ストリーミングもCDもハイレゾもこれ1台でOK!
デノンからネットワークCDレシーバー「RCD-N10」とスピーカーシステム「SC-N10」が8月中旬より発売される。価格はRCD-N10が¥57,800(税別)、SC-N10¥17,800(ペア、税別)。いずれも、カラーバリエーションにホワイトとブラックを用意する。
RCD-N10は、ネットワーク対応のCDコンパクトシステム、CEOL(キオール)シリーズの最新モデルで、2014年に発売された「RCD-N9」の後継機となる。
ネットワーク機能が大幅に強化され、同社が展開するワイヤレス・オーディオシステム「HEOS」(ヒオス)テクノロジーを搭載。従来からサポートしていたSpotifyに加えて、Amazon MusicやAWA、SoundCloudなどの音楽ストリーミングサービスに対応した。
さらに、iOS11.4で追加された「AirPlay 2」にいち早く対応。Apple Musicの再生や複数のAirPlay 2対応機器を使ってマルチルーム再生できる。なお、同社によるとネットワークCDレシーバーでAirPlay 2に対応したのは世界初だという。
ハイレゾは家庭内ネットワークのオーディオサーバー(NAS)やUSBメモリーに保存したファイルを再生可能。最大でPCMは192khz/24bit、DSDは5.6MHzまで再生できる。なお、有線LANに加え、無線LAN、Bluetooth(Ver 3.0)も搭載する。
音質面での強化も抜かりはない。同社のHi-Fiコンポーネント伝統の設計思想である「シンプル&ストレート」を徹底。基板上の電源ラインを太く、短くすることでロスのない電源供給を実現した。さらに、信号ラインは左右チャンネルを対象にレイアウトすることで最短化することで、チャンネル間の音質差を抑え、明確な定位と安定した空間表現が可能になったという。
アンプ部は65W×2のデジタルアンプを採用。本機専用設計となるOFCインダクターを用いたローパスフィルターにより歪み率を改善した。さらに、デジタルアンプ回路やローパスフィルター回路のパーツには、高品質パーツを多数搭載する。これには、同社のHi-Fiオーディオで培った設計技術やサウンドチューニングのノウハウが活用されているそうだ。
入力系統はアナログ音声1系統、光デジタル入力を2系統備える。デジタル入力の1系統は連動機能に対応しており、「テレビ入力」に設定した状態で入力信号を検知すると自動で電源がオンになり、入力ソースも切り替わる。出力系統はサブウーハーとヘッドホンがそれぞれ1系統ずつある。
チューナーはワイドFM対応のAM/FMチューナーを搭載する。外形寸法はW280×H180×D305mm、質量は3.4kg。リモコンが付属する。
セット利用を想定したスピーカーシステム「SC-N10」が同時発売
SC-N10は、本機と組み合わせて使うことを想定したスピーカーシステム。RCD-N10の持ち味である透明感の高いサウンドを再生すべく、新開発となる30mm口径のソフトドームツイーターを搭載した。
ウーファーは120mm径のペーパーコーンウーファーを採用する。高い剛性と内部損失の最適なバランスを両立し、量感が豊かでキレのある低音再生が可能だという。さらに、エンクロージャーには厚さが15mmのバッフル板を用い、共振を抑えている。
外形寸法/質量はW153×H233×D200mm/2.4kg。スペックは再生周波数帯域が50Hz~20kHz、入力インピーダンスは6Ω、平均出力音圧レベルは85dB(1W・1m)となる。
同上:コンポーネントオーディオ(Nシリーズ)
https://www.denon.jp/jp/product/compactsystems/nseries
同上:RCD-N10の紹介ページ
https://www.denon.jp/jp/product/compactsystems/minisystems/rcdn10