オーディオテクニカは9月19日、都内で新製品発表会を開き、イヤホン、ヘッドホンの新製品10製品を初お披露目した。発売は10月11日より順次行なう。製品ラインナップと価格は下記の通り。

<ヘッドホン>
ATH-WP900 オープン価格(想定市場価格¥80,000前後) 10月11日発売
ATH-AWKT オープン価格(想定市場価格¥200,000前後) 11月15日発売
ATH-AWAS オープン価格(想定市場価格¥150,000前後) 11月15日発売

<イヤホン(有線/Bluetooth)>
ATH-IEX1 オープン価格(想定市場価格¥140,000前後) 10月11日発売
ATH-SPORT90BT オープン価格(想定市場価格¥17,000前後) 10月11日発売
ATH-SPORT60BT オープン価格(想定市場価格¥7,000前後) 10月11日発売
ATH-ANC400BT オープン価格(想定市場価格¥27,000前後) 11月15日発売
ATH-CK3TW オープン価格(想定市場価格¥13,000前後) 11月15日発売
ATH-CKS5TW LTD オープン価格(想定市場価格¥18,000前後) 11月15日発売

<アクセサリー/ヘッドホンスタンド>
AT-HPS700 オープン価格(想定市場価格¥7,000前後) 10月11日発売

 ここでは、それぞれの製品について簡潔に紹介していきたい。

 ヘッドホンタイプのATH-WP900は、ハウジングに木材(プレミアムメイプル)を使用した密閉型モデル。木目の美しさを前面に打ち出した最新作となる。53mm径のダイナミック型ドライバーを搭載し、再生周波数帯域は5Hz~50kHzを誇るハイレゾ仕様だ。ケーブルは脱着可能で2種類を同梱し、ヘッドホン側のコネクターはA2DC、プラグ側は4.4mm5極バランスと3.5mmステレオミニをそれぞれ揃える。

画像: ATH-WP900

ATH-WP900

 ATH-AWKTATH-AWASは、WP900と同じくハウジングに木材を使用したヘッドホで、その材料に希少な縞黒檀(樹齢200年以上の素材という)とアサダ桜(こちらは100年ほどという)を採用しているのが特徴となる。

画像: ATH-AWKT

ATH-AWKT

画像1: オーディオテクニカ、イヤホン/ヘッドホン/アクセサリーの新製品を一挙10モデル発表。話題の完全ワイヤレスイヤホンから、世界初ハイブリッドドライバー搭載のハイエンドイヤホン「ATH-IEX1」まで注目製品が勢揃い

 搭載ドライバーは53mm径のダイナミック型というのは共通だが、AWKTはドイツ製の磁気回路を搭載した専用ドライバーとなっているのが違い。AWASはDLCコーティング振動板を使用している。再生周波数帯域は、AWKTが5Hz~45kHz、AWASは5Hz~42kHzとなる。音質的な傾向としては、AWKTが繊細なサウンドで中高域の再現性に注力しているのに対して、AWASは量感のある低域を軸に、低中域の再現性に留意しているように感じた。

画像: ATH-AWAS

ATH-AWAS

画像2: オーディオテクニカ、イヤホン/ヘッドホン/アクセサリーの新製品を一挙10モデル発表。話題の完全ワイヤレスイヤホンから、世界初ハイブリッドドライバー搭載のハイエンドイヤホン「ATH-IEX1」まで注目製品が勢揃い

 ATH-IEX1は、フルレンジの9.8mm径ダイナミックドライバーに、超高音域の再生用にバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーを2基組み合わせ、さらに低域の再現性アップのために8.8mmのパッシブラジエーターを備えたマルチドライバーシステムの搭載が特徴。インラインに配置されている。

画像: ATH-IEX1

ATH-IEX1

画像3: オーディオテクニカ、イヤホン/ヘッドホン/アクセサリーの新製品を一挙10モデル発表。話題の完全ワイヤレスイヤホンから、世界初ハイブリッドドライバー搭載のハイエンドイヤホン「ATH-IEX1」まで注目製品が勢揃い

