米・クライテリオン盤『ハポン』2019年3月26日リリース
MARCH 2019 NEW RELEASES - THE CRITERION COLLECTION
クライテリオンから2019年3月のBLU-RAYリリース・アナウンスが届きました。リリース順に、テッド・ワイルド、イングマール・ベルイマン、エドガー・G・ウルマー、バーバラ・ローデン、ロバート・ゼメキス、カルロス・レイガダス監督作がラインナップ。3月26日リリースとなるのが、カルロス・レイガダス監督作『ハポン』(2002)です。
人生に絶望して自殺を決意、都会から田舎の峡谷へと赴いた男。そこで彼は、アセンという老女が暮らす家に身を寄せることになる。アセンはとても信仰に篤い女性で、男は彼女と触れ合ううちに、失われていた「生」と「性」への衝動を蘇らせていくが・・・。カンヌ国際映画祭カメラドール受賞作。
ヌエーヴォ・シネ・メヒカーノ(※)の旗手のひとりとして知られる、カルロス・レイガダスの長編映画監督デビュー作。本作監督以降は2005年の問題作『天国のバトル』でカンヌ国際映画祭パルム・ドール候補となり、『静かな光』で同・審査員賞、『闇のあとの光』で同・監督賞を受賞。日本では2009年の東京国際映画祭で特集紹介されて認知度を高めました。タイトルはまさに「日本」の意味。レイガダスによれば主人公にとって未知の土地での物語なので、「日出処の国」という意味合いも含んだ異境の国=「日本」と命名したとのこと。
撮影は『UV-プールサイド-』のディエゴ・マルティネス・ビグナッティ。極めて粗い画調が魅力のスーパー16mm/アナモフィック撮影作品(珍しいトロンシェ・スコープ作品)。
(※)「新しいメキシコ映画」を意味する。1990年代にメキシコで起きた映画運動(~2000年代中ごろ)と作品群を指す。代表作としてアルトゥーロ・リプスタイン、アルフォンソ・アラウ、アルフォンソ・キュアロン、マリア・ノヴァロらの作品が挙げられる。
DIRECTOR-APPROVED SPECIAL EDITION FEATURES
- NEW 2K RESTORATION, supervised by director Carlos Reygadas, with 2.0 surround DTS-HD Master Audio soundtrack on the Blu-ray
- New conversation between Reygadas and filmmaker Amat Escalante
- Video diary shot by actor Alejandro Ferretis during the film's production
- Maxhumain, a short film directed by Reygadas in 1999
- Deleted scene
- Trailer
- PLUS: A new essay by novelist Valeria Luiselli
- Optional English subtitles for the main feature
DISC SPECS
Title | JAPON:THE CRITERION COLLECTION |
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Released | Mar 26, 2019 (from Critrion) |
SRP | $39.95 |
Run Time | 134min |
Codec | MPEG4/AVC |
Aspect Ratio | 2.66:1 |
Audio Formats | Spanish DTS-HD Master Audio 2.0(48kHz/24bit) |
Subtitles | English |
FILM SPECS
タイトル | ハポン |
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年 | 2002 |
監督 | カルロス・レイガダス |
製作 | カルロス・レイガダス |
製作総指揮 | N/A |
脚本 | カルロス・レイガダス |
撮影 | ディエゴ・マルティネス・ビグナッティ |
音楽 | N/A |
出演 | アレハンドロ・フェレティス, マグダレナ・フローレス, ヨランダ・ビラ |