MUSIN取り扱いのシャンリンの新作ポータブルプレーヤー「M0 Pura」(ピュア)が本日、7月24日に発売された。先に行なわれたポタフェスやヘッドフォン祭で参考展示されていたので、気になった方も多いことだろう。ここでは、同製品を速攻でチェック。前モデル「M0 Pro」の違いを主に紹介したい。

右が「M0 Pura」
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さて、新製品のM0 Puraは、仕様を見ても、実際に手にしてみても、前モデルM0 Proと同じ筐体のよう。違いと言えば、マイクロSDカードスロットのカバーがなくなった程度か。仕様面ではほかに、DACがESSからCirrus Logicへ変更され(デュアル仕様は同じ)、アンバランス出力やバランス出力(専用アダプター使用時)の出力がアップされているのは、確認できる。OSは同じ「MTouchOS」で、見た目の項目や操作性は同じで、フィルターの種類がPuraのほうは4つに増えていた。Bluetoothの接続操作を行なってみたところ、Proよりも接続性は向上しているようだ。常々M0 Proを使っていて、「M1 Plus」並みの安定性が欲しいなあと思っていたのだが、近づいてはいるようだ。


M0 Puraのフィルターの項目(右)は写真の4つ(その下に「Low Delay Slow R」という項目がある
ほか、バッテリー容量は650mAhと同じだが、Proの14.5時間(アンバランス出力時)からPuraは9時間(同)になっているので、出力を向上した分、駆動時間が短くなっているようだ(DACの違いもあるか?)
ディスプレイは、画素数は同じだが黒の締まり(?)はM0 Puraのほうがよく、色の濃さ(色乗り)も含めPuraのほうが綺麗に見える。
専用ケースについては、多少作りは簡素になっていて、側面の肉抜きが多いので、プレーヤー本体が見やすくなっていることもあって、側面の窪みが手に馴染み、持ちやすくなった。

さて、音質については、確実にM0 Proからの進化が確認できた。3.5mmのアンバランス出力では、まずは音場が広がり、聴いていると音に包まれる感覚が、より強く得られるようになった。また、繊細さもよく出てくるようになり、しっとりとした雰囲気のサウンドで、細かい音や、音数が増しているのがよく分かった。全体的に明るい音調と言える。機器を変えながら聴き比べていると、Proのほうは少し粒立ちが粗く(大きい)感じることもあるが、それが音に力強さを与えている印象もある。
専用のアダプターを使って4.4mmバランスにすると、どちらも音空間が拡大し、繊細さがより出てくるが、クリアさと力強さではPuraに軍配が上がる。ボーカルに艶やかさがあるし、高域まで澄んだサウンドを聴かせてくれる。低域だけを見ると、Proのほうが力強さはあるが、同時に粗さも感じてしまう。Puraは無理せず、高域までスッと伸びている、という雰囲気。一音一音の分離もいいし、音の消え際のニュアンスも綺麗なもの。
最後はBluetooth接続の音質もチェックしてみた。コーデックはLDAC(音質優先接続)。先述したように、ペアリングの操作性や反応は、M0 Proよりよくなっているよう。音質としては有線と同じ傾向があり、Proのほうは粒立ちが粗いものの、それが低域の力感に繋がっていて、一方のPuraはその名の通り全体的にピュアで、音粒は細かく、繊細なサウンドが楽しめた。音場感もPuraのほうが左右方向に広い再現となる。ボーカルも曲の中からスッと立ち上がってくる感覚だ。それに比べると、Proはこじんまりとした印象になる。
M0 ProとM0 Puraで悩んでいる人には、M0 Puraをおススメしたい。
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