 そして、ハウジングには加工の難しいチタニウム素材を使用し、それを鍛造・切削加工で成形しているという。再生周波数帯域は5Hz~50kHzのハイレゾ仕様。リケーブルも可能で、コネクターはA2DC、プラグは3.5mmステレオミニ、4.4mm5極バランスの2種類を揃える。インピーダンスは5Ωだ。

 ATH-SPORT90BTATH-SPORT60BTは、型番から分かるように、スポーツタイプのBluetooth(ワイヤレス)イヤホン。左右ハウジングのつながったネックタイプのモデルとなる。いずれもIPX5に準拠した防水性能を持つ。90BTは、4GBのメモリーとプレーヤー機能も搭載しており、本機のみで音楽再生が楽しめるよう設計されている(60BTは非搭載)。

画像: ATH-SPORT90BT

ATH-SPORT90BT

画像: ATH-SPORT60BT

ATH-SPORT60BT

 なお、搭載ドライバーは共通で6mm径のダイナミック型(再生周波数帯域が若干異なる)。コーデックはSBCとAACをサポートする。再生時間は、90BTのほうが少し短くなり最長連続5時間、60BTは同6時間となる。4種類のイヤーピースと、4種類のイヤーフィンを同梱しているので、ユーザーの耳に合わせて自由に選択することができる。

 ATH-ANC400BTは型番から分かるように、ノイズキャンセリング機能を搭載したBluetooth(ワイヤレス)イヤホン。首掛け用のヘッドバンドを備えるタイプだ。ノイズキャンセルはフィードフォワード、フィードバック2種類に対応し、ワンボタンで周囲の音を聞ける「クィックヒアスルー」機能にも対応する。

画像: ATH-ANC400BT

ATH-ANC400BT

画像4: オーディオテクニカ、イヤホン/ヘッドホン/アクセサリーの新製品を一挙10モデル発表。話題の完全ワイヤレスイヤホンから、世界初ハイブリッドドライバー搭載のハイエンドイヤホン「ATH-IEX1」まで注目製品が勢揃い

 ノイズキャンセル機能はヘッドバンド左にあるボタンで、ノイズキャンセル(のみ)、クィックヒアスルーをトグルで切り替えられる。専用アプリを使ってスマホから操作すると、ノイズキャンセルモードの選択が可能となり、「飛行機」「街中」「オフィス」を切り替えできるようになる。同時に(スマホからの指示のみ)ノイズキャンセル機能オフも選べる。

画像: スマホアプリを使うと、ノイズキャンセルのモードを切り替えられる。オフにすることも可能

スマホアプリを使うと、ノイズキャンセルのモードを切り替えられる。オフにすることも可能

 対応コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HDをサポートする。バッテリーの再生時間は最大で約20時間であり、1日3時間使って1週間持つ計算となる。2台のデバイスと同時に接続できるマルチポイント対応。

 ATH-CK3TWは、オーディオテクニカの音質と品質を兼ね備えながら、購入しやすい価格を実現した完全ワイヤレスイヤホンのエントリーモデル。クァルコムのTrue Wireless Stereo Plus機能に対応し、同機能をサポートするスマホ(デバイス)との組み合わせでは、通信接続の安定性が向上する。

画像: ATH-CK3TW

ATH-CK3TW

 対応コーデックはSBC、AAC、aptXであり、バッテリーの持続時間は最大で約6時間。充電機能付き収納ケースを併用すれば、最大約30時間の再生が楽しめる。黒、青、赤、白の4色をラインナップする。

 ATH-CKS5TW LTDは、本年7月登場の「ATH-CKS5TW」の限定モデル。CMにも登場したアーティスト「baanai」とコラボを行ない、ハウジング面、収納ケースの内面表面に、氏のイラストを配置した仕様だ。

画像: ATH-CKS5TW LTD

ATH-CKS5TW LTD

 AT-HPS700は、ヘッドホン専用スタンド。オーディオテクニカ製ヘッドホンに適した設計(寸法、デザイン)、上部の曲面がヘッドバンドにフィットし、下に向かって絞り込まれた形状が、イヤーパットを緩やかにサポートしてくれる。素材はアルミニウム。ケーブルを束ねるケーブルラップも同梱。

画像: AT-HPS700

AT-HPS700

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