フランスのDEVIALET(デビアレ)から、ワイヤレススピーカー「Phantom REACTOR」(ファントムリアクター)のブラック仕上げが登場する。600Wアンプ内蔵の「Phantom PRACTOR 600」(¥159,000、税込)と900Wアンプ内蔵の「Phantom PRACTOR 900」(¥199,000、税込)の2モデルで、明日(10月11日)から発売される。

画像: 「Phantom REACTOR」の新色・ブラック仕上げ

「Phantom REACTOR」の新色・ブラック仕上げ

 ファントムリアクターは、同ブランドのアクティブスピーカーPhantomシリーズで一番小型のモデルとなる。繭のようなフォルムの正面に中・高域を再生する同軸ユニットをひとつ、その両サイドに低域用のウーファーを2基搭載した独得の形状が特長だ。

 音楽ソースはワイヤレスと有線接続の両方から入力できる。ワイヤレスは無線LANとBluetooth、Spotify Connect、AirPlay、UPnPなどに対応。ストリーミングサービスとしてSpotify、Qobuz、DEEZER、TIDALが楽しめる。

 有線接続はEthernetと光デジタル/アナログ入力(端子は兼用)で、Ethernetと光デジタルからは96kHz/24ビットのリニアPCM・ハイレゾ音声が再生できる。日本語対応の専用アプリも提供されており、本体設定やリモートコントロールの操作ができるそうだ。
これらの製品仕様は新色のブラックモードもすべて共通で、搭載されたユニットや回路も従来のホワイトモデルと同一となっている。

画像: Devialet Japanの事業開発マネージャー、ルカ・フェネック氏

Devialet Japanの事業開発マネージャー、ルカ・フェネック氏

 本日開催された発表会では、Devialet Japanの事業開発マネージャー、ルカ・フェネック氏が新色を追加した経緯を紹介してくれた。

 ルカ氏はまず「デビアレは日本でもいい評価をいただいており、新宿伊勢丹店を始めとして全国11店舗を展開しています。そして今回、デビアレ初で、ユーザーの皆さんからの要望も多かったブラック仕上げを発売することになりました。

 今回は仕上げのテクスチャーの開発がたいへんでした。ブラック仕上げは表面にマット調の塗料を塗っていますが、両サイドのウーファーも塗装するために音が変わってしまうのです。それをオリジナル(ホワイト)と同じ品質にするのがたいへんでした」と、単純なカラーバリエーションではないことを語ってくれた。

 さらに、「デビアレはクォリティを第一に考えています。独自のアナログデジタルハイブリッドアンプ(ADH)を搭載し、アナログの増幅の洗練さと、デジタル増幅のパワーを両立しています。またコンパクトサイズも重視しており、10万ドルの高級機と同じパフォーマンスを、その30分の1のサイズと価格で実現することに注力しました。

 ファントムリアクターは18Hzから21kHzまでの再生が可能です。一般的なスピーカーはここまでの低域は再現できませんから、ファントムリアクターを選んでもらえると、これまで聴いたことのない音を体験していただけるでしょう」とそのクォリティに自信をのぞかせていた。

画像: ブラックカラーの登場に合わせて、ブラック仕上げのスタンドも発売される

ブラックカラーの登場に合わせて、ブラック仕上げのスタンドも発売される

 ところで、今回のブラックモデルのデザインには、「宇宙」「ダークマター」「ブラックホール」などのインスピレーションが込められているそうだ。

 ご存知の方もいらっしゃるだろうが、ダークマターは暗黒物質とも呼ばれ、われわれの身の回りにあまねく存在し、目(光学的)には見えないけれどその存在は重要な価値を持っていると言われている。

 これはつまり、ファントムリアクターのブラックモデルは、その存在を意識させず(目立たず)に、でもユーザーの身の回りを“高品質な音”で満たしてくれる、そんな存在になるということを意味しているのではないだろうか。

画像: 発表会場では、上位モデルの「PHANTOM PREMIER」を2基使ったDJプレイも披露された

発表会場では、上位モデルの「PHANTOM PREMIER」を2基使ったDJプレイも披露された

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