大人気のGLコミックを実写ドラマ化した「付き合ってあげてもいいかな」が、9月10日よりMBS ほかにて放送される。本作は、日本だけでなくアメリカ、タイ、ドイツなど海外でも人気を博しており、今回のドラマ化では全世界配信が決定しているのも話題となっている。W主演には、鞘師里保と小西桜子の両名を迎え、作品が描くへたくそラブストーリーを繊細なタッチと美しい映像で実写化しているのにも注目だろう。ここでは撮影を終えたばかりの鞘師・小西氏両名にインタビューを実施。作品の魅力や演じた役柄の印象、役作りについて話を聞いた。

――よろしくお願いします。出演おめでとうございます。まずは、作品の印象や魅力についてお願いします。
鞘師里保 人間関係が深まっていく中で起きるすれ違いや、相手に近づきたいと願うほどに見たくない自分のエゴが現れてしまう。そうした主人公たちの葛藤が、本当に丁寧に描かれていると感じました。
まるで誰かの実際の人生を覗き見ているような生々しさがあって、役に没入すればするほど、私にもこういう醜い感情があるなと突きつけられるんです。例えば冴子は、過去の恋愛経験からみわに対して大人として振る舞おうとします。でも、愛情が深まるにつれて嫉妬心が芽生え、気づけば子供っぽい行動をとってしまう。そうやって自分の見たくない部分に直面する瞬間が幾度も描かれています。私自身も思い出して苦しくなるほど、人間が人間らしく、泥臭く描かれている作品だと思います。

小西桜子 各登場人物のいろいろな感情――綺麗な感情ではない部分も含めて――をまっすぐ否定せずに描かれていると感じました。出演が決まって、今回初めて原作を読ませていただいたんですけど、大好きになりましたし、こんなにも素敵な作品をやらせていただけることにいい緊張感を持ちながら、うれしさと頑張るぞという気持ちでした。
――今回はお二人とも特徴的な人物を演じられています。役柄の印象と、役作りについて教えていただけますか。
鞘師里保 冴子はグループの中でもお調子者でムードメーカーといった、まずは人当たりのよさが特徴的な人物です。けれど、私はみんなを引っ張るような、周りの空気をキラッとさせる役割に立ったことがこれまであまりなくて。先頭に立つ人のエネルギーってとても大きなものだと思うから、クランクインしてからも模索していた部分が正直ありました。物理的には朝ご飯を食べるようにしたり、激しい音楽を聞いてから現場に向かうなどもやっていました(笑)。内面的な部分でいうと、周囲を心配させないようにしようと、自分の弱さを明るさでごまかしてしまう感情は、優しさから生まれてくるものだったりするのかなと思いました。そんな風にエネルギーを使うことって、きっとしんどいことだと思います。たくさんのタスクをこなしてテンションを保っている冴子のことを、段階を経て、愛おしい子だなと感じていきました。そんな冴子を愛して、全力で演じたいと思いました。
小西桜子 最初は、みわと自分とはあまり似ていないと思っていました。みわは不器用でいろいろなものに対する免疫が少なく、だからこそ、逆にそれが可愛らしくてチャーミングなのかなと思っていたんです。自分にはない部分だと感じていたので、本人はいたって真面目に頑張っている雰囲気を出すのが難しいと思っていました。

