%増加
●バイポーラ・トランジスターの2パラレル・プッシュプル構成を採用
●ダンピング・ファクターはE-370から25%向上
●大型トランスと、大容量33,000μFのフィルターコンデンサーによる電源回路
●プリアンプ部とパワーアンプ部を分離可能
●ショート事故を未然に防ぐスピーカー出力保護回路
●オプションボードを2枚まで挿入可能なスロットを装備

「E-380」の主なスペック

●定格出力:180W(4Ω)×2、180W(4Ω)×2
●全高調波歪率:0.05%(4〜16Ω、20Hz〜20kHz)
●ダンピングファクター:500(8Ω負荷、50Hz)
●接続端子:オーディオ入力7系統(RCA×5、XLR×2)、テープ入出力1系統(RCA)、プリアウト1系統(RCA)、メインイン1系統(RCA)
●消費電力:423W(8Ω負荷定格出力時)
●寸法/質量:W465×H171×D422mm/22.8kg

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