スカルキャンディから、重低音を振動として感じることができる「Crusher Bass」機構を搭載した、ワイヤレスヘッドホンの新製品2モデルが発表された。一つは、オーディオブランドBOSE社とのコラボモデル「Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSE」、そしてTHX空間オーディオ機能を搭載した「Crusher 720」となる。価格は、Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSEが¥49,800(税込)、Crusher 720は¥36,800(税込)。

画像: Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSE

Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSE

画像: Crusher 720

Crusher 720

 2モデルとも発売に先駆けて本日8月6日より、クラウドファンディングサイトGreen Fundingにて先行販売が開始され(製品の到着は9月末の予定)、開始10分ほどでプロジェクトの設定金額をクリアしたという人気ぶり。開始7日までは特別割引も行なわれている。一般発売は10月を予定しているということだ。ここでは、本日行なわれた製品説明会の模様をメインに紹介したい。最後に簡潔なインプレッションも掲載する。

画像: Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSEのポスター。本国のスタッフ(?)は最近、スケードボードに注目しているそうで、ポスターキャラクターには有名なプロスケードボーダーのトニー・ホークを起用。製品のPR動画にも出演している

Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSEのポスター。本国のスタッフ(?)は最近、スケードボードに注目しているそうで、ポスターキャラクターには有名なプロスケードボーダーのトニー・ホークを起用。製品のPR動画にも出演している

 さて、Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSEは、本国米国では7月に盛大な発表会が開催されたそうで、会場にはインフルエンサーや各界の著名人など700名を超える来場者が集まり、盛況のうちに終了したという。そこからおよそ半月、いよいよ日本でも製品発表が行なわれたのだが、本国での売れ行きが大好調のようで、試聴サンプルの確保は難航したといい、担当者は「なんとか3台確保しました」と憔悴した様子で語っていた。

 製品としては、「Crusher Bass」機構を搭載したワイヤレスヘッドホンのフラッグシップモデルとなり、先に発売された「Method 360 ANC Sound by Bose」に続くBOSE社とのコラボモデル第2弾。今回はより一層の協業の内容を深め、サウンドチューニング以上の協業=ANC、音場再現、通話品質にまでBOSEの技術を盛り込み、ヘッドホンとしての音質面の性能強化を存分に図っているのが特徴となる。

画像: 右がCrusher 1080 ANC SOUND BY BOSE

右がCrusher 1080 ANC SOUND BY BOSE

画像: Crusher Bassの調整ダイヤルは共通のようだ

Crusher Bassの調整ダイヤルは共通のようだ

 ちなみに、昨年度のスカルキャディの販売ベスト3は「Crusher ANC2」「Method 360 ANC Sound by Bose」「Crusher Evo」になるそうで、つまりはCrusher Bass搭載モデルが人気であることから、今年のテーマとして掲げられたのが、Crusherモデルの強化という。そして誕生したのが、Crusher BassとBOSEによるサウンドチュ―ンを組み合わせた、今回の主役Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSEになる、ということだ。

画像1: スカルキャンディ、BOSEと協業して重低音ヘッドホンの最上位モデル「Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSE」を発表。上質なサウンドで空間オーディオが楽しめる逸品

 一応、新製品の特徴となるBOSEのオーディオテクノロジーの名称を記しておくと、「Bose QuietControl アクティブノイズキャンセル」(6つのマイクを使って、リアルタイムに最適化処理を行ない周囲のノイズを効果的に抑制してくれる)、「Bose TrueSpatial」(いわゆる空間オーディオ)、「Bose SpeechClarity」(通話時に、話者の声を相手にクリアに伝えてくれる)、そして「Bose WaveForm Audio Engine」(デジタルオーディオ処理)の4つとなる。

画像2: スカルキャンディ、BOSEと協業して重低音ヘッドホンの最上位モデル「Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSE」を発表。上質なサウンドで空間オーディオが楽しめる逸品

 専用アプリも、BOSEの機能に対応した項目が用意されていて、アプリからの調整や設定が可能となっている(EQ機能もあり)。Crusher Bassの調整は、アプリからでも、リアルダイヤル操作でも、可能。

画像3: スカルキャンディ、BOSEと協業して重低音ヘッドホンの最上位モデル「Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSE」を発表。上質なサウンドで空間オーディオが楽しめる逸品

 さて、発表会では短時間ながら試聴できたので、簡潔にインプレッションを紹介したい。聴いたのは用意された2分ほどのコンテンツだったが、まず上質な音質に魅了された。これまでのスカルキャンディのサウンドといえば、どちらかと言えば軽めで、そこをCrusher Bassが補強するという感覚が強かったのだが、Crusher Bassがなくても、低域から高域まで整ったバランスで厚みがあり、音場感や定位感に優れたサウンドを聴くことができた。こう書くとアレだが、SOUND BY BOSEのサウンドを遺憾なく発揮した印象だ。ボーカルはオデコのあたりにスッと定位してくれるし、音場も同時発売のCrusher 720に比べて主に左右方向に広くなり、広大なサウンドステージが堪能できた。ヘッドトラッキングにも対応しているので、頭を左右に動かしても、音の定位が正面に残るは面白いもの。

 そうした音質面の向上はCrusher Bassとの一体感も増しているようで、効果を最大にしてもうるさいという感覚はなく、ホームシアターにおける上質なサブウーファーのような立ち位置で、ユニットから再生される音を、Crusher Bassからの振動(低音)が素直に補強して、豊かな低音を備えたサウンドを聴かせてくれた。ANCはオンだったが、特段高域がつまる印象はなかった。

 さて、もう一方のCrusher 720についても簡単に紹介しておくと、上述したように、Crusher BassとTHX空間オーディオの組み合わせが特徴となる。ハード的なスペックは公開されていないのだが、見た目はCrusher 1080 ANC SOUND BY BOSEとほぼ同じで、ヘッドバンド部の上面が金属パーツ(1080)か否か(720)が、区別になるそうだ。

画像4: スカルキャンディ、BOSEと協業して重低音ヘッドホンの最上位モデル「Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSE」を発表。上質なサウンドで空間オーディオが楽しめる逸品
画像: Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSEはヘッドバンド部の上面が金属パーツとなる

Crusher 1080 ANC SOUND BY BOSEはヘッドバンド部の上面が金属パーツとなる

 こちらも空間オーディオ対応なので試聴してみたが、どちらかと言えばこれまでのスカルキャンディのサウンドの系譜に連なる音質で、少し軽めで、空間オーディオとしては少しタイトな印象。Crusher Bassは少し強めに出るので、コンテンツに合わせて小まめに音量を調整したい。装着感は、イヤーパッド部はどちらも低反発素材のようで側圧もちょうどよく良好なもの。ただし、密着するので夏場の使用は少し暑い(蒸れる)かもしれない

画像: 発表会には、オーディオ系インフルエンサーのたにみく(左)とプロスケートボーダーの砂川元気も来場。新製品の音質に注目しているようだった

発表会には、オーディオ系インフルエンサーのたにみく(左)とプロスケートボーダーの砂川元気も来場。新製品の音質に注目しているようだった

▼クラファンのサイト
https://p-stg.greenfunding.jp/lab/projects/9474

▼スカルキャンディのサイト
https://www.skullcandy.jp/

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