パイオニアから車載用スピーカー2モデルが7月に発売される。GRAND RESOLUTIONシリーズ「TS-Z1GR」(¥770,000 セット/税込)と「TS-HX1GR」(¥495,000 セット/税込)がそれである。なおGRAND RESOLUTIONは車載モデルであるが、カロッツェリアブランドではなく「パイオニア」ブランドでの発売となり、販売チャンネルはカーオーディオプロショップだが、同社の思いに賛同する選りすぐりのショップでの取り扱いとなるという。

 「アーティストの想いをありのままに届けるために」を実現させるべく、現在パイオニアが持てる技術の粋を結集して開発されたものだ。

画像1: パイオニア、車載スピーカーのハイエンドモデル「GRAND RESOLUTION」2モデルを発表、7月に発売

TS-Z1GR
¥770,000(セット/税込)
●型式:セパレート型2ユニット3ウェイスピーカー
●使用ユニット:ウーファー・170mmコーン型、CSTドライバー[ミッドレンジ・73mmコーン型、トゥイーター・26mmバランスドドーム型]
●定格入力:50W
●瞬間最大入力:180W
●出力音圧レベル:ウーファー・90dB、CSTドライバー・87dB
●再生周波数帯域:ウーファー・29Hz〜18.5kHz、CSTドライバー・154Hz〜90kHz
●インピーダンス:4Ω
●クロスオーバー周波数:ミッドレンジ/トゥイーター:3,170Hz、ミッドレンジLPF:-24dB/oct.、トゥイーターHPF:-18dB/oct.

 TS-Z1GRは3ウェイ2ユニット構成で、中高音を担うスピーカーユニットは同軸タイプのCSTドライバーである。サイズ、構成とも、既発売のカロッツェリアTA-Z900PRSと同じながら、その内容は大きく異なる。最大の特徴はCSTドライバーのトゥイーターダイヤフラムで、車載スピーカーとして世界初となる蒸着ベリリウム振動板を採用した点。蒸着ベリリウム振動板は、パイオニア子会社のテクニカルオーディオデバイセズ(TAD)のコアテクノロジーで、CSTドライバーともTADの技術が導入されている。

 ミッドレンジ及びウーファーコーンには2層構造開繊カーボン振動板を採用、高剛性かつ適度なダンピング性能を備えているという。磁気回路には強力なネオジウムマグネットを搭載する。なおマグネットには特殊な表面処理を施すことで表面硬度の向上と損失の付加を図っているとのこと。

 このほかにも、CSTドライバー、ウーファー、クロスオーバーネットとも先進素材、構造技術、エンジニアの知恵と技が盛り込まれている。

 オートサウンドウェブでは、このあと、本機の激速レビューをお届けする予定。お楽しみに。

画像2: パイオニア、車載スピーカーのハイエンドモデル「GRAND RESOLUTION」2モデルを発表、7月に発売

TS-HX1GR ¥495,000(セット/税込)
●型式:同軸型2ウェイスピーカー
●使用ユニット:ミッドレンジ・73mmコーン型、トゥイーター・26mmバランスドドーム型
●定格入力:50W
●瞬間最大入力:180W
●出力音圧レベル:87dB
●再生周波数帯域:154Hz〜90kHz
●インピーダンス:4Ω
●クロスオーバー周波数:ミッドレンジ/トゥイーター:3,170Hz、ミッドレンジLPF:-24dB/oct.、トゥイーターHPF:-18dB/oct.

 TS-HX1GRは、TS-Z1GRのCSTドライバーを単独商品としたもの。愛車のスピーカーシステムを部分的にアップグレードしたいユーザーにはうれしい設定ではないだろうか。

 GRAND RESOLUITIONシリーズは、“音楽の世界に引き込み、入り込ませ、時空を超えた感動で聴くものを包み込む”という。今月開催のOTOTEN2025では、本機搭載デモカーが出展されるという、現場では本機の音世界を多くのオーディオファンが体験できるだろう。

画像: GRAND RESOLUTIONのロゴ。パイオニア車載スピーカーのハイエンドシリーズのためにデザインされたものだ。

GRAND RESOLUTIONのロゴ。パイオニア車載スピーカーのハイエンドシリーズのためにデザインされたものだ。

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