シャープから、新4K衛星放送チューナーを2基内蔵した4K液晶テレビの新製品、3シリーズ全8モデルが7月27日に発売される。型番と価格は下記の通り。
<BNシリーズ>
4T-C70BN1 オープン価格(想定市場価格¥330,000前後)
4T-C60BN1 オープン価格(想定市場価格¥250,000前後)
4T-C50BN1 オープン価格(想定市場価格¥170,000前後)
4T-C45BN1 オープン価格(想定市場価格¥150,000前後)
<BLシリーズ>
4T-C55BL1 オープン価格(想定市場価格¥190,000前後)
4T-C50BL1 オープン価格(想定市場価格¥150,000前後)
4T-C45BL1 オープン価格(想定市場価格¥130,000前後)
<BJシリーズ>
4T-C40BJ1 オープン価格(想定市場価格¥115,000前後)
今回発表のBN/BL/BJシリーズは、新4K衛星放送のBS4K・110度CS4Kチューナーを2基(ダブル)で搭載することで、4K放送を視聴中に、別の4K放送を、別途組み合わせたUSB HDDに録画できるのが特徴。地上デジタル、BS/110度CSデジタルチューナーについては3基搭載している。
また、オプションとして(AQUOS専用の)USB HDD「4R-C40B1」(7月27日発売 想定市場価格¥32,000前後 HDD容量4TB)もラインナップされており、4K放送の録画も楽しめる。4KのW録はできないが(4Kはシングル録画のみ)、4K+2K、2K+2Kという組み合わせならば、2番組同時(W)録画が可能だ。
さらに、今回の新製品群では、Android TVのプラットフォームに最新のAndroid 9 Pieが採用されており、メニュー画面の項目表示数が削減されて見やすくなっているのも特筆できるだろう。新CPUの搭載で操作性も向上しているので、テレビ視聴だけでなく、ネットコンテンツの再生もサクサク行なえる。なお、Googleアシスタントにも対応しているので、リモコンに内蔵のマイクに話しかければ、音声による検索や各種操作(ネット接続した対応家電など)も可能となる。
映像エンジンは、シリーズ共通で新開発の「AQUOS 4K Smart Engine PRO II」が搭載されており、色の再現性(濃いめに処理しているそう)と、放送用のHDR規格・HLGの高輝度部分の階調再現性を向上させているという。HDRについては、4K UHD Blu-rayソフトに採用されているHDR10もサポートする。なお、フラッグシップのBNシリーズのみ、2019年度内にドルビービジョンへのアップデート対応も予定されている(BL、BJシリーズは非対応)。アップデート後は、映像モードに「ドルビービジョン・ダーク」「ドルビービジョン・ブライト」「ドルビービジョン・ダイナミック」が追加されるそうだ(細かい調整も可能という)。
HDMI入力は全端子で4K/HDR映像の入力に対応するようになった。
なお、BNシリーズの60型、70型については、必要な配線類を削減して透過率を高めた液晶パネルを搭載することで、バックライトは前モデル同等ながら、画面の明るさを約20%アップさせることに成功している。結果、年間消費電力の削減にも寄与しているそうだ。
スピーカーシステムについては、BNシリーズは2.1ch・5スピーカー仕様の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を搭載。こちらも構成は前モデルと同等となるが、最終チューニングが異なるそうだ。
そのほか、シャープの展開するおすすめ番組を知らせてくれる「COCORO VISION」が、新4K衛星放送に対応したことにも注目だろう。右旋・左旋の区別なくおすすめ機能が働くそうだ。