メイヤーサウンド
Meyer Sound(メイヤーサウンド)は業務用システムとして定評のあるブランドで、同社のスピーカーは多くの劇場や大型テーマパークで採用されているという。
今回は新製品として「ULTRA X40」「UPQ-D Family」がお披露目された。X40は中央にホーンを、その上下にウーファーを2基備えたシステムが特長で、ホーンの向きは設置状態に合わせて90度変更も可能という。
その後、UPQ-D1とサブウーファー「900-LFC」との組み合わせによる2ch再生や、X40/X42を9基とサブウーファー「750-LFC」を4基使ったイマーシブサラウンド再生も実演された。
女性ヴォーカルがサラウンドシステムで再生される音楽に合わせて移動しながら歌うというものだったが、ヴォーカルに沿った音場の移動もとても自然で、低域もキレがよく迫力あるものだった。パブリックスペースでの展開もいいと思うが、このクォリティで家庭用モデルが登場したら、注目を集めることだろう。
EIZO
EIZOのブースには、現在開発中のHDRリファレンスモニターが展示されていた。31.1インチの4Kモニター(解像度水平4096×垂直2160画素)で、明るさは1000nits、コントラスト比100万:1を備えている。業務用として12G-SDI入力にも対応する。
さらにこのモデルでは、信号の情報や色域、キャリブレーションなどの設定がフロントパネルから簡単に設定できるように操作性も工夫されている。これは同社が既存モニターのユーザーの声をリサーチ、反映した結果とのことだ。
さらに先般発表された21.6型の4K有機ELモニターも展示。ハリウッドの最新コンテンツが上映されていた。
MQA
最近なにかと話題になっているMQAもブースを構え、デジタルオーディオプレーヤーやUSB DACなどの対応機器が並べられ、そのサウンドを体験できるようになっていた。また先日発表のあったWOWOWとの協業による、世界初のMQA圧縮を使った映像コンテンツ配信/放送についても紹介がなされていた。
キュー・テック
業務用の評価用映像を販売しているキュー・テックでは、8K映像集「QT-8000」シリーズを、シャープの8Kテレビ「8T-C60AW1」を使って再生していた。さらに4Kモニターのコーナーでは4K映像集「QT-4000」を使ったデモも行なわれていた。そこには麻倉怜士さんの私物の時計を使った映像も流れており、ブースを訪れたご本人もその映像を見て喜んでいた。
BARCO
StereoSound ONLINE読者諸氏には懐かしい ブランドのプロジェクターもInter BEE会場に並んでいた。ベルギー、BARCO(バルコ)の4K解像度1チップDLPプロジェクター「F80-4K12」がそれで、レーザー光源を搭載している点も注目だろう。色域はBT.709で、コントラスト比は1200:1、12,000ルーメンの明るさを備えている。