画像: PROSOUND 2023年2月号は、1月18日発売! JUJU HALL TOUR 2022、カプコン bitMASTERstudio、Inter BEE 2022、ONKIO Acousticsなど、PROSOUNDならではの記事が満載です!

LIVE SOUND REPORT
JUJU HALL TOUR 2022
「不思議の国のジュジュ苑 -ユーミンをめぐる物語-」

ユーミンを深くリスペクトするシンガーJUJU。珠玉のユーミン・ソングを収録したカバーアルバムを引っ提げ敢行したライブツアーは2022年10月10日の「不思議の国のジュジュ苑-ユーミンをめぐる物語- JUJUの日スペシャル」(武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ)でハイライトを迎えた。松任谷由実も登場したこの日は、「Meyer Sound」の最新モデル「PANTHER」がメインスピーカーに起用され、心地よいサウンドを届けていた。ツアーに帯同した音響チームの大村亮氏(FOH)、浦中健史氏(モニター)、そしてリニアサウンドジャパン合同会社の丹尾隆広氏のお三方に、新しいスピーカーシステムの印象、さらにプロデューサーを務めた松任谷正隆氏との交流などについて語っていただいた。

PROSOUND SPECIAL
カプコン bitMASTERstudio
次代のゲーム・サウンドを紡ぎ出す最先端イマーシブ・スタジオの全貌

『モンスターハンター』シリーズや『バイオハザード』シリーズといったヒット作で知られる日本を代表するゲーム・メーカー、カプコン。同社は昨年、大阪市中央区にあるサウンド・スタジオ=『bitMASTERstudio』の大規模リニューアルを実施した。3つのスタジオで構成される『bitMASTERstudio』だが、今回のリニューアルによって、すべての部屋がイマーシブ・オーディオでの作業に対応。より没入感のあるゲーム・サウンドを紡ぎ出すための空間として生まれ変わった。そこで本誌では改修工事後間もない『bitMASTERstudio』にお邪魔し、関係者の方々に今回のリニューアルの概要について話を伺った。

Inter BEE REPORT
Inter BEE 2022

去る2022年11月16日から18日までの3日間は千葉・幕張メッセ、そして11月1日から12月23日までオンラインと双方で開催されたプロフェッショナル機器の展示会「Inter BEE」。コロナウィルスの蔓延でオンラインのみの開催など、苦しい時期を送ってきたが、幕張メッセには26,901人、オンラインには12,383人(共に重複なしのユニーク数)が来場。また、人気だったSRスピーカーを体験できる「Inter BEE EXPERIENCE X-Speaker」も3年ぶりに開催されるなど、ようやく活気が戻ってきたといえる展示会となった。
InterBEEは、ニューモデルが並ぶ展示会場を巡るのも楽しみの一つだが、音響に関する知識や記憶のアップデートを図ったセミナー、セッションも開催されている。基調講演「新しい音創りへのチャレンジ!2022」を皮切りにスタートした「INTER BEE FORUM」、放送と通信に関する話題を中心に据えた「INTER BEE CONNECT」、メタバースなど最先端テクノロジーを紹介する「INTER BEE IGNITION×DCEXPO」などである。いずれも未来を見据えた濃い内容となっていた。
そんなInterBEEであったが、ここでは各社が展示していた数多くのニューモデル、話題となったモデルをプロサウンド目線でピックアップ。以下にご紹介していく。

Inter BEE REPORT
Inter BEE 2022 INTER BEE EXPERIENCE X-Speaker

Inter BEEの人気イベント「INTER BEE EXPERIENC SRスピーカー体験デモ」が3年ぶりに帰ってきた。
今年は、ポイントソース/スタンド型ラインアレイ、小型ラインアレイ、中・大ラインアレイにカテゴライズされた10社11ブランドが参加。試聴は、共通音源と各社持ち込みの音源試聴、各担当者によるプレゼンテーションと従来通りの形態がとられた。長らくのコロナ禍を経ての開催だったこともあり厳重な感染予防対策がなされたが、会場内は開催を待ち侘びた来場者らで溢れ、新製品も多く揃ったラインナップにみな興味津々、終始熱を帯びた会となった。ここではエントリー機の概要を紹介していく。

PROSOUND FEATURE
ONKIO Acoustics
音響ハウスの1スタ/2スタの響きを再現したプラグインが登場

日本を代表するスタジオ、音響ハウスがDAW用のプラグインをリリースした。昨年10月に販売が開始された「ONKIO Acoustics」は、音響ハウスのStudio No.1とStudio No.2のルーム・アコースティックを再現したプラグイン。株式会社ソナ/オンフューチャー株式会社の中原雅考氏が開発した『VSVerb』と呼ばれる音場再現技術によって、数多くの名盤を生み出してきた1スタ/2スタの“鳴り”と“響き”がリアルに再現されている。そこで本誌では、発売以来大きな話題となっているこのプラグインの全貌に迫ってみることにした。

PROSOUND最前線
最新のTWSイヤフォン技術

プロサウンドの現場では、コンテンツを制作する際にスピーカーで音を聴取するということが、今でも基本だと思います。エンドユーザー側も、以前は、スピーカーで市販されているコンテンツを聴くというスタイルが一般的でしたので、コンテンツ制作者がエンドユーザー側の聴取環境を考慮してコンテンツ制作をすることは容易でした。しかし、現在では従来のスピーカーに加えて、サウンドバー、AIスピーカー、ヘッドフォン、イヤフォンと実にさまざまな聴取形態が、エンドユーザー側では当たり前になってきています。特にBluetoothを使用したワイヤレスイヤフォンやヘッドフォンで音楽を聴くというスタイルが急激に広まってきています。
ワイヤレスイヤフォンやワイヤレスヘッドフォンの製品では、デジタルオーディオ信号処理を利用し、市販されているコンテンツの音をある目的に沿って意図的に変化させているということも少なくありません。したがって、最も技術革新が進んでいるTWSイヤフォンの実情を知っておくことは、プロサウンドエンジニアにとっても有益だと思います。そこで、民生オーディオ業界でTWSイヤフォンの開発に携わっているfinalの湯山雄太氏に、最新のTWSイヤフォン技術について訊きました。

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