エプソン販売から、レーザー光源を搭載した小型プロジェクター「EF-100」が発売される。本体カラーはホワイト(W)とブラック(B)の2種類で、市場想定価格は¥97,000前後(税別)、5月22日の発売を予定している。
EF-100は、ワイドXGA(横1280×縦800画素)の透過型液晶パネルを3枚搭載した3LCD方式で、光源にはレーザー方式を採用しているのがポイントだ。明るさは2000ルーメン、コントラスト比は250万:1(映像モードがダイナミックで、レーザーライト出力は100m%)をクリアーしている。
そしてEF-100のもうひとつの特徴が、アンドロイドTV用デバイス等を本体内に収納できる点にある。本体背面のカバー内にHDMI入力(ケーブル形状)が搭載されており、ここにアマゾンのFireTV Stickなどを装着することで、ストリーミング映像を楽しめるわけだ。マイクロUSB Type-Bケーブルも準備されているので、給電の心配もない。
ちなみにEF-100の入力端子はHDMI端子1系統のみなので、BDレコーダーなどをつなぐ場合は、ストリーミング用デバイスを外してHDMIケーブルをつなぎ変える必要がある。つまり、EF-100は、配信動画をメインに楽しんでいるユーザーに向けたプロジェクターなのは間違いない。
とはいえ、プロジェクターとしての絵づくりはエプソン従来モデルを踏襲しており、カラー(映像)モードも「ブライトシネマ」「シネマ」など従来同様のモードが搭載されている。
またEF-100単体で映像作品を楽しめるように、スピーカー(出力5W)も内蔵している。サラウンドというわけにはいかないが、簡単な動画鑑賞には使えるはずだ。Bluetoothの受信機能も搭載されており、スマホなどの音楽をEF-100で再生も可能だ(コーデックはSBCとaptX)。
本体サイズはW210×H88×D227mmで重さは約2.7kgとかなりコンパクト。しかも出っ張り等のないスクエアなフォルムで持ち運びや設置もひじょうに簡単だ。本体を縦置にできるので、天井に映像を投写してもいいだろう。
ズームは1.35倍デジタルズームで、縦方向の歪み補正機能も搭載されており、本体を水平に設置すれば、自動的に正しい画角が再現できる(フォーカスと横方向の歪みは手動で調整)。
なお、EF-100にアンドロイドTV端末を同梱した「EF-100WATV」「EF-100BATV」も8月に発売予定という。こちらは市場想定価格¥102,000前後(税別)だ。