NTTぷららは6月4日、都内で「ひかりTVイベント」を開催。およそ2時間にわたる長丁場で、板東浩二社長による今後の事業方針の展望の説明から、CMキャラクターによるトークショー、製作番組に関するデモ&トークショー、あるいは同社が手掛けているさまざまなコンテンツの展示と体験できるブースの設置など、盛りだくさんの内容で行なわれた。ここでは、冒頭の板東社長のコメントと、展示ブースの中から、ステレオサウンド ONLINE読者の皆さんが興味を持ちそうなブースをセレクトして紹介します。
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イベントはまず、ひかりTVのキャラクターでもあるカエサル(青いサル)によるド派手な演出でスタートだ。監督に扮した彼(?)が、バンドやバックダンサーを従えて盛大なパフォーマンスを行なう映像が上映され、会場にはその映像に出演しているバンドの生演奏が披露されるなど、まるでパーティのような盛大さ。
そうした演出を受けて登壇した、NTTぷららの板東浩二代表取締役社長からは、今期の事業予測と、今後のコンテンツ展開、そして今年2月に発表されたドコモグループ傘下への移籍の目的などが語られた。
売上については、1995年の創業以来、23期連続で増収を続けているそうで、今期予測はなんと944億円。昨年のイベントでの展望通り、さまざまな提携によって、新しいビジネスやコンテンツが続々と登場しているそうで、それも大きな貢献をしているという。そして、来期は大きく1000億円! という目標を口にしていた。
また、今年2月に発表され、本7月より、NTTグループ内のドコモの傘下に収まることについては、コンテンツ視聴デバイスの中で、スマホ比重が大きくなっていることを鑑みての措置だそうで、7000万人いると言われるドコモユーザーへ向けて、またNTTぷららのコンテンツ制作ノウハウを活かして、両社のリソースを結合し、「5G時代へ向けて、コンテンツ事業(映像ビジネス)を拡大していきたい」との抱負が語られた。
なお、今後のNTTぷららの課題としては、「販路の拡大」「配信プラットフォームとしての進化」「コンテンツ制作・新ビジネスの創出」の3本の柱を軸に取り組んでいくとの見解が述べられ、現在も行なっているさまざまな企業・事業者との連携(アライアンス)をより強化していくことで、将来のテクノロジーのキーワードでもあるAIや5Gを取り込みながら、新しいマーケットの開拓と、コンテンツの拡大を狙いたい、という展望が述べられた。
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