海外盤発売情報
米国盤『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』2026年9月22日リリース

INTERVIEW WITH THE VAMPIRE - 4K UHD BLU-RAY with DOLBY VISION and DOLBY ATMOS - 4K DIGITAL RESTORATION

ワーナーから届いた4K UHD BLU-RAY『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)リリース・アナウンス。HDRはHDR10とドルビービジョンHDRをサポート。サウンドはオリジナル5.1サラウンドトラックに加え、リミックス・ドルビーアトモス・サウンドトラック収録。4K/HDR化におけるレストアおよびHDRグレード、およびアトモス・ミックスを行ったのはWBPPCS(Warner Bros. Post Production Creative Services)。アマレーケースとスチールブックの2バージョンでリース予定。

勇気があるなら、聞かせてあげよう 僕たちの愛のすべてを ━

自らを吸血鬼と名乗る男ルイ・ド・ポワント・デュ・ラック(ブラッド・ピット)。彼はジャーナリストのダニエル・マロイ(クリスチャン・スレーター)に、吸血鬼として過ごした200年の物語を聞かせる。かつて愛する妻と生まれてくるはずだった子供を失い、悲しみと絶望に打ちひしがれるルイは、吸血鬼レスタト・ド・リオンクール(トム・クルーズ)の手によって死を受け入れた。だが、そこには意外な展開が待っていた。ルイは人間としての命を捨て、吸血鬼として永遠の命を得たのである。そして終わりのない喪失の苦しみ、死、孤独、そして血に満ちた永遠の日々を送ることになった・・・。

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作家アン・ライスにはミシェルという娘がいたが、1972年に白血病で亡くなった。長年にわたる悲しみとアルコールに溺れる日々の中で、ライスは深い喪失感を乗り越えるために『INTERVIEW WITH THE VAMPIRE(邦題:夜明けのバンパイア)』を執筆し、1976年に出版された。そのライス自ら脚色した本作品は、30年以上経ったいまも劇的なエネルギーと野心、オペラのような哀愁、粋で陽気な攻撃性は色褪せていない。監督は前作『クライング・ゲーム』で高い評価を受けたニール・ジョーダン。ゴシックの神秘主義にみる残酷さと美しさがアートハウス映画のように流れる本作品で、監督ジョーダンは、ゴシックのムードとさまざまな時代の原始的な美しさ、そして原作小説にある吸血鬼たちの葛藤を完璧な形で描いている。ジャンプスケアに溢れる吸血鬼映画を求めている人にとって、本作品はやや繊細で芸術的すぎるかもしれない。だが、もし心を開き、思考をフル回転させ、レスタトやレイたちが誘う異世界に身を委ねるなら、本作品はきっとあなたを深く魅了するに違いない。プロデューサーはジョーダンとの名コンビで知られるスティーヴン・ウーリー(コンビ作は長・短編映画11作品)。出演は前述のクルーズ、ピット、スレイターのほかスティーヴン・レイ、アントニオ・バンデラス、キルステン・ダンストほか。アカデミー賞2部門(作曲・美術賞)ノミネート。

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物語の不気味な要素のひとつは、キルステン・ダンスト演じる(11歳前後であろう)少女吸血鬼、クローディアの創造だ。原作小説では「6歳の誕生日の直前」の少女という設定であったが、脚色したライスはほぼ倍の年齢に改訂した。ダンストは、特殊メイクを手掛けたスタン・ウィンストンの繊細な仕事のおかげもあってか、見た目の若さの中に宿る老いを巧みに表現している。何十年も年を重ねても子供の体に閉じ込められているという、悲しくも不気味なムードは必見である。

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4K HDRの最大の魅力は、撮影監督フィリップ・ルースロと美術監督ダンテ・フェレッティが生み出した独特の映像美にあろう。イタリア出身の美術監督、コスチュームデザイナーとして知られるフェレッティは、フィリーニやパゾリーニの後期作品で知られる。本作品参加前にはスコセッシ監督作『エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事』やギリアム監督作『バロン』などを手掛けており、ここでは前者の優雅さと後者の幻想的な映像を融合させ、不気味な美しさを湛えた吸血鬼の世界を創り上げている。本作品はハリウッドに渡ってからのフェレッティの代表作のひとつであり、リアリズムを基調としつつ幻想世界へと飛翔する感性と資質が最大限発揮された出来栄えとなっている。

