エソテリックの「名盤復刻シリーズ」Super Audio CDハイブリッド盤の新タイトルとして、『ブラームス:ハンガリー舞曲集(全曲)』『シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ シューマン:幻想小曲集/民謡風の5つの小品』『ハイドン:交響曲集』の3タイトルが6月20日に発売される。価格は『ブラームス:~』と『シューベルト:~』が¥3,611(税別)、『ハイドン:~』は¥10,833(税別)となる。
なお、上記3タイトルはステレオサウンドストアでも販売する。
『ブラームス:ハンガリー舞曲集(全曲)』
『シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ シューマン:幻想小曲集/民謡風の5つの小品』
『ハイドン:交響曲集』
いずれの作品も、使用するマスターテープの選定から、最終的なマスタリングの工程に至るまで妥協を排した作業が行なわれており、今回(作品として)初めてとなるDSDマスタリングについても、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターには、入念に調整を施したESOTRICの機材を投入し、また、ケーブルについても同ブランド最高峰のMAXCELケーブルを使用するなど、オリジナルマスターの持つ情報を余すところなくディスクに刻み込んでいるという。
『ブラームス:ハンガリー舞曲集(全曲)』は、イタリアの名指揮者アバドが、1982年にウィーン・フィルと録音した貴重な音源。もともとは、ブラームス生誕150周年(1983年)を記念して、ドイツ・グラモフォンが威信をかけて企画した「ブラームス大全集」の中の一枚として発売された作品。同社にとってもオーケストラによるハンガリー舞曲全曲録音は初であり、同時にウィーン・フィルにおいても同曲集の全曲録音は初であり、二重の初のコラボによる貴重な録音となっている。
『シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ シューマン:幻想小曲集/民謡風の5つの小品』は、70歳を超えた現在も第一線で活躍しているチェリスト ミッシャ・マイスキーの人気を世界的に知らしめた1984年のフィリップス録音版。ピアノのマルタ・アルゲリッチはマイスキーの音楽性にぴったりと寄り添い、全面的な共感を寄せている見事な共演が味わえる一枚。
『ハイドン:交響曲集』は、名指揮者・ブリュッヘンが呼びかけ組織した18世紀オーケストラが、1984~98年かけて収録した作品の中から、ニックネームのついた8曲をセレクトした作品集。ピリオド楽器(オリジナル楽器)によるオーケストラ演奏が存分に味わえる仕上がりとなっている。