冴子がみわに対して思うのと同じくもうちょっと器用にやればいいのにと思う部分もあるけれど、それが魅力的で、守りたいとか、放っておけない気持ちになってしまったんです。心を振り回される、魅力的な子だなと感じましたに思っていた。
――ちなみにお互いの第一印象はいかがでしたか?
鞘師里保 初めて小西さんにお会いした時に、テンポ感であったり、纏っている柔らかい春風のような雰囲気は「桜子」というお名前の通りで、あっ、みわだって直感しました。同時に、ここから作品を一緒に創り上げられるというイメージがパッと広がりました。
小西桜子 まず、見た目から冴子だなと思いましたし、実写化するのは鞘師さんあってのものなんじゃないかと感じるくらい、唯一無二の印象でした。表現者としてもたくさん魅力を持っている方なので、今回一緒にお芝居できるのがすごく楽しみでした。
――少し役柄を深堀しますが、冴子は行動と違って、自分の気持ちをはっきりと言えないし、みわはみわで、おっとりしているようで結構芯がある。その意味では、冴子・みわともに、見た目と内面のギャップが大きいように感じました。
鞘師里保 そうですね。私の場合は(冴子に)共感してしまうことが多かったので、そういう意味では、私の中にも乗り越えなきゃいけないものがあるのかもしれないと、冴子と一緒に歩みながら感じていました。
私も自分の気持ちを言葉にするのが苦手なタイプなので、言葉としてこぼれ出る瞬間というのはもう、心の中がいっぱいいっぱいになっている時なんです。冴子もまさに同じ不器用さを持っているので、今回私が彼女を演じることになったのは、単なる相性以上の「今、この役をやるべきだった」という必然性を感じています。私自身がこれから成長していく中で、この時期に冴子として一緒に歩むことができて、本当に良かったです。
小西桜子 みわは色々な部分で冴子とは環境が違っていて、自分の気持ちを素直に表現したり、顔に出てしまうのかなと思います。みわに対してイライラしちゃう冴子の気持ち、一方でやっぱり好きっていう気持ちもすごく分かります。人間らしいほどチャーミングですし、喜怒哀楽が豊かなところも可愛らしいなと。
――お二人ともある意味クセの強い役柄を演じましたけど、クランクアップして寂しさはありますか。
鞘師里保 ありますね、まだ(クランクアップしてから)日にちが経ってないこともあって、いまは寂しい気持ちが勝っていて、ふとした瞬間に現場で過ごした人たちに言っていただいたことを思い出したりしています。スタッフのみなさんは、これから放送へ向けた編集の作業に向かっていくのでしょうし、出演した私たちはこうしたインタビューを通じて、より多くの方へ作品のよさを届けられるように頑張ろうと気持ちを切り替えて、また新たな気合が入っています。
小西桜子 自たくさんのことを吸収させていただきましたし、いい刺激がたくさんある現場で、とても楽しく過ごせました。本当に、それだけ充実した日々が終わってしまって率直に寂しいです。
――作品としては、恋人同士の意識のすれ違いが物語のキーワードになるかと思います。原作のある作品ではありますが、今回演じてみて、二人にこうなってほしいという要望はありますか?
鞘師里保 この作品は、二人が恋人になるところから物語がスタートします。だからこそ、関係を深めていく中で自分の醜い部分に気づいたり、相手の知らない一面を発見したりと、壁にぶつかる様子がとても丁寧に描かれています。

自分自身と向き合うのは辛い時もありますが、そこから学び、互いを受け入れることができれば、きっと本当にお似合いな二人になれると思うんです。そんな彼女たちが成長していく過程を、私たちも演じ続けたい。皆さんに温かく見守っていただける作品として、もっとこの二人の続きをお届けできたら嬉しいですね。
小西桜子 1話から、すれ違いが生まれるその過程というか、二人が向き合わなければいけない様子が描かれているのですがまっさらな状態で相手とフラットに対峙する時の仕草やそういう二人をまた見たいですね。
――ありがとうございました。
ドラマ特区「付き合ってあげてもいいかな」
9月10日(木)より順次放送スタート!
・MBS 9/10より毎週木曜24:59~ ※初回放送5分押し
・テレビ神奈川 9/10より毎週木曜23:00~
・チバテレ 9/11より毎週金曜23:00~
・テレ玉 9/16より毎週水曜24:30~
・とちテレ 9/17より毎週木曜23:30~
・群馬テレビ 9/17より毎週木曜24:00~
配信
Gaga00Lalaにて全世界配信決定(日本、韓国を除く)
Tverで見逃し1週間配信あり
原作:たみふる「付き合ってあげてもいいかな」(小学館「裏少年サンデーコミックス」刊)
主演:鞘師里保 小西桜子
監督:山田佳奈 洪先恵
脚本:松ケ迫美貴
音楽:原田智英
企画・プロデュース:上浦侑奈
制作:K2pictures さざなみ
製作著作:「付き合ってあげてもいいかな」製作委員会・MBS
公式サイト
https://www.mbs.jp/tsukikana/
鞘師里保 公式サイト
https://rihosayashi.jp/
小西桜子 公式サイト
https://www.tristone.co.jp/artists/sakurako-konishi/
ヘアメイク:本岡明浩(鞘師里保)、三宅茜(小西桜子)
スタイリスト:藤本大輔(tas 鞘師里保)、小笠原ヨシエ(小西桜子)
衣裳:
ブラウス¥37,400(STUDIOS/STUDIOS WOMENS TOKYO 03-6629-2335)
スカート(OpéraSPORT)、リング¥110,000、¥374,000(YOSTER/EMME CO., Ltd 03-6419-7712 )
イヤリング¥14,300(LEINWÄNDE/LEINWÄNDE CUSTOMER SUPPORT customer@leinwande.com)
ベルトにしたネックレス¥36,300、リング¥34,300(MAISON D’PULSE/MAISON D’PULSE カスタマーサービス hello@maisondpulse.com)
ブーツ¥33,000(YELLO 03-6804-8415)