画像2: 勇気があるなら、聞かせてあげよう 僕たちの愛のすべてを ━

『リバー・ランズ・スルー・イット』でオスカーに輝いたフランス人撮影監督ルースローは、自然主義の撮影様式美、とりわけ光の魔術師と称されるローライトレベルでの撮影が高く評価されている。ここでは光が欠如した世界を構築。ドラマのほぼ99%は夜間に設定されており、南部の古いプランテーションやフレンチ・クォーターの薄暗い酒場、薄暗い裏通りや退廃的な寝室などで展開される。物語が真に飛躍するのは、舞台が大西洋横断帆船に移り、パリのカタコンベへと移ってからだ。広大な地下納骨堂を舞台にしたシークエンスでの映像設計にも注目されたい。全編を通じて蝋燭やアルガン灯といった光源そのものを主光源として利用するプラクティカル・ライティング、あるいは補助光としてランタンを用いた(現代のチャイナボール照明の先駆け/ブームに取り付けたチャイニーズ・ランタンを使って、俳優の動きに合わせて光を移動させることで、俳優の顔と背景を際立たせる)ライティングシステムを駆使した映像美は、4K HDR鑑賞のハイライトとなるはずだ。

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ロマン派の香りを織り込んだ音楽は『ヒート』『フリーダ(オスカー受賞)』のエリオット・ゴールデンサールによるもの。興味深いことに、ゴールデンサールはこのプロジェクトで最初に選ばれた作曲家ではなかった。当初はジョーダン監督と『狼の血族』『俺たちは天使じゃない』『プランケット城への招待状』でコンビを組んだ、ジョージ・フェントンが音楽を担当。だがレコーディングセッション終了間際、映画公開の数週間前にゴールデンサールと交代となった。タイトなスケジュールと不運な状況にもかかわらず、ゴールデンサールは野心的なスコアで応え、その努力はアカデミー賞ノミネートという形で結実している。一方で前衛的な現代音楽の手法で知られるゴールデンサールだけに、スコアに対する反応は(予想通り)さまざまであった。

音響エンジニアは『バットマン(1989)』『エンゼル・ハート』のエディ・ジョセフ(編集監督)『羊たちの沈黙』『ヒューゴの不思議な発明(オスカー受賞)』のトム・フライシュマン(リレコーディングミキサー)ほか。前述のゴールデンサールは、ミュジック・コンクレートの技法を音楽制作に活用した。録音された現実世界の音(心臓の鼓動音、囁き声、叫び声など)やノイズをさまざまな形で加工し、楽器の音とを重ね合わせている。これらは音楽的キューとして、また効果音としての役割を果たており、現実に発せられる音よりもさらに観客の想像力に働きかけ、映像と同時に存在することによって明確なパワーを発揮している。

SPECIAL FEATURES

  • NEW 4K RESTORATION FROM THE CAMERA NEGATIVE OF THE FILM
  • HDR10 & DOLBY VISION HDR PRESENTATION OF THE FILM
  • REMIXED DOLBY ATMOS AUDIO TRACK
  • REMASTERED ORIGINAL DTS-HD MA 5.1 AUDIO TRACK
  • NEW Eternal Night and Deadly Light- Featurette
  • NEW Interview with the Vampire: Creating the World- Featurette
  • Audio Commentary by Director Neil Jordan
  • Introduction by Neil Jordan, Anne Rice, and Antonio Banderas
  • In the Shadow of the Vampire- Documentary
  • Lestat, Louis, and the Vampire Phenomenon- Featurette
  • Deleted Scenes
  • Trailer

DISC & FILM SPECS

TitleINTERVIEW WITH THE VAMPIRE
ReleasedSep 22, 2026 (Warner Bros.)
SRP$29.98, $29.96
Run Time123 min
CodecHEVC / H.265 (Resolution: Native 4K / DOLBY VISION / HDR10 compatible)
Aspect Ratio1.85:1
Audio FormatsEnglish Dolby Atmos (48kHz / 24bit / Dolby TrueHD 7.1 compatible), English DTS-HD Master Audio 5.1 (48kHz / 24bit), French Dolby Digital 5.1, Spanish Dolby Digital 5.1 ※other format(s) TBA
SubtitlesEnglish SDH, French, Spanish ※other subtitle(s) TBA
タイトルインタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
1994
監督ニール・ジョーダン
製作スティーヴン・ウーリー デヴィッド・ゲフィン
原作アン・ライス
脚本アン・ライス
撮影フィリップ・ルースロ
美術ダンテ・フェレッティ
特殊メイクスタン・ウィンストン(vampire makeup and effects)
音楽エリオット・ゴールデンサール
出演トム・クルーズ ブラッド・ピット スティーヴン・レイ アントニオ・バンデラス クリスチャン・スレイター キルステン・ダンスト ドミツィアーナ・ジョルダーノ ロール・マルサック ヴァージニア・マッコラム マイク・シーリグ ベリナ・ローガン タンディ・ニュートン

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