オーディオテクニカから、フルオートターンテーブルのリニューアルモデル「AT-LP60X」と「AT-LP60XBT」が発表された。どちらも5月24日の発売で、実勢価格はAT-LP60Xが¥12,900前後、AT-LP60XBTが¥20,000前後となる。
一般社団法人 日本レコード協会によると、アナログレコードの生産実績は、2018年が前年比105%と5年連続で増加するなど、好調に推移している。実際に、オーディオテクニカでもフルオート式ターンテーブル「AT-PL300」「AT-PL300BT」が順調に販売数を伸ばしているそうだ。
今回の新製品はそれら2モデルの後継機であり、アナログレコード再生に関心を持っている入門層や、レコード再生機器の導入を検討しているユーザーに向けたエントリーモデルとして企画されている。
どちらもスタート/ストップのボタンを押すだけの簡単操作でレコードの再生・停止ができるシンプルな設計で、アナログレコードを新たにライフスタイルに取り入れたい方にもお薦めとなる。
入門層への配慮としては、専用設計のトーンアームベースとヘッドシェルを搭載することで、再生時のトラッキング性能を向上するとともに、不要な振動の発生を抑制。さらにフォノイコライザーを内蔵したことで、組み合わせるアンプに応じて、PHONO/LINE出力のいずれかを選んで再生可能だ。
上位モデルのAT-LP60XBTはBluetooth対応モデルなので、ワイヤレススピーカーやワイヤレスヘッドホンとペアリングするだけでアナログレコードを手軽に試聴できる。コーデックとしてSBCに加えてaptXにも対応しているので、より高音質での再生も楽しめるはずだ。
両モデル共通の特徴
●スタートボタンを押すだけでレコードの再生・停止ができる、33/45回転に対応可能なフルオート式ターンテーブル
●プラッターにアルミニウム合金ダイキャストを採用し、クリアーな音を再生
●専用のトーンアームベース/ヘッドシェルにより、トラッキング性能の向上と不要振動を抑制
●オーディオテクニカ製VM型ステレオカートリッジ付属
●フォノイコライザーを内蔵し、PHONO/LINE出力を選択可能
AT-LP60XBTの特徴
●Bluetooth対応のスピーカーやヘッドホンにレコードの音をワイヤレス伝送
●高音質・低遅延のaptXコーデックに対応