株式会社PDNが4月から取り扱いをスタートする「マーティン・ローガン」「パラダイム」のスピーカーシステム。今回はカナダ発の新ブランド、パラダイムのPersonaシリーズについて紹介しよう。
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Persona(ペルソナ)シリーズ
Persona 9H ¥6,800,000(ペア、税別)
Persona 7F ¥4,800,000(ペア、税別)
Persona 5F ¥3,200,000(ペア、税別)
Persona 3F ¥1,800,000(ペア、税別)
Persona B ¥1,500,000(ペア、税別)
Persona C ¥1,500,000(1本、税別)
Persona SUB ¥1,400,000(1本、税別)
パラダイムは、カナダを代表するスピーカーブランドで、カナダ国立研究機関(NRC)と連携し徹底した科学的検証に基づいた音質、オール自社製の音質パーツ、Crafted in Canadaにこだわった製品づくりが特長だ。
今回発売されたPersonaシリーズは、トールボーイ型が4モデル、ブックシェルフ型、センター用、サブウーファーが各1モデルというラインナップで、ホームシアターでのマルチチャンネル展開も容易にできるよう考えられているのもポイントだろう
なおトップモデルのPersona 9Hはウーファー用パワーアンプを内蔵したハイブリッドモデル(中高域はパッシブ型)で、他の5モデルはパッシブ型となっている(サブウーファーのPersona SUBは1700Wのパワーアンプを内蔵)。
シリーズ共通のポイントとしては、中高域にTruextent Beryllum振動板を採用していることだろう(サブウーファーは除く)。純度99.9%のベリリウム振動板は蒸着方式ではなく、独自の成形方式で作られているが、均一な粒子構造を有し、一般的なベリリウム振動板以上に軽量・高硬度を獲得しているそうだ。これにより、反応が早く、ディテイル再現に優れたサウンドが実現できている。
そのベリリウム振動板の前面にはPPA(Perforated Phase-Aligning)音響レンズを組み合わせている。独得な螺旋形状の開口部を持った音響レンズは位相調整機能を備えており、高音の反射などによる干渉を抑えて透明感のあるサウンド再生を可能にしているという。
トールボーイ型のウーファーユニットはディファレンシャル駆動方式の磁気回路や、独自のART(Active Ridge Technology)を採用しており、低歪みでハイパワーの低音を再現できるようになっている。搭載ユニットはPersona 9Hが215mm×4基でPersona 7Fが215mm×2基、Persona 5Fは178mm×3基でPersona 3Fは178mm×2基という構成になっている。ちなみにPersona SUBは203mmユニットを6基内蔵している。
Personaシリーズはスタンダードカラー5色に加えて、18色のプレミアムカラーもラインナップしている。キャビネット以外にバッフル面やスピーカーコーン、リングの色まで自由に選べるというのが面白いだろう。プレミアムカラーは受注生産品となり、価格もスタンダードカラーとは異なってくるので、事前にお店に確認していただきたい。