SPECから、同社リアルサウンドアンプのフラッグシップとなるモノーラルパワーアンプ、「RPA-MG1」が発売される。価格は¥6,000,000(ペア、税別)。

画像: 「RPA-MG1」は2筐体構造を採用。写真のふたつで1チャンネル分となる

「RPA-MG1」は2筐体構造を採用。写真のふたつで1チャンネル分となる

 RPA-MG1は、D級アナログアンプの世界最高峰を目指して開発されたモデルだ。アンプ部と電源部のセパレート構成を採用しており、ステレオ再生では4筐体が並ぶことになる。電源部には800VAの大型Rコアトランスを搭載している。

 入力端子はXLRバランスとRCAを各1系統、スピーカー端子は2系統備えている。つまり、バイワイアリング接続なども1台で対応できるわけだ。最大出力は300W×2(4Ω)、150W×2(8Ω)。

 本体には、バイオリンの響板にも使われているスプルース材のウッドパネルを採用し、豊かで自然な響きを再現する。インシュレーターはカエデ材で、その先端にはヒッコリー材を埋め込んだハイブリッド構造になっている。

 同社のパワーアンプは、アナログ電子アッテネーターとアナログPWM方式のD級パワー段を組み合わせたシステムで、配線長が最短となり、微小信号を失うことなく伝達・増幅してスピーカーを駆動する。再生時には、「Neutral」(MG1の基本の音で生の音に近い音色)と、「Rich」(心地よく洗練された音色)が選択可能となっている。

画像: アンプ部(左)と電源部(右)のリアパネル

アンプ部(左)と電源部(右)のリアパネル

「RPA-MG1」の主なスペック

●アンプ部最大出力:300W×2(4Ω)、150W×2(8Ω)
●再生周波数帯域:10Hz〜30kHz
±1dB●接続端子:XLR入力×1系統、RCAアンバランス入力×1系統、スピーカー端子2系統
●寸法/質量:アンプ部W450×H170×D455mm/20kg、電源部W450×H170×D430mm/27kg

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