最新「vol.89」は7月26日発売。メイン特集は「真空管モノーラル・パワーアンプの魅力」

 季刊「管球王国」の最新号となるvol.89が、7月26日に発売される。真空管オーディオの愉しみ方を毎号、さまざまな切り口による徹底試聴を通してお伝えする、まさに真空管オーディオファンのためのバイブルとも言える専門誌だ。

 今回は、その中から「ヴィンテージスピーカー=小型システム篇 10モデル試聴」企画の取材に密着したので、その模様をお伝えしたい。

 本企画は、下記にラインナップした1950~1970年代に製造されたヨーロッパとアメリカの小型スピーカー全10モデルを集めて、真空管アンプで鳴らすことで新たな魅力を引き出そうという、ファンには垂涎のもの。

 試聴を担当したのは、管球王国ではお馴染みの新 忠篤氏と土井雄三氏のお二人。

 本稿vol.88のレポートでもお伝えしたように、システムがセッティングされた試聴室には、当時の音色を楽しもうという喜びと、ヴィンテージモデルから発せられる一音一音を聞き漏らすまいとする両氏の、真剣勝負の雰囲気が醸成されていた。

 果たして、ヴィンテージの小型スピーカーたちはどんな音を聴かせてくれたのか? 両氏の評価はどうだったのか? 7月26日発売の「管球王国vol89」の誌面をお楽しみに。

本企画で試聴したヴィンテージ小型スピーカー

ブラウン     「L620/1」
グルンディッヒ  「BOX CT300a」
フィリップス   「AD 7062/M8」
グッドマン    「Minister SL」
アルテック    「849A」
アルテック    「834A Monterey」
アルテック    「890C Bolero」
ジェンセン    「TR10U “Tri-ette”」
JBL       「L54 Trimline」
アルテック    「379 Santana」

試聴に使ったリファレンスシステム

CDプレーヤー スチューダー「A730」
インテグレーテッドアンプ オクターブ「V70SE」
プリアンプ アルテック「1567A」
パワーアンプ アルテック「1520T」
スピーカースタンド ハミレックス「SB411」

画像: 企画の試聴風景。一音たりとも聞き逃すまいとするまさに真剣勝負の趣

企画の試聴風景。一音たりとも聞き逃すまいとするまさに真剣勝負の趣

画像: 今回のテスターは左から、新 忠篤氏と土井雄三氏のお二人

今回のテスターは左から、新 忠篤氏と土井雄三氏のお二人

画像: パワーアンプはアルテックの「1520T」。モノーラル仕様のため2台を使っている。ウエスタン サウンド インクによって入念なメンテナンスが施され、製造から60年近く経っているとは思えないほど、状態もよい

パワーアンプはアルテックの「1520T」。モノーラル仕様のため2台を使っている。ウエスタン サウンド インクによって入念なメンテナンスが施され、製造から60年近く経っているとは思えないほど、状態もよい

画像1: 試聴に使ったリファレンスシステム
画像: 取材にお邪魔した時に試聴していたのは、アルテックの「890C Bolero」。サランネットの状態もよく、それを外すと各ユニットが姿を現す。ホーン型トゥイーターの搭載位置が見事!

取材にお邪魔した時に試聴していたのは、アルテックの「890C Bolero」。サランネットの状態もよく、それを外すと各ユニットが姿を現す。ホーン型トゥイーターの搭載位置が見事!

画像2: 試聴に使ったリファレンスシステム

管球王国vol.89の内容、購入はコチラ
https://www.stereosound-store.jp/fs/ssstore/bookshop-ss/3021

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『管球王国』vol.88 試聴レポート:小口径フルレンジユニットの魅力を探る。ヴィンテージを中心に11モデルを徹底的に聴き比べ
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